支援総額
目標金額 15,000,000円
- 支援者
- 2,135人
- 募集終了日
- 2023年12月15日
【対談企画】 森谷賢太郎選手(サガン鳥栖)& 恵悟くん

神奈川県立こども医療センターで闘病しながら、ベイリーやアニーとの時間を過ごしてきた恵悟くん。入院治療や手術を繰り返しつつ20歳を迎え、大学生活を送っています。実は、マサのハンドラーの権守がハンドラーになるきっかけにもなったという恵悟くん。その恵悟くんにとって闘病中の支えになったのはファシリティドッグとサッカー、中でもJ1リーグ「川崎フロンターレ」の大ファン。ご家族皆さんで、試合や練習グラウンドへ足を運んできたそうです。
恵悟くんとお話しいただくのは、プロサッカー選手の森谷賢太郎さん。川崎フロンターレ時代にはJ1リーグ連覇に貢献するなど活躍し、現在はサガン鳥栖に所属しています。今回の始まりは、森谷選手からシャイン・オン!キッズのSNSへ届いた「何かお手伝いできることはありますか?」という1通のメールからでした。
―ファシリティドッグはどんな存在でしたか―
恵悟くん 僕は生まれた時から心臓の病気があって、今も通院しています。たくさんの入院や手術をする中で、ファシリティドッグに助けられてきたので、その良さをお伝えできればと思っています。でも何より、フロンターレサポーターの1人としては、憧れていた森谷選手とお話しできる機会をいただき、とてもうれしく思っています!
森谷選手 こちらこそ、宜しくお願いします。僕が川崎フロンターレ時代に応援してくださっていたとのことで、ありがとうございます! ファシリティドッグのことはよく知らないので、いろいろお話を聞かせてもらえたらと思っています。
川崎フロンターレのイベントで、森谷選手と一緒に写る小学生の恵悟くん。大切に残していた宝物の一枚
恵悟くん 僕にとって、治療を頑張ってこられた支えのひとつがファシリティドッグ、もうひとつはサッカーであり、フロンターレを応援することなんです。
森谷選手 恵悟くんにとってファシリティドッグがどんな存在だったのか、教えてもらえますか?
恵悟くん 僕が初代ファシリティドッグのベイリーに会ったのは小学生の頃。おとなしくて暖かくて、触っているだけで、優しく包み込んでくれもらえる、という印象でした。
森谷選手 ベイリーとのことで、特に覚えていることはありますか?
恵悟くん 入院中は痛いこと、つらいこと…頑張らないといけないことばかりです。そんな時、周りの大人の人は「もうちょっとだよ」「頑張って!」と励ましてくれますが、ベイリーは僕の気持ちがわかるかのように、静かに寄り添ってくれました。隣にいてくれるだけで、安心感や頑張ろうという気持ちを湧き上がらせてくれたと思います。
森谷選手 大変な治療をしている時に、寄り添い、支えてくれる存在がいたことは、すごく心強かったんですね。
恵悟くん アニーは、寄り添って安心感を与えてくれるところはベイリーと同じですが、犬それぞれに性格の違いがあるのだとわかりました。落ち着いた性格だったベイリーに対して、アニーは自分がかわいいことを知っている様子が垣間見えて、その様子に癒されます。
通院時にばったり!
森谷選手 言葉はないけれど、与えてくれる力を持っているのがファシリティドッグなんですね。恵悟くんにとって、「ファシリティドッグがいてくれてよかった!」と感じた瞬間は、どんな時でしたか?
恵悟くん 3年前、元からの症状に加えて、難しい病気になってしまい、約4カ月間、入院しました。手術を伴うつらい治療が続き、先のことは何も考えられない気分になっていました。でも、アニーや研修中のタイ、マサが来てくれる時だけは、病気のことを忘れられたんです。僕自身が癒されて、“力”をもらえただけでなく、付き添いながら僕のことが心配でたまらず、疲れ切っている様子だった両親も、癒されて元気をもらえていることがわかりました。
僕たちのような患者だけでなく、その家族もファシリティドッグに励まされ、「また会いたい」「また頑張ろう」と思えることが、ファシリティドッグのすごさじゃないかと思います。
森谷選手 自分のことだけでも大変な時に、ご両親の様子まで見ていたというのは、恵悟くんの強さですね。恵悟くんにとってファシリティドッグは、犬の姿をしているけれど、存在的には“犬”ではなかったのかもしれないですね。
恵悟くん 言葉を交わさないけれど、心では通じ合えていたのかなと思います。
森谷選手 “犬が入院中の子ども達をサポートする”ことが、どういうことなのか、知りたいと思っていました。今日、恵悟くんの話を聞けたことで、ファシリティドッグの存在が助けになり、力を与えてくれるということが、よくわかってきました。
恵悟くん ありがとうございます。僕自身の経験から森谷選手に伝えられたように、ファシリティドッグのことをもっと多くの方に知っていただき、病院にファシリティドッグがいることが当たり前になるといいな、と願っています。
森谷選手 まずは僕を起点に、ひとりでも多くの人に興味を持ってもらえるようにしたいですね。そこからさらに発信を広げていく、僕がそういう役割を担えればと思います。状況が許せば、実際にファシリティドッグと触れ合って、そのパワーを体感できればと思いますね。

