Why Cambodia? エコロギーがカンボジアに進出した理由とは？

現在、クラファン78％達成、支援者88人です。皆さんの応援に日々勇気づけられてます。本当にありがとうございます。

 

クラファン支援者の皆さんの中にはなぜエコロギーはカンボジア？と気になる方がたくさんいると思います。実際、これは多くの方々からいただく問いです。

そこで本日はエコロギーのカンボジア進出のきっかけと理由についてお話します。

 

エコロギーとカンボジアの関係。それは代表の葦苅が2019年に単身カンボジアに渡った時から本格的になります。それまでエコロギーでは日本国内で飼育研究を繰り返していましたが、日本では特に冬の間は気温が低く、コオロギの生産には加温が必要です。しかしながら、暖房を入れてまで日本でコオロギを生産することはエコではないという想いがずっとありました。

 

だったら年中温暖でコオロギの生産に適したもっと南に行こう！ということで、目を向けたのが東南アジアでした。東南アジアの中でも特に昆虫食の文化が根強く残る国、それがカンボジアでした。コオロギの食文化があるのであれば、そのコオロギを育てる生産者もいるはずだ！という期待のもとで、リサーチを行った結果、カンボジアには本当にコオロギを育てる農家の方々が存在しました。

 

しかしながら、カンボジア進出当初は、この農家の方々との信頼関係構築が課題でした。代表の葦苅は日本でコオロギを研究しているから、彼らの役に立てるはずだと意気揚々とカンボジアに飛び込みましたが、農家の方々にとってはよそ者です。なかなか思うように共同事業を進めることができませんでした。

 

（代表葦苅がカンボジア進出した初年度の様子　2019年撮影）

 

そこで手助けをしてくれたのが日本のクロスフィールズとデンマークに本部を置く国際NGO「DanChurchAid」でした。代表の葦苅がクロスフィールズの留職プログラムに参加する中で、カンボジアで農村開発を行うDCAを紹介いただきました。

 

（エコロギー代表葦苅とDCAの職員の皆さん　2019年撮影）

 

(クロスフィールズの留職プログラムとカンボジア進出についてはクロスフィールズのこちらのnoteにまとめて頂いております。)

 

留職から3年―受け入れ側になって感じる「留職の価値」｜CROSS FIELDS

 

土地勘もないカンボジアの農村地域でDCAとの協業はエコロギーのカンボジアコオロギ農家との関係構築を後押しする大きなきっかけとなりました。新興国カンボジアで社会課題を五感で感じるという現場・現物主義をエコロギーに教えてくれたのがクロスフィールズとDCAでした。

 

このようにエコロギーは多くのパートナーのおかげでカンボジアでの事業基盤を作ることができました。

今ではカンボジアでの連携農家数は50件を超えて、今年からは新たな加工工場の稼働も始まりました。

エコロギーの日々の農家の方々とのやり取りや加工工場立ち上げの様子はこちらのnoteにまとめています。

 

【密着！】エコロギーの新拠点生活＠タケオ｜株式会社エコロギー（ecologgie.inc）｜note

 

これからもエコロギーでは、コオロギをきっかけにできる繋がりを大事に、カンボジアの現場から新たな食の未来を創っていきます。