なつし聡（アルファミュージックデザイン）

支援総額

533,000円

目標金額 480,000円

支援者: 43人

募集終了日: 2021年4月14日

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続・なくせ冤罪！冤罪について語り合うラジオ番組の継続を！

なつし聡（アルファミュージックデザイン）

2021年04月21日 23:43

2021/4/19(月)第103回のポッドキャストを公開しました。

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青木惠子さんの国家賠償請求訴訟で、彼女を殺人犯に仕立て上げた坂本元刑事への証人尋問が行われました。日本の法律では、故意に、または間違って誰かを犯人にしてしまった警察官や検察官に責任を取らせることができないので、国や都道府県を相手取って裁判を起こすことになります。

青木惠子さんは自宅のガレージに7Lのガソリンを撒いて火をつけ、入浴中の娘（当時11歳）を保険金目当てに殺したとして、殺人犯の濡れ衣を着せられました。火事が起きたのは1995年7月。しかし、科学が青木惠子さんの無実を証明しています。ホンダの軽自動車アクティーからガソリンが漏れ、それが風呂釜の種火に引火し、火事になったことが数回の実験で証明されました。それらの実験が引き金となって、青木さんは無実を勝ち取り、2015年に釈放されます。つまり保険金目当ての放火ではなく、事故だったわけです。

国賠の法廷で「まだ私を犯人だと思っているんですか」との青木さんの質問に対し、坂本元刑事は「はい」と答えたそうです。科学が無実を証明した人に対して、「まだ犯人だと思っている」という意味で「はい」と答えた訳です。今でも青木さんが殺人犯だと思っている、と法廷で証言したわけです。こんなことが許されるんですかね。

久し振りに青木さんの著書「ママは殺人犯じゃない」を読みました。青木さんは全国を奔走しながら、かつての自分と同じように獄中で無実を叫んでいる人を励まし、勇気づけています。2度と冤罪が生まれないよう、冤罪が生まれる原因を本の中でも訴えています。人間は過ちを起こします。しかし、悪いことをしたら謝りますよね。政治家や警察官や検察官は間違っても謝らなくていいんですかね。それは絶対におかしい。そのためには司法制度を改め、再審法を改正しなくてはいけません。

冤罪は遠い世界の他人事だと思っている人が多いのですが、これは私たち1人1人の人権に関わる問題なのです。是非、大勢の人に関心を持っていただけたらと思っています。

http://enzaibusters.seesaa.net/