中東で3千人を指揮する日本人

ガザ版ドラゴン桜も終盤に差し掛かってきました。こちらはいつも授業を行っている国連パレスチナ難民アンマン本部。

基本的にアウェーな環境の中、一箇所だけ心安らぐ場所が清田明宏（せいた　あきひろ）医療局長のオフィスです。

(8月22日読売新聞、「顔」に登場した清田さん)

 

僕は清田さんが大好きなんです。

とにかく可能性を信じてくれる。常にポジティブなアドバイスをくれる。

ヨルダン・パレスチナ難民キャンプでドラゴン桜がはじまるときも

「とってもシンプルで人間を感動させる力を持った企画だ」

とまっさきに支援を表明。

中東地域におけるドラゴン桜のメンター的存在です。

清田さんは高知医科大を卒業して横須賀の米軍基地病院で修行。その後結核研究所で結核対策実践をイエメンで。WHOのカイロで中近東22各国の結核、感染病対策を指揮したあと、

現在国連パレスチナ難民事務局UNRWAで医療局長。

いま気づいたら僕は清田さんのキャリアを諳んじて言えることが判明しました　笑

それくらい尊敬しています。

 

ガザの授業が不調で気分が落ち込んだときには、清田さんの部屋の前をウロウロします。

そして窓からのぞいて、清田さんがMtgをしていないチャンスを見て相談。

すると心に勇気が湧いてくる。

元気が出てくる。

Director2という国連のランクでは最高位に位置し、中東の国際連合系組織では

頂きにいる存在のはずなのにまったく偉ぶらない。僕のような悪ガキの話も聞いてくれる。

 

超忙しいであろうに、「部屋で話してく？」と誘ってくれる清田さん。

「実るほど頭が垂れる稲穂かな。」

これは米倉先生からお前もこうなれといつも言われる言葉。

これを体現しているのが清田さんなのです。

 

世界で働く日本人の僕にとってのロールモデルである清田さん。

清田さんの存在なしには、ドラゴン桜中東2連続は語れません。

 

感謝をこめて

税所篤快