支援総額
目標金額 7,000,000円
- 支援者
- 526人
- 募集終了日
- 2025年8月6日

【リトルワールド第二弾】「アイヌの家」を救い、伝統技術を未来へ
#地域文化
- 現在
- 3,860,000円
- 支援者
- 285人
- 残り
- 19日

東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
#伝統文化
- 現在
- 59,262,000円
- 寄付者
- 2,837人
- 残り
- 30日

ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
#ものづくり
- 現在
- 216,626,000円
- 支援者
- 12,277人
- 残り
- 30日

国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける
#子ども・教育
- 総計
- 679人

地域に息づく宝を次世代へ!鞆淵八幡神社の修復にご協力ください
#地域文化
- 現在
- 3,705,000円
- 支援者
- 205人
- 残り
- 23日

物価高でごはん食べられない若者に今すぐ食糧を|緊急支援2025冬
#子ども・教育
- 現在
- 11,484,000円
- 寄付者
- 306人
- 残り
- 30日

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
#子ども・教育
- 現在
- 7,062,000円
- 支援者
- 329人
- 残り
- 7日
プロジェクト本文
終了報告を読む

皆様へ
この度は「兼高かおるコレクションを次世代に継承する」クラウドファンディングにご支援、ご協力を賜り誠に有難うございました。8月6日23時を持ちまして、無事終了致しました。
支援者が525名に達し、支援総額も1171万5千円と目標額をはるかに上回り感無量でございます。 全国から届きました皆様からの温かいメッセージに励まされ完走することができました。本当に有難うございました。
今もなお兼高かおるは皆様に愛され、お一人お一人の心に生き続け、その影響力の大きさをあらためて感じました。 今後は兼高の遺した貴重なコレクション、映像などを未来に継承できるよう準備を重ね、皆様と分かち合ったあの時代の感動を、次世代にも伝えていきたいと存じます。
2028年2月29日は兼高の生誕100年の誕生日となります。
生誕100年祭を記念して皆様とお祝いできる日を楽しみにしております。
今後とも兼高かおる基金と共に、リトルワールドと共に、兼高かおるの世界を楽しんで頂きたく存じますので、引き続き応援の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
一般財団法人 兼高かおる基金 代表理事 長内恵子
世界の扉を開いた
兼高かおるコレクションを
次世代へ繋ぐ
兼高かおるは、戦後の日本で「世界への新たな扉」を開いた女性でありました。
彼女の代名詞とも言える「兼高かおる世界の旅」は日本で最初に制作・放映された海外情報番組として、1959~1990年の31年にわたり視聴者の方々に愛されてきました。世界中の多様な自然環境、考古遺跡、民族文化、現代文化、著名な人物、一般の住民にまで、幅広い切り口で取材を敢行し、1500本近い希少な映像を残しています。

また同時に彼女は、訪問した約150ヵ国で多種多様な寄贈を受け、さらに自らも収集した、膨大なコレクションと取材資料(現地画像、取材メモなど)を残しました。
これまで「兼高かおるコレクション」は、1985年に開館した淡路ワールドパークONOKORO「兼高かおる旅の資料館」で保管・展示をされていました。しかし、老朽化のため2020年に余儀なく閉館となり、コレクションは行方を彷徨う状況となってしまいました。

兼高かおる基金では、なんとかこのコレクションを永久的に保存し、その貴重な資料を展示できないかと思案を重ねておりました。そんな中で、専門の機関である「野外民族博物館リトルワールド」(愛知県犬山市)の館長・稲村様とのご縁から同機関のへ寄贈が実現することとなりました。
しかし、コレクション移管のプロジェクトには、梱包・輸送、燻蒸(殺菌・防虫などの処理)、保管施設の整備、整理・記録などに多大な労力と経費が必要です。そこでこの度、プロジェクト推進のために、多くの皆様方のご理解とご協力をお願いする所存です。
兼高の功績を後世に伝え、貴重なコレクションを残していくために何卒、ご支援をお願い申し上げます。

