【動画】元救急救命医・菊野隆明先生が語る医療崩壊の危機

今まさに、日本で起きつつある ”医療崩壊の危機” を語った動画。

 

この危機を救急救命医として第一線で見つめ続けてきた、国立病院機構 東京医療センター 前センター長・菊野隆明先生にお話を伺いました。

 

 

「医療のリソースは非常に制限されているので、治すべき患者さんを選別しなきゃいけない。医療の供給さえ十分であれば助かる人が、供給が追いつかないために諦めざるを得ない、死んでしまう。という状況が次々と起きていくのが医療崩壊」

 

動画中で菊野先生も仰るように、この新型コロナウイルスの流行蔓延によって、急性期病院（急性・重症患者の治療を24時間体制で行ない、入院・手術・検査など高度な医療を提供する病院）に強い負荷がかかっています。

 

また、急性期病院で救急診療に当たられている先生方は、極限のストレス環境を強いられています。

 

 

もし、この非常時に「体調不良になったが、どうしたらいいのか分からない」という不安を抱えた人々が押し寄せてしまうと、急性期病院が破壊されかねません。

 

本当に、助かる命も助からない「医療崩壊」が現実のものとなってしまいます。

 

 

現場の医療機関や人材を守るためにも、

重症・重篤者に適切な処置を行なうためにも、

一刻の猶予もなく急を要する人々の命を救うためにも、

 

医療崩壊を防がなければいけません。

 

 

看護師がいて、医者がいて、たくさんの技術者がいて、初めて高度な医療技術が提供できます。

 

人工呼吸器や人工心肺、マスクがいくら大量生産されたとしても、肝心の医療サービスを提供する医療人材が先細りだとどうにもなりません。

 

限られた医療リソースを適切に扱っていくためには、やはり国民一人一人の体調管理、そして不要不急の医療機関受診の抑制が必須です。

 

これ以上の医療崩壊の危機を抑制するために。

皆様の大切な人に、この動画のシェアをお願いいたします。

 

 

伊藤俊一郎