珪藻土とは

珪藻土には、優れた調湿性があります。珪藻土が持っている無数の超微細な孔を生かして、湿気を吸収したり放出したり調湿を行うことが珪藻土の大きな特徴です。湿気を吸収することで結露を防ぎ、ホルムアルデヒドなどの有害物質やカビなどの発生も同時に抑制してくれます。

また、その無数の超微細な孔に空気を含んだ層は熱や音を伝えにくく、断熱性や防音性を高める要因となるのです。珪藻土を内壁材として使用することで、室内の気温が外の気温に影響されにくくなったり、断熱性の高いサッシと組み合わせて冷暖房効果を上げたりといった効果も期待できます。

他にも脱臭・消臭機能もあり、臭いの分子は湿気に溶けるため、湿気を吸収することで臭いも消えるのです。湿気と同様に臭いも吐き出しますが、吸収のスピードよりも放出スピードは遅く、人間には臭わない程度で済むと言われています。

最近の住宅では「ビニールクロス」を使った仕上げが一般的で、普段見慣れない内装を体験できることと思います。