ケビンとテンのお話

皆様、こんばんは！

当プロジェクトもいよいよ残り６日で終了、そして目標額まではあと5%と、もう一息のところまできています！正直ここまで辿り着けるかどうかは半信半疑でした…動物たちのためにできることは全てやろうと挑んだこちらのプロジェクトが、こんなにも多くの方々に支えられて、ここまで達成できたことに言葉が見つかりません。まだ油断できませんが、私の気持ちとして必ず達成するつもりでいますので、皆様も最後まで目を離さず見守ってください！

今回はちゅらんの人気コンビ、ご存知の方も多いかと思いますが、改めてミニチュアホースのケビンくんとヤギのテンちゃんを紹介します。

一見、特に変わったように見えないこの2頭ですが、実はほとんど目が見えない障がいを抱えています。テンちゃんはまだ一歳と若いのですが、近親交配が繰り返された環境下、先天的に弱視という形で産まれてきました。ゲビンくんは高齢ですが、おそらく同様に目になんらかの異常を持って生まれてきたのではと考えられます。

ケビンくんもテンちゃんも、他の子たちに受け入れてもらうことが難しく、群れから弾かれてよく孤立していました。どちらも寂しがり屋なのに、寄り添う仲間を作ることができず、私たちも胸を締め付けられる思いで見守ることしかできませんでした…しかしある時、寂しがり屋の子同士を一緒にしてみたらどうなるかな？という思い付きから、突如同じ馬房で飼育を始めてみたのです。

目の見えない子同士…うまくいくのかなと不安もありました。最初はお互いに身体がぶつかると驚いて威嚇しあうなど、多少のイザコザもあったけれど、日に日にお互いの存在を認め合うようになり、今では離されるとお互いに声で居場所を確認しあうほどの強い絆で結ばれた仲となりました。

ケビンくんとテンちゃんの種を超えた絆には毎日励まされています。時折りケンカもするけど絶対に怪我を負わせない優しい兄弟ゲンカが温かく、このような心優しい子ほど末永く守っていかなくてはと沸き立つ思いが私たちの大きな動力となってきました。

このプロジェクトはケビンくんやテンちゃんのような子たちのために必ず成功させなくてはなりません。障がいがある子は特に行き場がありません。私たちは時間が許す限り、目標達成できるまで挑み続けますので、引き続き応援よろしくお願いいたします！