キッカケと新手法の必要性

 

結婚相談NPOの影山でございます。

細かい文章までお目通しいただきまして有難うございます。

 

もう少し早めにお伝えしておくべきだったかも知れませんが、本日は障害者婚活に取り組み始めたキッカケと新手法の必要性についてお話しをさせていただきたいと思います。

 

 

きっかけは困難を極める障害者の婚活、これまでの挑戦と障がい者が語る本プロジェクトの必要性

 

想像に難しく無いと思いますが、障がい者の婚活は困難を極めます。

 

これまでの活動から理由は色々と思いつきますが、主だったものとしましては「障がいへの不理解」や「活動の場が限られている事」が挙げられます。

 

障がいへの不理解はある程度、仕方が無い事だと考えておりまして、私も以前は考える機会もありませんでしたし、障がい当事者の皆様も他の種別の障がいについてまでご存知の方は限定的です。

 

これまで相談所をご利用いただいている障がい者の皆様(主に男性)からのリクエストで「障がい者婚活パーティー」や「親の代理お見合い」を試して参りました。

 

ともに必要なものですが、障害種別に寄る向き不向きなどはあり、改革に十分なものでは無いと判断しております。

 

以下は「障がい者総合研究所」様が実施されている「障がい者の結婚に関する意識調査」プレスリリースからの引用となります。

 

■健常者と障がい別の配偶者の有無

 

 

グラフ上、緑色の部分が配偶者なしになります。とくに精神・知的の方は期待を持つ事が難しい状況なのではないでしょうか？

 

■結婚を決断、または結婚生活を送る上で、あなたの障がいは何らかの支障になると思いますか？

 

 

 

 

 

障害者総合研究所所長、中山 伸大 氏のお話しでは、一般向けに行われた結婚の意思調査では「一生結婚するつもりはない」と回答している方が2015年時点で男性12%、女性8%だそうですが、障がい者を対象とした本調査では34%が「一生結婚するつもりはない」と回答したそうです。

 

私はこの「一生結婚するつもりはない」層に「挑戦する事を諦めている」方々が多分に含まれていると考えており、新たな手法でハードルを下げる事の重要性を感じています。

 

我々が営利企業ならば、婚活が簡単な方だけを対象にサービスをご提供していれば良いのかもしれませんが、我々はNPOです。

 

困っている方がいらっしゃれば、出来る限りの事に挑戦する。

それがNPOのあるべき姿だと私は考えています。