阪大歯：村上旬平(障治)、小八木圭以子(技学)、十河基文(ID推進)

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視覚障がいのある方に「触ってわかる」歯の模型で「健口」を！

阪大歯：村上旬平(障治)、小八木圭以子(技学)、十河基文(ID推進)

2021年12月10日 12:00

「触ってわかる歯の模型」の製作（３/３）歯を並べる土台の製作

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歯科技工士の小八木です。今回は最終回。

「触ってわかる歯の模型」の歯を並べる土台部分について、ご紹介したいと思います。

旧タイプの模型の土台部分は、家庭用３Dプリンターを使用し、立体的なものを作製していましたが、製作に時間と手間とコストがかかりすぎていました。

そこで新しい模型は、土台をプレート状にしました。よりコンパクトで持ちやすく、コストを抑えた形になっています。樹脂プレートにU字型の金属板を貼り、歯の模型の磁石がつくようになっています。

また、これまで色々な視覚障がい者の方に模型を触っていただきご意見をいただく中で、触知の力で模型が滑ってしまうことや、歯を適切な位置に並べるのが難しいというご意見を多くいただいていました。そこで歯の模型が滑らないように滑り止めを貼りつけたり、誰にでも歯を並べやすいよう、それぞれの歯を置く基準の位置や歯の番号を印刷する、という改良を加えました。

　「触ってわかる歯の模型」は色々な方にご意見をいただきながら、今もなお少しずつ進化を続けています。より良いものをお届けし、役立てていただきたいという思いで改良を重ねています。

👈2/3「かみ合わせ装置の製作」はコチラ　

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