日本と世界を繋いだジャーナリスト
兼高かおるは、1956年に2年間の米国留学から帰国した後、フリーのジャーナリストとして活動を始めました。1958年に、世界一周早回りへの挑戦で新記録を樹立したことをきっかけに、翌年から、海外情報TV番組の草分け「兼高かおる世界の旅」の制作・放映が開始されました。
この番組は、戦後の日本人にとって、世界への新たな関心と知識を大きく広げる「世界への窓」として、極めて大きな意義を有しました。兼高が先進的な知的好奇心をもって自ら企画、ディレクター、ナレーターを務めて、一世を風靡するとともに、世界の民族文化、考古遺跡、史跡、自然環境などの学術的にも貴重な映像を多く遺しました。
また兼高は、番組が放映された31年間にわたり、世界各地150ヵ国に及ぶ旅の過程で、極めて貴重なコレクションを収集いたしました。

テレビを通して、海外の文化、習慣、自然、民族、動物、食などをお茶の間に運んできたこの番組は、海外旅行が夢のまた夢であった時代に、家族で見る大人気の番組となりました。取材した国は150ヶ国、取材した距離は地球180周、月と地球を9往復半の距離。市井の人々からケネディ大統領、ダリ、チャールズ国王(当時皇太子)、シュバイツァー博士、などのVIPにインタビューし、そのどこに出ても堂々としエレガントなマナー、気品、愛らしさ、日本語の美しさにも視聴者は魅了されました。
兼高かおるは、世界各地で収集したコレクションを遺しています。世界約150ヵ国で収集した1600点余りの物質資料が残されており、民族衣装、帽子、アクセサリー、人形、楽器、仮面、陶器・土器、武器、生活用具、儀礼用具など、その地域の文化や歴史を反映したものばかりです。また、フィジーのクジラの歯などの動物や鉱物の標本資料も含まれます。さらに、これらの現地の物質資料と共に、現地の多様な自然・文化を表す多くの映像や、画像資料も極めて貴重なものです。
兼高コレクションは、淡路島の「兼高かおる旅の資料館」で展示され、来館者はテレビ番組「兼高かおる世界の旅」で見たことのあるものを間近で見ることができました。また、この資料館には生前兼高もよく訪れ、兼高自身のキュレーションで展示されていました。しかし兼高の他界から1年後の2020年2月28日、建物の老朽化のため、35年間親しまれてきた資料館は幕を閉じました。

閉館にあたり、3週間の閉館キャンペーン「35年の感謝を込めて。ありがとう、兼高かおるさんーFarewell Our Beloved Adventuress, Kaoru Kanetaka―」には県外からも多くの人々が駆け付け、3000人以上が来館し、その多くの人々から、閉館するのはもったいない、もう見られないのは悲しい、素晴らしい展示なので必ずどこかで展覧会をしてほしい、などなど惜しむ声が数多く寄せられました。
大切に守っていきたい
「兼高かおる旅の資料館」の閉館によって、コレクションの維持(保存、記録、活用)が困難となりました。
一方で閉館の直前に、放送大学で博物館学・文化人類学の授業番組を担当していた稲村哲也教授(現リトルワールド館長)にこの資料館を訪れていただく機会がありました。 その際、同教授は資料館にあるコレクション全てを視察し、その価値とユニークさに感嘆され「兼高かおるコレクション」の重要性に深い理解をお示しくださいました。
そしてその後、放送大学において「兼高かおる世界の旅」に新たな学術的知見による解説をつけた10本の番組を制作、放映してくださるという実績に繋げてくださいました。
このようなご縁が実を結び、稲村哲也教授が館長を務める「野外民族博物館リトルワールド」にコレクションを寄贈し、保存・記録・活用を目指していただけることになりました。これが実現すれば、「野外民族博物館リトルワールド」にて人類の遺産ともいうべき「兼高かおるコレクション」を、永久に保存していただくこと、知識豊富な専門研究員の皆様に関連データの整理や記録を残していただくこと、そして広く社会に、このコレクションを展示公開していだだくことが可能になります。これからは「野外民族博物館リトルワールド」と共に、この素晴らしい方法でコレクションを守っていきたいと考えております。
ご支援を募る理由
本プロジェクトの主体となる、一般財団法人「兼高かおる基金」は、兼高が生前、私財を投じて創設した財団です。兼高の遺志のもと、医療従事者・医師を志す学生の奨学金を給付し支援をしておりますが、同時に遺された兼高コレクションを保管していくことも財団としての使命であり、そのためには多額の資金が必要となります。
今回、幸いにもリトルワールドへの寄贈によってコレクションの維持(保存、記録、活用)の兆しは見えてきましたが、コレクションの移管にあたっては、梱包・輸送、燻蒸(殺菌・防虫などの処理)、保管施設の整備、整理・記録など多額の費用が必要となってまいります。
これらのコレクションを永久的に保管し、活用するためには、当財団だけでは力が及びません。
兼高ファンの方々にも、まだ兼高を知らない若い方々にも、兼高かおるという偉大な女性の存在と、彼女が遺した数々の遺産(映像とコレクション)をお伝えし、よりよい未来共創のために彼女の業績を役に立てたいという想いから、このプロジェクトに是非、皆様のご支援をお願いしたくクラウドファンディングへの挑戦を決意いたしました。

