
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 119人
- 募集終了日
- 2019年5月11日
山口朝鮮初中級学校を支援! ーつないでいこう未来へー
#地域文化
- 総計
- 58人

常設LGBTQセンターを応援!プライドセンター大阪サポーター募集中
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- 総計
- 16人

母子特化型訪問看護で高崎から “安心”と“心地よさ”を届けたい!
#子ども・教育
- 現在
- 1,880,000円
- 支援者
- 105人
- 残り
- 4日

【サポーター募集】鹿児島県に民間DVシェルターを継続的に運用する
#まちづくり
- 総計
- 29人

「働くことを諦めない」精神科医療を。札幌からの挑戦
#子ども・教育
- 現在
- 619,000円
- 支援者
- 38人
- 残り
- 16日

心理専門職による「心のケア」を、必要な人に無料で届けたい
#子ども・教育
- 総計
- 11人

学校格差をなくし、正しい性教育が平等に受けられる環境を作ろう
#まちづくり
- 総計
- 0人
プロジェクト本文
終了報告を読む

LGBTQでも、子どもをもつ選択ができる。
それが「当たり前」とされる社会を目指して。
はじめまして。
子どもが欲しい、または既に子どもがいる LGBTQ をサポートしている当事者団体「こどまっぷ」共同代表の長村さと子です。
10年ちょっと前に、 LGBT で子どもが欲しい人との交流会を始めました。交流会を始める前は自分が子どもをもてる未来があることを知りませんでした。

自分もいつか子どもを産んでみたいと思っていた、10代。
好きな人が同性だった、20代。
自分のセクシャリティに気づいた時、自分は子どもが持てないのだと、持ってはいけないのだと、とても悲しい気持ちになりました。
そうでないことを知ったのは、インターネットで見つけたとあるブログです。
今から14年前、当時私は21歳でした。
そこにはレズビアンでありながら、どのように子どもを持ったのか個人の体験が記されていました。
無我夢中で読み、それを友達や恋人に共有しました。自分にも希望があるんだと知ってもらいたいと思ったからです。
けれど、その時に周りの人に言われた多くの言葉は、
「間違ってる」「子どもがかわいそう」「親のエゴ」。
中には「愛のもとにうまれてくる子どもじゃない」というものでした。
セクシャリティを理由に親になれない
正直とても落ち込んで、何年も身近に理解者がいなくて、孤独に感じていました。
それでも、子どもが欲しい気持ちを諦めず、話をしたり、ネット上での繋がりを増やすうちに、徐々にネットワークが広がっていったんです。
色々な人と話すうちに気づいたのは、そもそもの情報が少なく、
かぞくを持つ可能性や認識が全体的に薄いということでした。
ーー自分のように子どもを持ちたいと思いながらも、セクシャリティを理由に諦めている人もきっとたくさんいるに違いない。必要なのは、つながりと情報共有なのではないかーー。

子供が欲しい人に向けた専門家を迎えた講座や、すでに子どもがいる方も含めて交流会などを通して、つながり、コミュニティづくりをしています。
そんな想いから、交流会をはじめ、今ではより多くの仲間たちとこどまっぷの活動をするに至っています。
今回の冊子を作るにあたっても、やはり想いは同じで、目に見える形で情報共有、発信をしていきたいというところ、例えば、実際に子どもを持つひとたちを、目に見える形でモデルケースとして見せるということです。
デジタルコンテンツもひとつの手段ではあるけれども、今の時代のLGBTQと子どもを取り巻く現状を「書物」として残すこと。
そうすることで、今はまだ子どもがいる未来の可能性を知らないひとや、LGBTQではない人が手に取って知る機会ができたり、当事者から親や友人恋人などに、見てもらい理解してもらう為のツールの一つになるのではないかと、冊子の製作を始めました。
子どもとともに暮らしていく。
ささやかな幸せを掴むことは、こんなにも、難しい。
こどまっぷの活動を続けるうち、今では交流会などを通して知り合ったLGBTQの人に子どもが生まれていたり、既に子どもがいる人とのつながりも広がってきています。それはまだ一部。都市部以外では、LGBTQ に対する認知度が低かったり、偏見が強かったりします。
実はLGBTQで子どもを持つ親が抱える不安は、「いじめられるのではないか」「親のことで悩んで、苦しむのではないか」といった、LGBTQではない親の不安とそう変わりがない部分もあります。
子どもを産んでみて、自分の悩みはほかの結婚して子供がいる人たちと悩みは一緒なんだ、LGBTQであるということは、一握りの悩みだなと思ったという声も多く聞きます。
ですが「イレギュラーである」ということから、LGBTQのかぞくには高いハードルがあることは事実です。

