第７週

月曜日に「学び舎 学校協議会」があったので、今回は１泊２日の短い滞在（注：僕は鋸南エアルポルトを立ち上げつつ、世田谷区の小学校のPTA会長をしています）。短いながら、多彩なゲストが登場し、濃い時間でした。

 

火曜日、早朝家を出て内房線で保田へ。千葉までは通勤的、そこから一気に旅に変わる。帰りは車で品川まで送ってもらったのだが、南房総の環境のよさと都心の居心地の悪さは、同じ地球上にあるとは信じられないぐらい。

 

朝からしばらくもろもろ作業して、午後を迎えた。突然目の前に、大きめの車が停まった。降りてきた人は見覚えのある・・・しかし、そんなわけはない。しばらく連絡も取っていないし、僕が鋸南にいることも知らないだろうし・・・。と思ったが、まさにその本人だった。東向島珈琲店の井奈波さん！　数年ぶりの再会。Facebookを通じて、僕が鋸南で活動を始めたことは知っていたらしい。車で保田インターを降りて127号線を館山方面に行く途中で、看板として書いた「きょなんエアルポルト」の文字が目に入ったとか。再会を喜んでいるそのときに、車からさらに５人が。ほんの数十分だったが、中を案内しながらワクワクする時間を過ごせた。

 

東向島珈琲店では１年ほど前から、鋸南ビール醸造のオリジナルコーヒービールを出しているとのこと。ビールを取りにきがてら、房総半島を時々巡っているそうだ。井奈波さんたちと別れてからしばらくして、僕らも鋸南ビールへ。まさやんと二人でクラウドファンディングの達成祝いをしつつ、醸造長の岡村さんにも報告（ご存知の通り、岡村さんにクラファンの動画に出演してもらっているので）。

 

そこで、神戸から鴨川に移住したばかりのカレー屋夫妻と出会った。しばらく談笑。面白い人がどんどん集まっているのが南房総だと確信。鋸南エアルポルトの名誉アーティストの一人・志水直樹くんのことも知っていて、世の中狭いなぁと思った。

 

鋸南ビールで３本目のビールを飲んでいるときに、水風戦協会の塩谷さんが鋸南に到着。昼前に必要物品の調達をしている際にふと思い出して連絡をしたのだが、用事が済んだらすぐに駆けつけてくれた。「今日どう？」（経堂）から「今日なん？」（鋸南）に移り、友人たちのフットワークはますます軽くなっている。

 

夜は毎週恒例の火曜飲み会。寒くなってきたので鍋をした。同世代の保田出身者が初参加。東京の会社の仕事を在宅でやっているということで、コワーキングで一緒に楽しめればと思った。深夜まで痛飲。

 

水曜日。

午前中はペンキ塗りの残りを。どう塗れば綺麗に仕上がるのかわかってきた。もっとも大事なのは「二度塗り」。「一度塗り」でもそれなりなのだが、重ねるだけで全然違う。缶にも二度塗りせよと書いてあるのでアタリマエのことだが、やってみていちいち学ぶ毎日だ。

 

昼食は、駅前の寿司の名店「らかん寿司　松月」へ。大将が台風の修理で店舗修理中に転落し、しばらく入院＆リハビリをされていた。つい先日ランチ営業のみスタートしたということで早速訪問。この店は僕が初めて鋸南に来たときに、鋸山に登った後に遅めのランチで訪れた店。この店の印象の良さが、鋸南再訪の気持ちを起こさせた。地魚だけの寿司は最高。大将とおかみさんの人柄も素晴らしい。カウンターに駅前の焼肉店「慶尚苑」のマスターもいて、ご挨拶できた。世界一美味しい焼肉らしい。２月に行ったが確かに美味しかった。

 

松月でゆっくり時間を過ごしてエアルポルトに戻ると、ジープが停まっていた。ちょうど、最近サポーターになってくれた町原さんが昔の同僚を連れて来てくれていた。店内を案内し、これからの構想を語る。どんどん知り合いを連れてきてくれるという。嬉しいなぁ。ドライブでさっときて、さっと帰る。南房総はアクアラインのおかげでそのぐらいの距離感。一瞬来ても、しばらく滞在しても、たくさんの刺激を受けられる町。鋸南をそんな場所にしたい。