あと10日！センターにいる子の全て捨てられたわけではない。犬の命と向き合うことは、 人と向き合うこと

 

（※以下、過去KDPブログより）

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普段、沢山の不特定多数の犬と出会い、日々過ごしていますと
ごくまれに説明ができないような何とも「不思議な出来事」がおこります。

引き出しをしたあと、いつまでたっても遠くを見つめる犬。
ふとした時にとっても心地よいお線香の匂いが漂ってくる犬。

センターの檻の中で直感的に名前が浮かび、名付けると

あっという間に譲渡が決まり、
話を聞いて見ると私が付けたその犬の名前が
数か月前に亡くなったお父様の戒名の名と一致し、
３年後の命日に、その犬が他界したり。などなどです。

 

センターに収容された犬の多くが

皆様は「捨てられた犬」という見方をしていると思いますが、

全部がそうではないのです。

 

ごく普通の幸せな家族に「突然の不幸」が舞い降ります。

 

 

家族旅行に行った先で、一家全員が交通事故に巻き込まれて全員が死亡したり、
とっても犬を可愛がっていたがおばあちゃまには死後、身寄りが無かったり、
突然の会社の危機、倒産、自殺、病死、事件、孤独死等…。

 

不本意ながら捨てたのではなく、

その犬がセンターに無理やり収監されることも沢山あります。

 

もちろん、個人情報なので一ボラが深くまで知ることも無しです。

 

さてこのようなことは他人事でしょうか？

 

自分の犬が絶対にあの場所に入る可能性は無いでしょうか？

…私には自信がありません。

いつ何が起こるかは、解らないからです。
 

 

もし、自分の犬が不本意ながら収容施設に入ってしまい、
自分が手の届かない場所にいたとしたら、

私は自分の犬が殺処分をされるのはとんでもなく嫌だし、
どうにかして、誰かに私の犬を救ってほしいと思うはずです。

皆様はその時にどう考えますか？

 

 

お線香の匂い漂うあの子のおばあちゃまは、
私にどうにかして残した犬を救い幸せにしてあげて欲しかったのではないでしょうか。
 

 

命日に逝ったあの犬は、残した家族をとても心配していたお父様ではなかったのでしょうか？

 

綺麗に聞こえるかとは思いますが、

そんな思いに応えたいと思い、

その方を安心させて成仏して欲しいとも思います。

 

 

犬達の命と向き合うことは、
人と向き合うことも大切なのです。
 

 

そしてもし、自分に不幸が降りかかった時、
殺処分手前に自分の犬がいたら、

誰かにそこから救い出して欲しいとも強く思います。

そんな出来事から、

私にはセンターの犬は他人事ではなく
救う事は、自分にも帰って来ることだと思っていますし、

それで救えて、自分と関わった犬達は

誰にも言わない一人微笑む人生の宝物に感じています。

 

そんな思いでセンターの犬達を見て考えて行動するのも一つの見方・考え方ではないだろうかと皆様にお伝えしたいと思い書かせていただきました。

 

皆様にとって一つのきっかけが、犬を救って下さることに繋がり
皆様ご家族様の幸せを今以上に増やされることを願います。

 

 

私達KDPはセンターから迎え入れた犬たちと、限られた時間を有意義に過ごしていきたいと思っています。

 

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