例えば、婚姻制度。法律上の親子関係を認められていないため、子どもが病気の時や災害の時、もしもの時に保証がないので離れ離れになってしまうリスクもあります。
自分たちの問題というよりも、社会の受け入れがまだまだであるということを痛感する時が、しばしばあります。
また、「親になる」ことへの漠然とした不安や、起こりうる様々な困難から、最初から選択肢をあきらめてしまっている人が多いです。
LGBTQの人たちが、「子どもを持つ」という選択肢を増やすきっかけを作りたい。
当たり前のようにLGBTQが子どもを産んだり、育てたりする選択ができて、社会がそれを当たり前のように受け入れる。
その実現に向けて、当事者である私たちは発信を続けます。

(新聞やテレビなどのメディアへの取材も年々増えています)

たくさんの「かぞく」に出会ってきました。
その数だけ、それぞれの暮らしがあります。
「子どもを持つことができる」とは聞いても、実際に生活をしている人たちが本当にいるのだろうか。そう疑問に思う方も、少なくないことでしょう。
そんな人たちに、今回製作する冊子を届けたいです。
私たちは活動を通じ、様々なかぞくを見てきました。
子どもたちは堂々としていて、自分の家庭環境に臆することなく、暮らしています。
当たり前のように自分の家族について周りに伝えていると語ります。
その姿からは親に対する愛情が伝わってきました。そんなかぞく、子どもたちをみて、わたしたちも、とても感動しました。

今、不安に思っている人たちにとって、冊子を手に取り、すくすくと育っている子どもやかぞくの写真などを見ることは、将来のイメージが湧いたり、その一歩を進む勇気になる。そんな想いがあります。
わたしがたくさんのかぞくのカタチをみてきたのと同じように、もっと多くの人に色々な人の LGBTQ のかぞくについて知ってもらいたい。そのために冊子をつくります。
たくさんの想いを、一つに。
たくさんの暮らしを、形に。
冊子にはLGBTQ のかぞくについて、色々な角度からのインタビューなどを掲載します。
例えば、電車に揺られている時。待ち合わせで、誰かを待っている時。
そんな日常のふとした瞬間に寄り添いながら、様々なかぞくについて知ってもらえるのが、この冊子です。
持ち歩くことができるA4サイズで、フルカラーで製作します。
冊子には、今まで出会った方や、起こったことを中心に、様々なかぞくのかたちを、活動報告も兼ねて形に残していきます。
「親にカミングアウトもできない」「恋人に理解してもらえない」そんな相談も多く受けてます。
この本を世に出すことによって、
LGBTQの当事者やその周りの人、大事な人、そして、今まで子どもを持つ未来を考えたこともなかった人にまで、この冊子にぎゅっとつまった多くのかぞくたちの姿、そして勇気や葛藤を届けたい。

そしてその先でまた新たなつながりができたら。そんな想いをもって今プロジェクトに取り組んでいます。
手に取る人によって捉え方は様々だと思います。実際にこんな風に育っている子どもたちがいること、子どものいる暮らしを切実に願う当事者たちの想い、不妊治療のハードルの高さなども知ってもらいたい、そして何か一つでも視野が広がるヒントになればと願っています。
「生産性がない」といった政治家にもこの冊子をぜひ手にとって読んで欲しいです。(笑)
冊子の内容を一部紹介!

