メサイア演奏会復活！ICUの学生の力で創るコンサート　活動報告2025年1月21日

冬本番となり寒さも本格化する中、演奏会まで2カ月を切った私たちは心熱く練習に取り組んでおります！

また現在クラウドファンディングへ多くの方からご協力いただいていると伺っております。皆様のご協力、心より感謝申し上げます。歴史あるメサイアという作品と皆様からいただいておりますご支援への感謝を胸に、今後とも練習に励みたいと思います。

今回は弦楽器セクションより活動報告をさせていただきます。

弦楽器セクションにとって今回のメサイア演奏は、新鮮な気持ちになる場面が多くあります。

例えばメサイアはヘンデルによって1741年に作曲されたバロック時代の音楽ですが、普段私たちがよく演奏するのはブラームスやドヴォルザークといったロマン派作曲家による音楽です。作曲された時代によって演奏方法も変わっていき毎回新鮮に感じています。

具体例としてメサイアの幕開けとなるSinfonyを取り上げたいと思います。

写真はチェロ・コントラバスのパート譜です。２小節目から始まる付点４分音符と８分音符が繰り返されるフレーズ、一見単純そうに見えますがこれをバロックらしく弾こうと思うと少々工夫が必要です。

ロマン派の曲だと「８分音符＋付点４分音符」という感じ方をして、リズムを鋭くはっきりする表現が好まれる傾向があります（曲によりますが）。しかしメサイアが作曲されたバロックの時代だと、より付点４分音符に重きが置かれていて、でも重々しくならずフレーズを感じて演奏します。

と文面で書かれてもよく分かりませんよね。

私たちも先生が言葉や身振り手振りで伝えてくださる表現をなるべくキャッチして自分のものにできるよう奮闘しております。

今回文章で読んでもいまいちピンと来なかった皆様は、是非3月19日(水)の演奏会にお越しいただき私たちが考え抜いたバロックらしさを感じていただければと思います。