【保護情報】脚弱の巣立ち雛のコゲラ

皆さんこんにちは。

JWCの佐草です。

 

さっそくですが、本日は一件の保護情報をお伝え致します。

 

昨夜、「家の前の駐車場でバタバタとしていた所を近所の方が保護した」とのことで、コゲラが保護されてきました。

体の大きさから巣立ち雛と思われますが、どうやら脚弱で枝の握りが弱いようです。

 

 

昨日の一晩は酸素室で保温していましたが、容体は安定している為、今日は無しで様子を見ています。

 

コゲラはナイーブな性格をしており、特にヒナは警戒心が非常に高い為、今の保護されているという現状が、この子にとってかなりストレスがかかっているものと思われます。

できれば一刻も早く放鳥してあげたいところなのですが、試しに大型バードケージでの動きを確認したところ、飛翔も上手くできず、木を登る際も途中で落ちてしまうこともあり、正直かなり厳しい状況です。

 

 

強制給餌はあまりにもストレスがかかりすぎてしまうので、せめて自食が確認できると良いのですが、今は簡易で作った巣箱の中で静かに寝ています。

 

どこまでのことをこの子にしてあげられるか、というところですが、私達にできる最善を尽くしたいと思います。

 

ということで、本日はコゲラの巣立ち雛の保護情報でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

《JWCからのお願い》

この時期、ほとんどの哺乳類・鳥類は子育てを行います。

その為、ヒナや幼獣の近くには、親がいることが大半です。

結果的に親子を引き離す結果となってしまう可能性があるので、見つけたとしてもすぐに保護しないようにしてください。

 

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。

一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。

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