捕獲器を使わず保護でき感謝！

シンバが小さくて重傷を負っていたことを考えると、本当によくアテネが我が家に来てくれました。ラッキーなことに、捕獲器を使わずに保護できたのです！

 

家に畳んで保管していた先住猫を育てた大きなケージがあり、シンバとアテネを保護する前に、2人の新居となるそのケージを先に組み立てるのに時間がかかってしまいました。

 

やっと組み立てれたと思ったら、さっきまで軒先にいたシンバとアテネの姿は無く…

探しました。少し離れたところにアテネだけ姿を見つけました！

シンバをどこか安全な場所に残して、狩りをしているようでした。

 

ケージを組み立てる間、捕獲器を使うか、通院用のケージにでも2人を入れておけば良かったのですが、シンバにもアテネにも一瞬たりとも怖い思いをさせたくなかったので、道具入れのようなプラスチックの収納ボックスに入って待ってもらっていました（そんな箱にずっといれくれるはずがないことは分かっていましたが）。

 

 

捕獲器やケージに入れようとして、もし保護失敗となれば、アテネはシンバを咥えてどこかに姿を消してしまう気がして失敗は許されませんでした。

どう捕まえるか、本当に悩みました。

 

シンバを探していると、お向かいさんのお宅のデッキ下からヨチヨチと出てきました！

今思うと、脳挫傷のせいで頭にガスが溜まっていたせいか、動きがとても遅かった為、直ぐに保護できました。具合が悪そうだった為、直ぐに動物病院へ連れて行きました。

アテネの姿にはどこにもなく、先に保護できたシンバだけ病院へ連れて行きました。

 

 

脳挫傷の処置をしてもらった後、帰宅し、玄関先にシンバが入った通院用のケージを一旦置き、先住猫２人を部屋に閉じ込め、「さてどうしよう…母猫は近くにいるはず。母猫を一緒に保護できなければ仔猫がこんな重体で長く生きれない…」とプレッシャーと向かい合わせで必死でした。

 

仕事が休みの主人が、その日ずっとシンバとアテネの保護の為、奮闘していました。

そして思い付きで、猫の鳴き真似をしたところ、なんと！！シンバが鳴き始めました！！

シンバの鳴き声に直ぐにアテネが走ってきました。

シンバをそのまま家に連れて入ると、アテネが付いて来ました。組み立てたケージ内にもアテネが付いて来て無事に保護できました。

 

怖がらせずに保護できたことが本当に嬉しく、特に安心した様子のアテネに、「怖かったね。大変だったね。頑張ったね。もう襲われることはないからね。」と何度も何度も話しかけました。

 

 

6月3日に保護した日から、我が家が２人の家になりました！

保護して少し経ち出てきたてんかん発作…そのシンバの脳挫傷によるてんかん発作は投薬治療で抑えれています。

 

２人との奇跡のような出会い（保護が遅れていたら、シンバの脳挫傷がシンバの生命を奪っていたかもしれません）を大切に、シンバとアテネが元気で長く穏やかに暮らせるように引き続き頑張ります！