【高校時代の体験から〜夢のおじさん】

今回の学職は自分自身体験した高校時代の環境が発想の原点でした。

 

私は、父が歯医者さん、母が専業主婦の家に生まれました。

小さい頃の夢は「お医者さん」

「夢物語なんか語っても意味ない、現実をみないと」と言うような小学生でした。

 

そう、お医者さんの夢は親が喜ぶからなろうと思っていたし、夢なんて持ったところで叶うものじゃないと思っていたからです。

 

 

そんな幼少時代を過ごし、高校生になる時に両親が離婚しました。

そこから母一人子一人の生活が始まりました。

 

母は離婚を決意したものの、当時40歳。

社会経験は結婚前に事務の仕事をしていた２年間だけ。

 

ハローワークに行っても当時は年齢制限があって35歳まで。

雇ってくれるところもなかったそうです。

 

 

結局母は独立事業主としてビジネスに取り組むことにしました。

当時辛すぎて影でよく泣いていたのを知っています。

 

結果母は年間11億円の売上を上げる組織を作り上げ、大成功していきました。

 

 

そんな母の姿が私を変えました。

 

「夢を持っても叶えられるのかもしれない」

 

 

よく、家に母のビジネスの仲間がご飯を食べにきました。

 

私はそこで40歳ぐらいのおじさんと話す機会がありました。

（当時17歳のルーズソックスを履いていた私からしたらおじさんでした 笑）

 

 

そこであるビックリする質問をされたのです。

 

「けいちゃんの夢は何？」

 

当時、大学はどこにいくの？とか将来何になりたいの？？

とか聞かれることはありましたが

夢を聞かれることなんてありませんでした。

 

 

そしてこれまで親にも言えなかった密かなる夢について話しました。

 

「実は女優になりたいんです」

 

「あーそのぐらいの子がよくなりたがる夢ね」と笑われるかなと内心ビクビクしながら。

そしたらそのおじさんがめちゃくちゃ真剣な顔で言ったんです。

 

「努力すれば絶対になれるよ。僕は最後まで応援するよ。」

と。

 

 

そしてさらにびっくりすることが。

「僕の夢はね・・・」

 

 

40歳のおじさんで夢を語る人なんて、私の周りにいなかったのでびっくりしました。

しかもそれが夢物語じゃなくて本気で叶えようとしていることは高校生の私にもよくわかりました。

 

 

（あーこんな大人になりたいな）

 

そう思いました。

 

子どもの夢を応援し、自ら夢をかなえる姿を見せ続けられる大人に。

 

 

私はこのおじさんや母のビジネス仲間のおかげで不可能かもしれないと思われる夢や目標を持つことができるようになりました。

そしていつしか彼らと同じようにビジネスの世界に足を踏み入れることにしたのです。

 

 

 

今回クラウドファンディング、やるまで非常に勇気が要りました。

 

達成しなかったらどうしよう。とか。

支援を求めることで何か周りから思われるかもしれない。とか。

 

 

でも自分に問いました。

 

「何をしたいの？」

「社会のために自分の命を使うんじゃないの？」

 

 

ママ職や学職をかがけているとまるで立派な人のように思われるかもしれませんが、

まったくそんなんじゃなくて、チキンだし、うまくできないこともあるし、自分に幻滅したり落ち込んだりすることばかりです。

 

でも、高校生の時に私が体験した大人たちと接し、新たな世界を広げていく体験を多くの子どもたちにしてもらいたいです。

 

 

今社会では子供と大人があまりにも隔離されています。

お父さんの仕事もただのサラリーマンとかいう人も多いです。

ただのサラリーマンって誰一人いないのではないでしょうか？

 

親はもちろん、大人の働く姿を見て学び、自分の経験に変えていく子どもが増えたら、もっと子どもたちは果敢に様々なことにチャレンジし、道を切り拓いていくのではないでしょうか。

 

 

多くの子どもたちに広い世界を！！

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