闘病エピソード 尿路閉塞　diary Vol.15

こんにちは。

今日は、闘病の次なるエピソード【 尿路閉塞 】が立ちはだかったお話の、

その2 最終回 です。

さて、前回 どこまでお話ししたでしょうか...。

 

尿が一滴も出なくなり、病院で 初めてカテーテルで

排尿処置をしてもらいました。

先生が、見ても平気？と言って 深型膿盆（バット）を見せてくれた時、

目に飛び込んできたのは、絶句するような大量の血。

血を見ることに対しての抵抗はなかったものの、尿ではなくて、

この夥しい量の血が 膀胱に溜まっていた（いかに痛く苦しんでいたか）

というのが、まざまざと理解でき ショックで、

胸が締め付けられるというよりかは、まるで 全身から瞬殺で

一気に力が消え失せた 感覚だったのを憶えています。

 

これから、今までよりもっと大変な闘病が待っていると悟った私は、

思わず... 、ふうちゃんを保護したのが 私で気の毒だと漏らしたら、

院長先生は、『 でも 助けてなかったら もうとっくにいないからね 』と。

戸惑いと情けなさが入り混じって グルグルと頭と心を駆け巡るなか、

妙にスッと合点がいく（目を開かれる）腑に落ちる一言を放ったのでした。

 

《そうだ、そんなこと取るに足らないことである。

いま、命があるのが大事なこと。》

 

こうして、少し前を向く力が湧き上がってきました。

そこからは、もう 迷いも吹っ飛び、前進あるのみ!!

前だけ見ていこうと、決意を新たにしたのでした。

 

初日に見た血は、次の日からの排尿処置では、潜血はあるものの、

もうすっかり尿に変わっていて、安堵。