実は、この商品化にあたりまして、やはり先方の社内でいろいろと意見交換があったようなのです。
確かに、発明品というのはまだ世に出ていない商品ということです。

メーカーさんとしては、確かに便利かもしれないが、まだ世間には全く認知度の無い発明品がどれだけ売れるのか未知数であり、そのような冒険をすべきではないというご意見があるのは、企業として至極当然のことなのですね。

本格的に取締役の皆様の議題に上がるまで、さらに10ヶ月かかりました。

そして、いよいよ私の懐具合も写真のようになってしまったのです。





10ヶ月が経過し、いよいよ３ヵ月後には商品化になっていただかないと、新宿公園か戸山公園のホームレスと覚悟し、メーカーさんからの決定通知の連絡を待っていました。


そこで、メーカーさんから届いたご返事は

「会社として正式に商品化するかしないかの検討は続けるが、諸事情により早期の商品化は困難。他のメーカーさんを探してください」

というご返事でした。

ガーン!!

真面目に目の前が真っ暗になりました

忘れもしない平成26年6月26日午後2時30分

現実の厳しさ第三弾が大きな荒波となって押し寄せてきたのです。