中間報告として　

皆さまの熱いお気持ち、ご支援によって、山と熊の調査が継続できることになりました！

そしてより良い調査ができる運びとなり、プロジェクト終了報告予定は4月23日でしたが、7月末とさせていただくこと、ご了承ください。

実は予定通り4月17日に、福井県から石川県を回りましたが、肝心の石川県で積雪や気候等のため、クマの生息するエリアの観察を断念しました。

これまでにないクマの移動があると思われるクマはぎはありました。
23日に、再度研究者が石川県のクマ生息エリアに行き、クマの爪痕のそばで観察している画像を添付します。

実はご支援者様から宿のご提供もあり、夏までに複数回行ける見込みで、報告を7月末とさせていただくことになりました。
(積雪で調査が進まなくても交通費はかかり、研究者の方には先にお支払いもしています。)

さて、日本のクマ研究者たちのシンポジウムがありました。そこで、どんぐりはタンニンを含み、冬眠のために蓄える力となるとことや、春夏からクマが里に出るのは昆虫の減少からだと、私はコメントしました。
弊協会相談役の研究者から教わったことで、スエーデンの研究者の本にも書かれていたことですが、あまりご存知ないようでした。

クマが観測できるブナオ山がある白山で、ツキノワグマの国際シンポジウムを開催すべきだと思いました。海外の方がツキノワグマの研究が進んでいるのではと思います。

3月26日に環境学習都市で、弊協会は環境保全と食のイベントを開催し、昆虫が教える地球温暖化の講義で、昆虫の減少が、いかに大きな問題を引き起こすのかを、多くの人が学びました。

最近また、クマが里に出る報道がありました。クマが出てくるのは理由があります。全ては繋がっています。昆虫が動物の7割を占める地球であること、温暖化による大きな変化に気がつき、改善していく、本当に今、とても大事な時期だと思います。
クマは何も悪くありません！

調査を継続し、皆さまと情報を分かち合い、改善していく方法を一緒に考え、できることを実践していきたいです。

【クラウドファンディング収支報告】

リターン(お礼)を希望される方が多く、地球環境保全のために、土壌を守る食材で、手間をかけて作られ方や動物を守る方を支援していただきました。

そして昨年秋から大きな負担となっていた山の調査費用もご支援いただいて、本当に嬉しいのです。

クラウドファンディング達成金額1,130,750円
支出
手数料 149,259円 クラウドファンディング会社規定による
リターン(お礼) 701,500円 環境保全食と動物愛護品
2021年秋の調査費用 129,986円 兵庫、岐阜、石川、福井県
2022年春夏の調査費用 150,005円 兵庫、岐阜、石川、福井県予定

より良い形でご支援いただけるように、皆さまのお気持ちを大切に、私たちも学びいっそう頑張って参ります。

どうぞ、私たちの活動をお心に留めて置いてくださいませ。今後とも宜しくお願いします。

一般社団法人日本ヴィーガン協会　理事長