残り5日！日本鳥類保護連盟の活動紹介その３：バードピア

5月10日から開始したプロジェクトも、終了まであと5日となりました。

バードピアとは、野鳥（バード）と楽園、理想郷（ユートピア）を組み合わせた言葉です。山野など自然豊かな場所に行けば緑も多く、生きものもたくさん生息していますが、私たちが生活している住宅地の周りにも野鳥などの生きものはたくさん生息しています。バードピアは主として都市域など人間の生活、生産活動として利用される場所にある庭やバルコニーなどの空間を、野鳥をはじめとする生きものたちに提供してもらおうという取り組みです。野鳥たちに生息場所を提供しようという意識をもってもらうことがバードピアの始まりで、バードピアでは、生きものが棲みやすく人にとっても快適な環境になるように配慮していき、本来の目的に支障がない範囲で皆さんがお持ちの緑地空間を生きものに提供していただきます。

私たちは、バードピアを通して野鳥をはじめとする身近な生きものが棲みやすい生息環境を増やし、人と生きものとの共存を目指しています。

日本鳥類保護連盟ではバードピアの登録者を募集して、バードピアの普及につとめています。

バードピアでは、必ずしも広い空間が必要ではありません。バルコニーに鉢植えの木を置くだけでもそこからバードピアが始まります。個々のバードピアは一つの点にすぎなくても、バードピア同士やバードピアと公園、街路樹などの既存の緑地空間がつながることで、緑道が生まれ生物多様性に富んだ町づくりを進めることができます。

生きものがたくさん集まるバードピアづくりは決して難しいものではなく、住宅の庭、バルコニー、校庭、企業の敷地などに野鳥が好む果実をつける樹木の植栽や小さな水場やエサ台などを設置するだけで野鳥などの生きものが訪れやすくなります。

バードピアに登録していただくと、バードピアアドバイザーがバードピア作りをサポートさせていただきます。また、バードピアづくりに必要な巣箱やエサ台の割引購入ができます。

バードピアを多くの方に賛同していただくことで、都市部に野鳥たちが利用できる緑地を増やし、野鳥たちに生息・移動しやすい空間を提供できればと思っています。

詳しいバードピアの内容や登録方法は下のリンクをご覧ください。