浜松医科大学発・クラウドファンディング第２弾のご紹介をいたします

いつも本プロジェクトへの温かいご支援をいただき、ありがとうございます。

本日は、浜松医科大学発のクラウドファンディング第2弾である、輸血・細胞治療部　小野孝明先生の「難治性血液がんをCAR-T細胞の力でなおすため、充実した治療環境を！」をご紹介させてください。
 
今回のプロジェクトは、抗がん剤治療で完治しない治りにくい血液がんの患者さんを救うためのクラウドファンディングです。
 
CAR-T細胞療法とは、患者さんのリンパ球から作ったCAR-T細胞と呼ばれる細胞を用いた「血液がん」の治療方法のことです。CAR-T細胞は患者さんから採取した血液のうち、リンパ球のT細胞に遺伝子導入を行うことで作られ、がん細胞を選択的に攻撃できるようにしたものです。CAR-T細胞は患者自身の血液を元に製造施設で作られ、点滴で再び患者さんに投与されます。一度投与されたCAR-T細胞は患者の体内で増殖してがん細胞への攻撃を続けるため、1回の投与で治療が完了する画期的な治療法です。

CAR-T細胞療法で使用されるCAR-T細胞治療製剤は、B細胞性リンパ腫などの血液がんのうち、従来の化学療法や造血幹細胞移植では効果を示さない患者さんに対して用いられています。 当院では、静岡県全域から小児から成人までの血液がん患者さんが紹介されてきます。 リンパ球を採取する装置が１台しかなく、適切な時期に患者さんへ投与できない状況になっております。大変高価な装置であるため、病院の光熱費やその他物価等の高騰も重なり、なかなか購入できていません。

このような取り組みを私たち浜松医科大学で進めていることを皆様にも知って頂きたいと思います。小野先生のプロジェクトは3月21日（木）23時まで募っており、すでに第1目標は達成していますが現在ネクストゴールに挑戦中です。

是非少しでも多くの血液がん患者さんを救いたいと思いますので、このクラウドファンドへご協力ください。