お子さんの絵の鑑定例です

先日、学校で行われた絵画療法でのお子さんの絵の鑑定例です。

掲載の許可を頂いているので一部になりますがご紹介いたします。

 

 

 

恐怖を感じている様子が手に取るように分かるそうです。

この子の場合は、言って聞かせたり、「怖かったね」と共感してしまうと、余計に恐怖が心に入ってしまうので、クッキーをつくったり、粘土をこねたり、ハンバーグをつくったり（やわらかくて手にくっつく物の方が怖い気持ちを受け止めてくれる）、一緒に遊んで心のストレス耐性を強くするといいですよとアドバイス。

 

お母さんに守ってもらったという体験を小学生の内につくっておく。親子のきずなが強くなり心の体力も上がってゆくそうです。

 

 

２枚目

 

中２の男の子で、とてもマニアックな性質をもっている。できるだけ早く将来に繋がる何を探してあげると良い。裏を返せば平均的に何でもできるタイプではないので、世の中でこの子のキャラクターをゆがめずに伸びて行ける道をさがしてあげる事が必要ですとアドバイス。お家でお母さんとはすでにそういうお話をしているとかで具体的な職業が２，３上がっていました。

 

 

 

３枚目

 

小４女子。感情と行動が安定してきた。うさぎは豊かな感情。おしゃれな所に行きたい！去年までは近所のスーパーで良かったけれど今年はステラプレイス！（札幌駅にあるデパート）という絵だそうです。

 

 

 

 

 

 

４枚目

中２男子。筆圧が弱い絵。実際に細身でお母さんからみると消極的な子だそうです。お母さんは叱咤激励して元気付けようとしていたのですが、筆圧が戻るまで優しく包み込んであげてとアドバイス。

 

またフルーツを描いているので実際にビタミン不足のことも。本人が食べたい食べられるものを食卓に並べて様子をみて下さい、とも。

 

★★★

鑑定の一部分だけのご紹介でしたがこのように普段通りの生活をしていても子育ての悩みは尽きません。避難生活をされているご家族はさぞかし大変な日々ではないかと思います。今回の企画では事前予約を１９名の皆さまからいただいております。必要な方たちへ絵画療法を届ける事ができますよう、どうぞご支援よろしくお願い致します。