浅井選手より大会にかける思い

４０代後半、約９年前の突然の病気で片半身のマヒの障がい者となってしまいました。 約８か月もの長期入院後、リハビリを終えて退院してきたものの、杖が必要で、歩くのもままならず、大好きなテニスどころか、仕事にも復帰できず失望感に満ちていました。ところが障害を持った人でもテニスができるという機会に出会い、私の人生はまた新たなスタートを切れたように思います。最初はラケットを振るだけでバランスを崩して転んでいました。少しづつ体幹が強くなり、一歩踏み出せるようになり、ようやく少しボールも打てるようになってきました。障害者でもテニスができるということは、身体的な健康のみならず、精神的な健康にも非常に効果があり、障害を持っても家に引きこもらず、社会の一員として活動できる大きな心の支えになっています。