白葉茶で碾茶（抹茶の原料）を作りました！

白葉茶は、失敗することも考慮して製造する量よりも多めに被覆しています。

今回も製造では使わなかった分が残っていましたので、碾茶（てんちゃ：抹茶の原料）を作ってみることにしました。

 

碾茶は一般的な煎茶とは異なり、揉み込んだり依り込んだりといった工程はありません。蒸してそのまま乾燥させます。

 

煎茶は揉み込む必要があるためお茶の葉すべてを同時に乾燥させるのに対して、碾茶はお茶の葉を一枚一枚バラバラにして乾燥させていきます。

そのため、専用の「碾茶炉（てんちゃろ）」という機械を使って、蒸した後のお茶を風で舞わせることで一枚ずつバラバラにし、乾燥機で乾燥させます。

 

約14kgの葉から、約半日かけて800gほどの碾茶ができました。

この碾茶をさらに選別して、茎や大きな葉を取り除いたものが抹茶の原料となります。

雨が降ってきてしまったため、碾茶が湿気を吸ってしまわないよう今回の製造はここまで。また後日選別をしていきたいと思います。

 

せっかくなので、夕食は白葉茶の天ぷらにしてみました。

苦みがまったくなくて美味しい！

もしかしたら、お茶としてだけでなく食材としてもいけるかもしれません。