車麩をつくる想い

 

西会津町で長くから名産品として親しまれてきた車麩。

地域の食卓でも長い間親しまれてきました。

その車麩を生産している丸十製麩本舗の田崎充さん。

先代から受け継いだ伝統製法を守り続け、膨張剤などを使用しない無添加な車麩を生産しています。

車麩は、グルテンと小麦粉を練り合わせて作られ、炭火でしっかりと焼いたお麩の種類です。丸十製麩さんの車麩の断面は３層構造になっており、見た目も特徴的です。

 

多くの方に長く親しまれてきた丸十製麩の車麩ですが、今日、食の多様化による消費量の減少に悩まされていました。

そこに目をつけた高校生が考えた「車麩ラスク」。

車麩といえば、煮物や味噌汁で使用するのが一般的ですが、車麩をスイーツにするという、これまでの常識から大きく外れたアイディアに田崎さん自身驚かれていましたが、新しい発想でどのように受け入れらるのかワクワクした様子でした。

 

今では、西会津町で一番売れている商品となり、多くのお客様にご支持されています。「地元高校生のアイディアで車麩の新たな可能性を見つけるきっかけになった」丸十製麩の田崎さんは語ってくださりましいた。

 

一つ一つ手作業でつくる車麩

長年の職人技です

炭火でじっくり焼いていきます

 

丹精込めてつくられた車麩

車麩の穴の先に見える未来