小学校アウトリーチ研修会を実施しました

PACの活動の一つに、兵庫県内の小学校や特別支援学校を訪問し、演奏やレクチャーを行う「小学校アウトリーチ」という取り組みがあります。

アウトリーチではメンバーの中で3～5名程度のチームを組み、自分たちでプログラム内容を考えています。

1コマ45分という限られた時間の中で、子どもたちにとって学びの多い、そして少しでも「面白かった！」と思ってもらえるプログラムを提供したい・・・ということで、PACでは外部から専門家（コーディネーター）を招聘し、3ヶ月にわたって全4回の研修会を実施しています。

9月下旬、1年目のメンバーを対象に、小学校アウトリーチに向けた研修会の第1回目を行いました。

第1回目は座学。

劇場がアウトリーチプログラムに取り組むようになった背景や、芸術家が社会で求められる役割など、アウトリーチ活動を行うにあたっての心構えを学びました。

２回目はプログラムの組み立て方など、より実践的な内容に迫ります。3回目にはチームごとに個別の研修があり、最後には各チームが本番を想定した、45分間のデモンストレーションを行います。

研修以外にもチームで集まっての練習や、子どもたちに伝わる言葉選び、イラストを用いた資料の作成など、事前にやるべきことは沢山ありますが、子どもたちの反応を間近に感じられるのがアウトリーチの醍醐味です。

今シーズンも子どもたちに直接音楽を届けられることを、PAC一同楽しみにしています。