枯葉の中で眠る猫

この写真を見て「猫が気持ちよさそうに眠っている」と思った方が多いかもしれません。

何人かに同じ事を言われました。

「確かはにこれだけを見たらそう感じるのかもしれない」と初めて気がつきました。

私がこの写真を見せたのは、冬、枯葉の中で眠るしかない、飼い主のいない猫の辛い光景だからでした。

この猫には家がありません。
夜は気温が0度近く、寒風の吹き抜ける、海に囲まれた広大な荒れ果てた県営公園に捨てられ、ここで生きていくしかないのです。

ハーツが5年前に知り、当時そこにいた120匹全ての手術を自費で行い、半数をメンバーの自宅に引き取ったり、里親を見つけましたが、その後も次々と捨てられて、現在また100匹になっています。

ここが東三河に複数点在する「猫捨て場」の中で最大の場所です。

私は豊橋に移り住んだ40年前、この「猫捨て場」という言葉を聞いて頭がクラクラしました。

「大変な所に住んでしまった・・」

今はこう考えています。

神さまが「ここに来て猫を救いなさい」と私を連れてきたんだと。

主人には気の毒ですが、私が命と意識のある間は(認知症になったら無理かも)、猫を最優先にさせてもらいます。