【parent and child interview】
10年以上妊活したLの一児の母
一つ屋根の下ステップファミリー
友情結婚
パパでもママでもない親
トランスジェンダーが子どもを持つということ
ゲイパパふたりの子育て
保護動物をかぞくに迎える
結婚式と家購入をしたカップル
精子バンクを利用したカップル
非婚出産を選んだ人へのインタビュー
多様なかぞくの絵本や映画の紹介から
研究者たちの対談インタビュー
法律関係のQ&A
「かぞく」コラム
全国200人以上の当事者アンケート 等
‥これでもほんの一部です。
ボリュームたっぷりの全貌はぜひ冊子を手にとりご確認ください。
インタビューをしていると、様々に印象的な話を伺うことができました。
例えば、ステップファミリーのおうちインタビューで、親である自分たちのせいで運動会一つ奇異な目で見られていないかと不安でたまらないという親に、「理解してくれない人は仲良くしなくて良い」と言い切った子どもたちの姿。
一緒に子育てをするはずだったレズビアンの親がなくなり、二人で子育てをすることになったゲイパートナーたちの今の気持ち。
急速に教育現場が変わっているという学校の先生へのインタビュー、など。
一つとして同じかぞくのカタチはなく、それぞれにかけがえのないドラマがありました。そんなリアルなかぞくの物語が、この冊子には、詰まっています。

LGBTQも、そうでない人も。
子育てをする人も、そうでない人も。
活動を通して人々と出会うたびに、多方面から色々な人が人生を模索し、懸命に生きている姿をみてきました。そのすべてが、かぞくのカタチに答えなどないんだと教えてくれました。
かぞくのカタチは一つには括れない。血のつながりや核家族のようなものではない、自分たちで作っていくかぞくの未来。
LGBTQ当事者やその子どもたちが幸せで暮らしてる世の中は、きっと、ほかのマイノリティや社会的に弱い立場の人やシングルで子どもを育ててる人たちにとっても住みやすい世の中である。わたしたちはそう信じています。
この冊子が、そんな世の中を少し前進させる一歩になれば。
是非、この冊子を手にとって、ご自身のかぞくの未来を描きませんか?
応援どうぞよろしくお願い致します。

こどまっぷ とは
子どもが欲しい、または既に子どもがいる LGBTQ をサポートしている当事者団体です。2014 年から活動をはじめ、これから子どもが欲しい人に向けた専門家を迎えた講座や、すでに子どもがいる方も含めて交流会などを通して、つながり、コミュニティづくりをしています。
毎年5月にはファミリーピクニックをやっていて、100人以上の大人から子どもが訪れます。また、最近では海外のレズビアンカップルに育てられた映画監督をゲストにお呼びし交流や映画上映なども行いました。

*皆様からいただいたご支援の使いみち*
皆様からいただきましたご支援は、冊子の製作費に当てさせていただきます。
また、冊子作成だけでなく、今後国内外全国の人とつながっていくためのこどまっぷの活動資金にもさせていただく予定です。
印刷代 250,000円
デザイン料 150,000円
雑費 50,000円
原稿料 50,000円

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
こどまっぷは「子どもが欲しい」また「子どもを育てている」 LGBTQの方々や、それを応援するアライアンスな仲間たちを 繋げる非営利型の一般社団法人です。 日本に限らず世界のメ ンバーとの情報交換や交流会を行ったり、日本全国で交流を するための場所を創っていくことを一つの目標としていま す。 また、各ライフステージで必要となる専門家を紹介した り、親だけではなく子どもたちの繋がりをサポートし、 LGBTQの家族がより住みやすい社会を目指して、当事者を中 心に活動を広げています。
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リターン
1,000円
書籍一冊コース
■冊子1冊
※電子書籍をご希望の方には、冊子の内容をデータにして送付いたします。
■サンクスメール
(感謝の気持ちを込めてお礼メールをお送りいたします。)
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年5月
3,000円

プロジェクト応援!コース
■冊子2冊
※電子書籍をご希望の方には、冊子の内容をデータにして送付いたします。
■サンクスメール
(感謝の気持ちを込めてお礼メールをお送りいたします。)
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年5月
1,000円
書籍一冊コース
■冊子1冊
※電子書籍をご希望の方には、冊子の内容をデータにして送付いたします。
■サンクスメール
(感謝の気持ちを込めてお礼メールをお送りいたします。)
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年5月
3,000円

プロジェクト応援!コース
■冊子2冊
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- 55
- 在庫数
- 制限なし
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- 2019年5月
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