―緊張との向き合い方、プラス思考になるために―
恵悟くん 僕は心臓病で生まれて、子どもの頃から、自分は長く生きられないんじゃないかと思っていましたが、たくさんの人のおかげで、20歳まで生きてこられました。どこかに今、僕と同じような気持ちを持っている子や、僕の両親と同じような不安を抱えている親御さんがいるかもしれない。でも、僕が「こんなふうに、20歳まで生きてきました」と発信することで、そういう人たちの勇気や生きる力につながるんじゃないかな、と思っています。
森谷選手 いろいろなことを乗り越えてきたからこそ、そういう気持ちを持てるんだろうなと思います。恵悟くんが、その想いを今回のように話してくれることで、誰かの支えにつながっていきますね。
恵悟くん ただ僕は、人前で自分の意見を話す時に緊張してしまいがちです。森谷選手も優勝がかかった大事な試合の時など、緊張することがありますか?
森谷選手 大事な試合だけでなく、ふだんの練習でも緊張することはありますが、僕自身の考えとして、緊張するのは当たり前。緊張を自分の中でどうコントロールするか、が大事だと思っています。緊張している自分に気付いたら、ポジティブに変換していきます。
恵悟くん “緊張をポジティブに変換する”とは、どういうことをするんですか?
森谷選手 緊張は不安から来るものだと思うので、その原因を深掘りして、不安に思っている原因を探り、その原因を取り除く努力をします。サッカーでいえば、うまくプレー出来るだろうか、という不安。それを取り除くためには、日々の練習で不安がなくなるまで練習を積み重ねます。
恵悟くん 僕の場合でいえば、人前で話す時の不安の原因を考えるということですね?
森谷選手 そうですね。自分の話をちゃんと聞いてもらえるかな、という不安だとしたら、話し方の練習をする、話す内容を事前によく練る。逆算して、事前の準備をすることで、不安を減らしていけると思います。「自分はこれだけやったんだから大丈夫」と思えるはずです。
恵悟くん “逆算して準備する”ことが大事なんですね。自分の中の考えを分解していく作業ですよね。これからやってみようと思います。僕は生まれた時から、ずっと病気と闘っているので、落ち込むことがあまりにも多いんです。体の状態が悪くなったり、数値が悪くなったりすることは日常茶飯事。僕はそれに慣れてしまって、そこから少しでも良くなるためには、頑張るしかない、と思ってやってきたました。
森谷選手 落ち込んでいる時は底なし沼にいるような気持ちになるけれど、自分が落ち込んでいることに気付いたら、それが“底”。あとは上がるしかない。この考え方が恵悟くんに合うかどうかはわからないけれど、自分の感情を知ってコントロールしていくことが大事なことだと僕は思っています。
恵悟くん ありがとうございます! 学ばせていただくことばかりで、お話を聞きながら、一生懸命に書き留めてしまいました。
森谷選手 僕は“サッカー選手をやっていてよかった”と思う瞬間がいくつかありますが、今日もそのひとつになりました。今年、35歳になり、プロになって13年目。今も続けていたからこそ、恵悟くんと出会うことが出来た。選手として“再会”できたことが、本当にうれしいです。
恵悟くん 物心ついた頃から、僕はサッカーに勇気づけられながら病気と闘ってきて、この先もそれは変わらないと思っています。次は、直接お会いできる機会を楽しみにしています。サガン鳥栖の試合も応援に行きたいです。
森谷選手 はい、ぜひ! 一緒に出来ることを探していきましょう!
リターン
3,000円+システム利用料
3,000円寄付コース【税制優遇対象】
■お礼のメール
■寄付金受領証明書
※本コースは、税制優遇の対象となります。今回のプロジェクトへの寄付に税制優遇が適用されるのは、令和5年(2023年)の所得に対してです。税制優遇を受けるための確定申告の時期は、令和6年(2024年)2月となります。
※寄付金受領証明書はご希望の方に郵送します。
※複数口でのご寄付も可能です。
- 申込数
- 592
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年2月
5,000円+システム利用料

