からまんスタンド　誕生物語①

からまんスタンドは着想してから商品化されて店頭に並ぶまでちょうど3年の歳月がかかりました。

今日から数回にわたって、その商品化までの軌跡をご紹介したいと思います。

実は私、学生時代からスキーが大好きで、会社を辞めてからは冬の間、ほとんど新潟県の苗場スキー場に篭り、毎日スキーをして時折ちびっ子たちにスキーを教えて暮らしておりました。

スキーを滑っている時はもちろん安全のためにイヤホンをしないのですが、滑り終わってレストハウスでポケットからイヤホンを取り出して音楽を聴こうとすると、

必ずイヤホンコードがグチャグチャに絡み合っていて、解くのにひどい時には5分くらいかかっていたのです。

それが本当に苦痛の種でした。

なぜこんなに絡むかというと、これは後から分かったのですが、スキーすることで激しい運動の結果、ポケットの中でイヤホンコードがグルグルと動き回るからだったのです。

そりゃあ、確かにこのように8の字巻きとかすれば良いのでしょうが、面倒臭がりの私には到底真似できません。

もちろん、都会での生活でも、駅のホームでポケットから取り出すとだいたいコードが絡んでいて、電車に乗ってだいたい一駅分くらいの時間、コードを解いていたものです。

そして、特に激しい運動するスキーの時にはコードの絡みつきが物凄く厄介で、本当に何とかしたいと、長年の悩みの種でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　②へ続く