高温・乾燥耐性小麦の緊急里帰り!

寄付総額

2,317,000

目標金額 1,500,000円

寄付者
161人
募集終了日
2025年9月11日

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プロジェクト本文

▼戦火に奪われた希望のタネを、もう一度スーダンの大地へ

 地球温暖化が進み、世界の食料生産は今、深刻な危機に直面しています。私はこの課題に立ち向かうため、小麦の野生種の力を借りて、高温と乾燥に強い新しい小麦を開発してきました。その舞台は、世界で最も暑い国の一つ、スーダン。現地の研究者と力を合わせ、将来の食料危機を見据えた育種に取り組んでいました。

 しかし、突然の内戦で、育て上げたタネの多くが失われてしまったのです。 それでも、希望は消えていませんでした。幸い、同じタネが鳥取大学に保存されていました。今、そのタネをスーダンに里帰りさせ、スーダンの人たちとともに、食料の未来を切り拓く挑戦をもう一度始めようとしています。 どうか、この希望のリレーにご支援をお願いいたします。 

 

▼自己紹介

 こんにちは、鳥取大学国際乾燥地研究教育機構の 辻本 壽(つじもと ひさし)です。このページをご覧いただき、ありがとうございます。私は40年以上、小麦の品種改良(育種)に関する研究をしてきました。小麦は、世界中の人々の食卓を支える重要な作物です。しかし、今、地球規模で進む温暖化によって、小麦の未来が脅かされています

 高温や乾燥に強い小麦品種を生み出すため、私は小麦の近縁野生種である「タルホコムギ」に注目しました。この野生種は厳しい環境でも生き延びるための多様な遺伝子を持っています。そこで、多数の交配を繰り返し、野生種の多様性を栽培小麦に導入した集団をつくりました

 この多様性集団を、世界の小麦の栽培地で最も高温・乾燥環境であるアフリカのスーダンに持ち込み、その環境でも生育できる植物をスーダン農業研究機構の研究者と選抜しました。この取り組みは、テレビ番組「ガイアの夜明け」で「奇跡の小麦」として紹介され、多くの方に注目されました。

 

しかし、現在、私たちは予想もしなかった危機に直面しています

 

▼スーダンで失われた「未来のタネ」

 スーダンで選抜した高温・乾燥耐性小麦は、次世代の希望としてスーダン農業研究機構のタネの貯蔵庫で大切に保管されていました。しかし、内戦の影響でその貯蔵庫のある研究室(実験室)が破壊され、貴重なもっともオリジナルのタネ(ブリーダーシード)が失われてしまいました

 

 

 ブリーダーシード(breeder seed)とは、「育種家種子」とも呼ばれる遺伝的に最も斉一で、最大の注意のもと維持されているタネです。ブリーダーシードを利用し、3年かけてタネを増殖し、異品種や雑草のタネの混入や、発芽率や病害虫に犯されてていないことを検査してから、農家に「認定種子」として配布します。

 戦争で破壊された研究室の再建は可能かもしれません。しかし、その中にあったタネを復活させるのは不可能ですし、新たな品種を開発するためには、最低でも10年、いや、それ以上の時間が必要です。その間にも地球温暖化はどんどん進行し、取り返しのつかない事態になるかもしれません。

 しかし、一縷(いちる)の望みがありました。日本には同じタネがわずかながら保存されていますこれを用いれば、タネを再生させ、未来を守る取り組みを今すぐ再開できます。また、スーダンの治安も回復しており、今が良いタイミングです。

 

▼プロジェクトで実現したいこと

 このプロジェクトでは、

  1.  日本に保存していたタネを、スーダン農業研究機構に里帰りさせる。
  2.  温暖化に強い小麦の育種をスーダンで再開する。

 これはスーダンだけの問題ではありません。日本においても、近年、高温が米の供給に悪影響をもたらすなど、気候変動は食糧生産に深刻な影響を及ぼしています。高温や乾燥に強い小麦は将来、私たち日本人の食糧安全保障にも重要になります。今、日本の小麦自給率は20%以下です。80%以上は輸入していますが、輸入先の国々も気候変動に曝されています。将来の食卓を守るため、アフリカで選抜したこのタネを日本や世界の品種開発に活かすことも視野に入れています。

 

▼あなたの力で未来を守りませんか?

 このタネは、人類の未来を守る希望そのものです。私たちの次の世代もおいしいパンやお菓子や麺類を食べられるようにしたい。世界の人々が十分な食料を得られることが将来の平和な世界構築の大前提です。私たちと一緒に「タネから育む未来」を作りませんか?

 皆さまからの温かいご支援を、心よりお待ちしています。ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

▼いただいた支援金の使い道

 目標金額:150万円

 目標金額の使い道:日本に保存している小麦のタネのスーダンへの輸送費、スーダンでタネ保存庫の借り上げ費、小麦専門家の活動費

 

 ※スーダン農業研究機構からプロジェクトを行うこと、名称と画像掲載を行うことの許諾を取得しております。  

 

★★個人情報の取扱について★★

 ご寄附に際しご提供いただいた個人情報については、利用規約に定める

●リターンの提供等

●支援の対象となったクラウドファンディングに関する支援者とのコミュニケーションや実行者の活動状況の報告

●READYFOR株式会社の提供するサービス上で募集する寄附、支援の依頼、勧誘等での利用

に加え、鳥取大学からの寄附のご案内に利用する場合がありますのでご了解ください。

 

★★税制上の優遇措置について★★

 鳥取大学へのご寄附については、確定申告を行うことにより、税制上の優遇措置が受けられます。

 なお、寄附金領収書(寄附金受領証明書)は、READYFOR株式会社を通じて、寄附金が、鳥取大学に入金された日付で発行いたします。鳥取大学への入金は、募集終了の翌々月になります。

 

【寄附者が個人の場合】

① 所得税の控除

 寄附金額から2千円を差し引いた額が所得税法上の寄附金控除の対象となり、当該年の所得から控除されます。

※寄附金の額が総所得金額等の40%を超える場合は、40%を限度とされます。

② 個人住民税の控除

 お住いの都道府県・市区町村が条例で本学を寄附金税額控除の対象として指定している場合は、総所得金額等の30%を上限とする寄附金額について、寄附された年の翌年の個人住民税から控除を受けることができます。

 都道府県から指定されている場合【寄附金額-2,000円】×4%

 市区町村から指定されている場合【寄附金額-2,000円】×6%

 ※詳しくは、お住いの都道府県及び市区町村へお問い合わせください。 

 

【寄附者が法人の場合】寄附金の全額が法人税法上の損金に算入されます。

 

 

プロジェクト実行責任者:
辻本  壽(国立大学法人鳥取大学・国際乾燥地研究教育機構)
プロジェクト実施完了日:
2026年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

国立大学法人鳥取大学が高温・乾燥耐性小麦をスーダンに送り返し、普及の再開を支援する。集まった資金は、活動旅費、運送費等に使用します。

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・お礼のメール(募集期間終了時)
・寄附金領収書

申込数
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