どんぐり活動報告

2021年秋のどんぐり給餌と調査について、ほんの一部ご報告させて頂きます。

皆さまのご支援のおかげで続けていけそうです。

画像は、兵庫県の山のものです。県内の私たちの事務所から車で3時間近くかかります。

どんぐりはクマの通り道を読んで置きます。50キロ置きました。

それは全て完食されました。大型動物が食べた痕跡、熟練調査員は、落ち葉をごっそりよけている、これはクマだろうと、そしてやはりそばにクマのフンが見つかりました。あまり良い状態ではありません。

そのフンを持ち帰り調べると、動物性由来のものでシカの毛がまじり、相当食べるものがない事がわかります。

ツキノワグマはシカ、動物を襲ったり食べたりしません。
どうしても食べるものがなく飢餓状態の時に仕方なく遺骸があれば食べるのです。本当にかわいそうです。

冬眠前は栄養を溜め込むどんぐりが必要です。

周囲は小動物も住めないススキが広がっている場所もあり、これは人間が放置したせいで、栗は実がないものが多く、昆虫が激減していることもわかります。

飢餓状態のクマはどんぐりを見つけてどんなに嬉しかったことでしょう。テンやイノシシの痕跡もありました。

地元の方複数にお話を伺うと、皆さん、今年はどんぐり凶作なのに出てこないので、相当減っていると言われます。
年配の方は人間がクマの住む環境を壊したと罪悪感を吐露されました。

ご支援が増えるほど、調査地域と回数が増え、クマたちの置かれた状況をより調べる事ができます。

それを広く伝え、クマを殺すのをストップさせたい！絶対に間違っている。クマ対策は殺すことじゃない！

どうぞ終了日まで見守ってやって下さい。