ついに最終日！新体育館、そしてジャマイカにかける思い

西田ジム建設支援プロジェクト、ついに後1日となりました。皆様のおかげで、当初はまさか到達できると思っていなかった最終目標まで到達することができ、本当に感謝しております。予定外の出費がかかっていること以外、建設の方も順調に進んでいます。このまま順調に行けば、予定通り6月末には建物自体は建設終了しているかもしれません！ドキドキです。西田ジムの新しい歴史のスタートです。

 

来週にはコンクリートの床、建物のフレームの設置に入ります。

 

私は良き家族、多くの素晴らしい友人に恵まれ、大学まで大きな失敗や挫折をする事もなく、本当に幸せな人生を送ってきました。24歳で協力隊に参加し、貧困層の子供たち、また彼らが生きる劣悪な現状に直面し、悩みに悩んでジャマイカに残ることにしました。

 

私はポジティブに物事をとらえる方なので、毎日ただで5時間ゲットーボーイズに体操教えてても、「むちゃくちゃ頑張れば経営なんて3年で絶対どうにかなる」と思ってましたし、アメリカ遠征４連覇した時も「絶対リオオリンピック行ける」と思ってました。当然、朝から晩まで毎日働いてきましたし、毎日選手載せて何年もゲットーまで送り迎えもしました。貯金を減らさないためにシャワーなし・キッチンなしのジム事務所に2年住んだりもしました(グッと地球便、FB西田ジム応援チャンネルで見ていただけます↓）

 

西田ジム青少年育成プロジェクト支援の会

https://www.facebook.com/groups/166816140786007/

 

2012に教室を引っ越した後、再び教室の経営が傾き、家族の生活まで苦しくなり、ジムを縮小して選手の指導も諦めるか、ということも考えました。30代半ばにして両親にお金を借りるという、その時点では人生で一番心苦しい経験もしました。そして目指していたリオへの出場もかなわず、見方によっては思う通りには全然いっていない、失敗ばかりのジャマイカ生活でした。

 

あれから数年たち、経営の方もなんとか改善し、現在ジャマイカ全土で600名の生徒と、30名を超える先生を抱えるようになりました。

 

「あなたに誇りに思ってもらえるように指導している」、「あなたのためなら給料なしで教えてもいい」といってくれる先生も出てきました。

 

今は、男子だけでなく30名もの女子選手そしてコーチたちも、将来のオリンピック目指して、毎日練習に励んでいます。

 

彼らが夢を追う場所を、何が何でもつぶすわけにはいかない。そう思って決意した体育館建設。皆様のご支援、ご協力のおかげで、実現できます。本当に、ありがとうございました！

 

私は、この体育館建設をジャマイカ生活の集大成ととらえています。ここ数年もそうでしたが、私は西田ジムの舵取りとして裏方へ回り、今後はジャマイカのコーチたち、そして選手たちが彼ら自身の手で活躍していける場を提供し、彼らの活躍の後押しを、日本とジャマイカ両方からやっていきたいと思っています。

 

2018年アメリカ遠征では、現地のコーチたちが教えた選手だけで、これだけの大活躍をしました！

 

今後10年20年と、ジャマイカの体操少年・少女たちが夢を生きる西田ジム。現地、ジャマイカの人たちと共に、しっかりやっていきます！

 

プロジェクト最終日、そしてこれからも、皆様の温かい御支援よろしくお願い致します！