
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 336人
- 募集終了日
- 2020年1月31日
私がいわきに来たワケ ー都会に憧れた田舎者と東日本大震災編ー
こんにちは、榊🍎です。
先週から久之浜漁港で2020年の市場スタートし、いつもの賑わいが戻ってきました。
色とりどりのお魚に色とりどりのカッパをまとった漁師さんや漁師の奥さん。漁港はとてもカラフルです。

さて、勝手にシリーズ化させていただていている「YOUは何しにHISANOHAMAへ?」
今回は私がいわき・久之浜と出会うきっかけとなったときのことについて振り返りたいと思います。
お休みの前に恐縮ですが、少し長くなってしまうのでホットミルクかお酒のグラスでも片手にお付き合いいただければ幸いです*
--------
時は遡り2010年。
八戸の高校を卒業し、憧れの関東進出を果たした榊は埼玉大学に進学します。
進路選択の時から、「大学は関東に行く」ということは決めていました。特に理由はありません。わけもなく東京に憧れ、埼玉栃木千葉神奈川、静岡まで。「関東らへんだったらどこも東京みたいだろう」と勝手に思い込んでいました。
そして大学入試試験を終え、私は縁あって埼玉大学に進学することになったのでした。
私は高校生の頃、青年海外協力隊に憧れていました。
昔からあまりオシャレや流行りものには興味がなく、自分で「これがやりたい」と言うことは少ない子どもだったと思います。
それでも誰かの役に立つ(と思える)ことが好きで、高校時代の部活は大好きなバスケのマネージャー。
進路を考えるときも、「人の役に立てる仕事がしたい」と思っていた時に見たテレビの影響から、”青年海外協力隊”のような、困っている人を助ける仕事をしたいと漠然と思うようになりました。

そんなこんなで埼玉大学に進学し、私は学課の先輩が活動していた、途上国に学内の放置自転車を届ける活動をしていた「Re:さいくりんぐ」というサークルに入部します。
埼玉大学は駅から少し離れているので、多くの学生が通学用に自転車を購入します。大学近くの量販店で1万円以下で購入できるので、1人1台大学付近の移動には欠かせないのです。
けれども卒業時、1万円で購入した自転車をわざわざ自宅に持って帰る手間は相当で、学内の自転車置き場に卒業後そのまま放置していってしまうことも少なくないのです。放置されてる自転車の数は年間約400台!
そんな自転車たちを有効に使えないか?乗り捨てになってしまっているこのシステムを循環型に変えて放置される自転車を減らせないか?
そんな思いで先輩が立ち上げたのが「Re:さいくりんぐ」のサークルです。
私の入学以前には東ティモールに自転車を輸送し届けていたこともあり、「途上国の支援に関わりたい」と青い気持を抱いていた私は、バスケットサークルと自転車も乗れないくせに「Re:さいくりんぐ」のサークルに入部を決めたのでした。
そうして活動を続け1年が経った2011年3月11日、私は放置自転車の修理のために学内の自転車置き場にいました。
そこで強い揺れを感じ、帰宅後にテレビで東北各地の震災の状況を目にしました。
そこからサークルでも何か支援ができないか?ということで、震災翌月の4月にサークル顧問のつてをたどって、宮城県山元町に修理した自転車を支援物資としてトラックに積んで届けてきました。
その様子が朝日新聞に掲載され、記事を見たいわきの方から「ここは原発から近く、支援物資も届かないので自転車を届けてくれないか」と連絡をもらったのが私と「いわき」との出会いのはじまりでした。
そこで自転車を届けたのがいわき・四倉高校の避難所。そして津波で流された現在の「道の駅よつくら港」で行われた、いわゆる支援物資のバザー“復興祭”などでも自転車を必要としている方にお渡しすることができました。
なにもかも流されてしまったこの場所で私たちの自転車が誰かの役に立てたと思うだけで、それが自己満であろうと、当時の私はそれだけで嬉しかったんです。

それから半年後、物資支援の形以外でも関わることはできないかと思い避難所の運営をされていた方に相談すると、隣町の久之浜でボランティアの受け入れをしている団体があるよと紹介され、私たちは久之浜に車を走らせやってきました。
私たちを受け入れてくれたのは「北いわき再生発展プロジェクト」のお兄さん。
力仕事もろくにできない私たちでしたが、津波をかぶったおうちの品物の仕分けのお手伝いへの参加や、お兄さんが運転する車で沿岸部を走って現状などを詳しく教えてくれました。
お兄さんの後ろ姿、すっごくかっこよかったです。
当時2つ折りの携帯で撮った写真が今でも残っていました。

解体が決まっている家屋に花の絵をペイントし町に一花咲かせようという「ガレキに花を咲かせましょう」プロジェクトにも参加させていただき、とにかくめちゃくちゃ笑ったことを覚えています。
年の近い、少し年上のお兄さんに恋の話や進路の話、いろんなことを聞いてもらってああでもないこうでもないなんて話をして。
もうこの時点で、この場所は私にとってただの“被災地”ではなくなっていました。

これが、一番最初の私といわき・久之浜との出会いです。
あれから8年。あのとき26歳だったお兄さんはもういい歳ですね。わたしもすっかりアラサーです。
このときの出会いがまさか今に続くとは思っていませんでしたが、今に至るにはまだまだ語り尽くせないので今日はこの辺でおいとましようと思います。
お付き合いくださいました皆様、ありがとうございます。
思い出話をしている間に、お魚屋さんオープンに向けて準備も着々と進んでいます!
思い出に浸りながらも工事の様子やオープンに向けた情報など、こちらで公開していきますね。
それでは明日も、良き日になりますように***
リターン
5,000円

お気持ち応援コース
◆心をこめたお礼のお手紙をお送りします
- 申込数
- 87
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年5月
5,000円

震災後の久之浜で初めて造った常磐ものの加工品セット
◆加工場で造った初めて造った常磐もの加工品セット
旬の常磐もの詰め合わせセットをお届けします。
・手軽に食べられる加工品も入っています。
・内臓処理済みです。
- 申込数
- 139
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年5月
5,000円

お気持ち応援コース
◆心をこめたお礼のお手紙をお送りします
- 申込数
- 87
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年5月
5,000円

震災後の久之浜で初めて造った常磐ものの加工品セット
◆加工場で造った初めて造った常磐もの加工品セット
旬の常磐もの詰め合わせセットをお届けします。
・手軽に食べられる加工品も入っています。
・内臓処理済みです。
- 申込数
- 139
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年5月

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
- 現在
- 7,205,000円
- 支援者
- 336人
- 残り
- 6日

ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!
- 総計
- 88人

FRTD RESCUEが八丈島を支援する!
- 現在
- 714,000円
- 支援者
- 32人
- 残り
- 35日

東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
#伝統文化
- 現在
- 61,720,000円
- 寄付者
- 2,857人
- 残り
- 29日

被災地・七尾市田鶴浜に 再び賑わい・語り合いの場を
- 現在
- 952,000円
- 支援者
- 50人
- 残り
- 10日

#アントラーズの未来をみんなで 2025
- 現在
- 41,385,000円
- 寄付者
- 821人
- 残り
- 26日

国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける
- 総計
- 679人












