ギフト：「科学技術館オリジナル分数パズルセット」について

こんにちは。科学技術館「FOREST」クラウドファンディング担当です。

皆様からたくさんのご支援をいただきありがとうございます！

ですが、まだまだ目標額に達しておらず、より多くの方にご支援をいただきたく改めてお願い申し上げます。

 

ご支援いただいた方や検討をされている方から、ギフトの「科学技術館オリジナル分数パズルセット」の内容について、ご質問をいただきましたので、ご紹介いたします。

 

分数は小学校の算数で学習しますが、分数の計算はあくまでも机上で、数式や解答方法を学ぶかと思います。科学技術館では分数の計算式を、パズルのような形で学ぶことで、より理解が深められるのではないかと考え、展示を考案しました。

写真にあるように、透明で中央に複数の色の線が描かれた板があります。窪みがあり、横方向と縦方向の長さは同じ、つまり正方形の形をしています。

この正方形の大きさを「1」とし、その面積より小さい黒いピースが、正方形の●分の1という分数を表わします。

 

黒いピースには、それぞれ「1/●」と刻印されており、正方形の窪み部分の大きさの「●分の1」ということがわかります。いろいろなピースを組み合わせて正方形の窪みが埋まった場合、使用したピースの分数を足したものが「1」になるという、分数の式ができます。

 

もちろん、鉛筆と紙を使って分数の計算式を解くこともできますが、パズルのような形で解くこともできる、ということを紹介するキットです。

具体的な一例をご紹介します。正方形の枠の中に「1/2」の刻印された黒いピースを置きます。残りのスペースを埋めれば「1」になります。

次に、「1/3」と刻印された黒いピースを置きます。この状態で残りのスペースの大きさは・・・

「1/6」と刻印された黒いピースをさらに置くと、全てが埋まりました。

この例では、1/2+1/3+1/6 = 1　ということがわかります。

黒いピースの中には、同じ分数の刻印であっても、形状が違うものがあります。上の写真のように、「1/3」のピースの代わりに、「1/6」のピースを2枚使っても同じスペースになることがわかります。

ですので、1/2+1/6+1/6+1/6 = 1　という計算式も成り立ちます。

 

このようにパズルのように目で分数の計算式を考えるのが、このギフトの概要です。

実際には、このセットに少しばかりの問題集（この場では非公開）を加えてセットにし、このギフトにご支援いただいた方にお届けします。

 

これが、ギフトの「科学技術館オリジナル分数パズルセット」の概要です。

 

参考にしていただれば幸いです。