兼高かおる基金は、医師・医療従事者支援という兼高の遺志を引き継ぎつつ、兼高かおるコレクションと、デジタル化した映像の積極的活用を図り、特に兼高の活躍を知らない若い世代にも知ってもらえるよう、新しい企画に繋げていきたいと考えています。
まずは、野外民族博物館リトルワールドへ無事に移管を完了することからスタートいたしますが、その後はリトルワールドでの活用にとどまらず、全国を巡回し、日本の多くの人々に見て頂けるよう、発展させていきたいと考えています。さらに、3年後には、兼高の生誕100年(2028年)の記念事業として、より多くの方にコレクションを見ていただくための展示会開催なども構想しています。

この度リトルワールドへの寄贈・移管が叶い、文化的・学術的に貴重な「兼高かおるコレクション」が再び多くの人々に公開できる日が来ることを強く願っております。
兼高が取材先で集めた一つ一つの物にはストーリーがあり、旅の素晴らしさがあり、兼高の見た当時の世界が詰まっています。また、時を経ると共に、文化的・歴史的・学術的価値がますます大きくなっています。その大きな価値と社会的役割を是非多くの皆様と分かち合いたく、皆様のご支援ご協力をいただき、実現できましたら幸いです。
何卒、本プロジェクトへのご支援をよろしくお願いいたします。

クラウドファンディング概要
< 資金使途 >
下記事業の一部に充当いたします。
・コレクションの梱包・輸送
・燻蒸費(薬剤による殺菌、殺虫・防虫処理)
・資料の情報を整理し、撮影し、調査・記録していく作業
・資料の保管・整理、活用のための調査・研究等
< 目標金額 >
第一目標:700万円
※ All or Nothingという形式での挑戦のため、目標金額に1円でも届かなければご支援金は全てご返金となってしまいます。
< スケジュール >
・2025年6月 コレクションの梱包・輸送・搬入、燻蒸
・2025年7月~2026年3月 コレクションの整理・撮影・調査・記録作業
・2026年4月~ コレクションの活用のための企画・公開

海外への資金持ち出しの制限があり、海外旅行が不自由であった時代に、あふれる好奇心を持って旅に出た兼高かおるは「外国をお茶の間に伝えたい」と全て自分で調べて現地に入り、体験したことを映像に収めました。その「兼高かおる世界の旅」を子供の頃に見て海外旅行を夢に見、兼高かおるに憧れた日本人は多いことでしょう。「兼高かおるコレクション」の保存と活用を実現することにより、兼高の見たもの体験したことをよりリアルに感じることができます。それによって、日本中の皆様に「兼高かおるの世界」を実感していただければ幸いです。また、とくに若い世代には、多様な世界への好奇心を抱いて、ご自身の人生の糧にして欲しいと思います。
兼高は、膨大な貴重映像を私たちに残してくれただけでなく、現在では手に入らないような貴重な現物資料、写真、関連の取材メモを私たちに残してくれました。今回のクラウドファンディングにより、資料の保存と活用のための基盤が整います。それによって、共に楽しみながら、(今から30年以上前の)過去の世界について知ることで、より良き未来を考えるための多くの示唆を得ることができます。支援者の皆様には、「兼高かおるの世界」の継承のために、ともにご支援、ご尽力を賜りたくどうぞ宜しくお願い申し上げます。
代表理事 長内恵子