ファシリティドッグカレンダーコース【税制優遇対象外】
■ファシリティドッグ 2024年度カレンダー
■お礼のメール
現在4病院で4頭のファシリティドッグが勤務しています。彼らの写真は日々ハンドラーたちが撮りためており、ハンドラー自らが厳選した写真の中からカレンダーを作成しました。
※画像は過去のカレンダーです。実際にお送りするものとは異なりますのでご了承ください。
※お送りするカレンダーの日付は2024年4月~2025年3月となります。
※このコースは寄付金控除の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はできかねますのでご了承ください。
- 申込数
- 534
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
3,000円+システム利用料
3,000円寄付コース【税制優遇対象】
■お礼のメール
■寄付金受領証明書
※本コースは、税制優遇の対象となります。今回のプロジェクトへの寄付に税制優遇が適用されるのは、令和5年(2023年)の所得に対してです。税制優遇を受けるための確定申告の時期は、令和6年(2024年)2月となります。
※寄付金受領証明書はご希望の方に郵送します。
※複数口でのご寄付も可能です。
- 申込数
- 592
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年2月
5,000円+システム利用料

ファシリティドッグカレンダーコース【税制優遇対象外】
■ファシリティドッグ 2024年度カレンダー
■お礼のメール
現在4病院で4頭のファシリティドッグが勤務しています。彼らの写真は日々ハンドラーたちが撮りためており、ハンドラー自らが厳選した写真の中からカレンダーを作成しました。
※画像は過去のカレンダーです。実際にお送りするものとは異なりますのでご了承ください。
※お送りするカレンダーの日付は2024年4月~2025年3月となります。
※このコースは寄付金控除の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はできかねますのでご了承ください。
- 申込数
- 534
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月

入院する子どもたちを笑顔に!ファシリティドッグ育成基金2025
#子ども・教育
- 現在
- 6,818,000円
- 支援者
- 543人
- 残り
- 25日

ファシリティドッグ ドリーム☆サポーターを募集中!
- 総計
- 462人

飼い主のいない犬と猫へ医療費を届ける|ハナプロサポーター
- 総計
- 664人

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
- 現在
- 7,122,000円
- 支援者
- 331人
- 残り
- 6日

#みんなで届ける介助犬|介助犬と共に笑顔で暮らせる人を増やしたい。
- 現在
- 611,000円
- 寄付者
- 71人
- 残り
- 35日

JWCサポーター大募集中!傷付いた野生動物を救いたい
- 総計
- 253人

東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
#伝統文化
- 現在
- 59,515,000円
- 寄付者
- 2,848人
- 残り
- 29日



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