山口智子 様
俳優、第2回兼高かおる賞受賞
世界がまだとても遠かった時代に、兼高さんは日本のお茶の間に、キラキラと眩しいばかりの未知の輝きを届けてくださいました。「いつか大人になったら絶対に、様々な個性溢れる世界へと旅に出よう!」、そう心に誓って大きくなりました。兼高さんが開けてくださった扉から一歩踏み出し、世界を旅して出会った人々との絆は、私の人生の大切な宝物です。世界は出会うべき感動に満ちている。兼高さんが伝えてくれたこのメッセージを、今こそ私たちが、これから未来を築く世代に手渡す時です。地球への愛に溢れたチャレンジ精神で、知的でチャーミングでユーモアいっぱいの兼高さんが残してくれた品々や映像記録に、時代を超えていつでも出会える場の実現を目指し、ご賛同くださる皆様と共に、私も夢ある世界を築く道を目指したいと思います。

山極壽一 様
前京都大学総長、総合地球環境学研究所所長
「兼高かおる世界の旅」がリトルワールドにやってくる。この番組によって未知の世界に憧れ、世界旅行を夢見た人は多いと思う。かおるさんが足を運んだ当時の世界と、生の資料が同時に展示されることになるだろう。それは、映像だけでは見られなかった、あの時代の貴重な証言だ。ぜひその事業をみんなで後押ししたいと思う。

大貫良夫 様
東京大学名誉教授・古代アンデス文明調査団元団長、リトルワールド前館長
戦後10数年ほどのこと、外国に行く日本人はごく少ないとき、「兼高かおるの世界の旅」は新鮮でした。毎週日曜日によく見たものでした。あの旅行記は、日本人に外国の文化について認識を改めさせた歴史的偉業と言えます。兼高コレクションは、その意義を思い起こさせる貴重なよすがであります。皆様、ぜひ応援してください。

稲村哲也
野外民族博物館リトルワールド館長、愛知県立大学・放送大学名誉教授
「兼高かおる世界の旅」は大好きな番組で、よく見ていました。その記憶が私の潜在意識にあって、それが、文化人類学の研究(中南米、ヒマラヤ、モンゴルなどでの調査)を志す契機になったと思います。あらためて、映像やコレクションを見せていただき、それが貴重な「人類の遺産」であると確信し、放送大学で「兼高かおる世界の旅」を活用した番組を制作し、(BS231で)放映しました。兼高かおるコレクションを野外民族博物館で保管し後世に残すことにより、世界と人類について学ぶための極めて貴重な文化遺産となります。ぜひとも皆様方のご支援をお願いいたします。
▼プロジェクトに関するご留意事項
※リターンとして設定している体験等について、天災や社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性を予めご了承ください。
※第一目標金額達成後の返金・キャンセル・リターンの変更等は一切できません。
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの活動報告やSNS等発信、PRなどに利用させていただく場合がございます。
※本プロジェクト実施にあたり「野外民族博物館リトルワールド」より寄贈を行うことおよび名称掲載の許諾を取得しております。
※プロジェクトページに使用している動画について、放送大学学園より掲載許諾取得済み
- プロジェクト実行責任者:
- 長内恵子(兼高かおる基金)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年8月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
一般財団法人 兼高かおる基金が、野外民族博物館リトルワールドに収蔵品を寄贈するに係る諸経費に充てる一部資金を募ります。集まった資金は、収蔵品の運搬、燻蒸、資料整理などの経費に使用する予定です。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
5,000円+システム利用料
兼高かおる写真入りクリアファイル
◇御礼状
◇兼高かおる写真入りクリアファイル
- 申込数
- 198
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年3月
10,000円+システム利用料
兼高かおる写真入りクリアファイル 2種類
◇御礼状
◇兼高かおる写真入りクリアファイル|2種類
- 申込数
- 124
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年3月
5,000円+システム利用料
兼高かおる写真入りクリアファイル
◇御礼状
◇兼高かおる写真入りクリアファイル
- 申込数
- 198
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年3月
10,000円+システム利用料
兼高かおる写真入りクリアファイル 2種類
◇御礼状
◇兼高かおる写真入りクリアファイル|2種類
- 申込数
- 124
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年3月

























