
支援総額
目標金額 3,500,000円
- 支援者
- 680人
- 募集終了日
- 2024年12月30日

医療の未来を守り、育てる。膵がん治療の開発・力ある若手外科医の育成
#医療・福祉
- 現在
- 17,613,000円
- 寄付者
- 350人
- 残り
- 16日

国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける
#子ども・教育
- 総計
- 679人

明日を担う伝承者の養成を共に支える│国立劇場養成所サポーター募集
#伝統文化
- 総計
- 135人

入院する子どもたちを笑顔に!ファシリティドッグ育成基金2025
#子ども・教育
- 現在
- 6,795,000円
- 支援者
- 541人
- 残り
- 26日

プラネタリウム再生プロジェクト|星空を未来へつなぐ月光天文台の挑戦
#子ども・教育
- 現在
- 2,155,000円
- 支援者
- 44人
- 残り
- 41日

広島の農業と広大生をつなぐ|規格外農産物で地域と学生が元気な広島へ
#子ども・教育
- 現在
- 234,000円
- 寄付者
- 30人
- 残り
- 65日

学生の暑さ対策~体育館に気化式冷風機を設置~
#子ども・教育
- 現在
- 447,000円
- 寄付者
- 64人
- 残り
- 64日
プロジェクト本文
終了報告を読む
>English Page (How to support the project )
プロジェクトは終わりましたが、活動は続きます
御支援くださった皆様
「病院に心のリハビリのための防音室設置プロジェクト」のクラウドファンディングは、12月30日午後11時をもちまして終了いたしました。皆様のおかげで、第1目標の300%越えを達成し、たくさんの御支援が集まりました。来年春を目途に千葉大学医学部附属病院への防音室設置準備を進めます。本当にありがとうございました。
この活動を続ける中で、のべ700人に迫る方から御言葉をいただきました。大切な方を白血病や大きな病で亡くされた方、医療従事者、防音室をつくっている方、音楽愛好家、音楽家、8歳のチェリスト、通院されている方、入院されていた方、皆々様の想いが集まりました。
多くの方が長期入院を要する患者のために心のリハビリのための部屋が必要であることに賛同し、また求められていることを知りました。このプロジェクトが広がるにあたり、ご家族やお仲間へお伝えしてくださった方々、SNSで発信してくださった方々、演奏会の挟み込みをご了承くださった方々、演奏会にお越しくださった方々、演奏会を開くにあたりご協力くださった方々、千葉県文化振興財団、朝日新聞、Bay FM, ニッポン放送の皆様、本当にありがとうございました。
防音室設置費用は、1,500万円を超えるため、今後もご寄付を募ります。詳細はM for Mの公式サイトへお立ち寄りください。「病院に心のリハビリのための防音室設置プロジェクト」は、今回が第一歩です。全国の長期入院患者を抱える病院に心のリハビリのための防音室が標準設置されるまで、我々の活動は続けます。
M for M主催・共催の演奏会情報は、M for Mの公式サイトの新着情報に随時アップいたします。
山本昭夫
若きチェリストが最後に願ったのは
病院に「音のある世界」をつくってほしい
令和5年4月26日に栞路(かんち)は旅立ち、我が家の心の時が止まりました。
21歳で夭折したチェリスト山本栞路。彼は突然、白血病を宣告されました。
年間300日以上と長期に及んだ入院生活は「音のない世界」でした。そして彼は心を塞ぎました。
周りの患者さんへの気遣いで日常的に声の音量を落とし、病室の規則で早い就寝時間になると日々の会話自体が難しくなります。楽器演奏・練習はもちろん禁止でした。
さらに、突然環境が変わったことによるストレスから、右耳の突発性難聴にもなりました。左耳も聞こえなくなる恐れから、ヘッドフォンの使用すらも極力避けるような状況でした。
そんな入院生活の中で、彼は切に「音のある世界で過ごしたい」と願っていました。
私たちが目指している「病院への防音室の寄付」は、チェリスト山本栞路の生前の強い願いでした。そしていま、その想いを彼の恩師や仲間、両親が引き継ぎました。
入院患者には社会復帰に向けて身体のリハビリ訓練をするように、心のリハビリができる環境が必要です。声を出して泣いたり、歌ったり、電話ではっきりした声で思う存分話したり、リモート授業を受けたり、リモートワークをしたり、音楽を全身で浴びたりできる、そんな環境を病院につくっていきたいと考えています。
そんな想いを実現するために「病院へ防音室を寄付をする団体」M for M 設立に至りました。
目下の目標は、山本栞路が1年間お世話になった千葉大学医学部附属病院に防音室を寄付し、設置すること(そのためには約1500万円が必要となります)を目指します。
栞路(かんち)の想いを実現させるための第一歩です。どうかクラウドファンディングを通して、みなさまのあたたかいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
※千葉大学医学部附属病院より寄付を行うことおよび名称掲載の許諾を取得しております。
夭折のチェリスト「山本栞路」
幼少期の栞路は、嬉しいことがあると手紙を書いてくれたり、折り紙をつくってくれたりしました。手先がとても器用で、字も上手で、絵を描くことも大好きでした。小学校の6年間はずっと日記をつけていて、その後も何かがあるごとに、手帳にその日のことを書いていました。
友人からは「その場にいるとホッとする」と言われるような人柄で、学校では中心にいるタイプではなくて、少し離れたところで、いつもニコニコとしていたようです。
3歳からチェロを始め、国際的に活躍するチェリストになることを目指していました。闘病中の病床では「将来海外のオーケストラをバックにコンチェルトを弾き、両親を招待するのが夢だった」と話してくれました。
「チェロは、自分自身の一部、チェロの練習は、生活の一部だった。」
白血病で入院生活となった後は、チェロの練習ができないこと、大学へ行けないこと、家に帰れないことをなかなか受け入れることができない様子でした。10件以上もあった演奏の依頼もキャンセルせざるをえませんでした。さらに、入院して1ヶ月もたたずに片耳が聞こえなくなりました。ストレスによる急性難聴でした。
入院生活はどうしてもさまざまなストレスが重なってしまいます。当初は、よく食べていた病院食も、入院が長期化して数ヶ月も経つと「次に何が出るかわかってしまう」というリアクションになりました。
また、治療のために薬の投与や血液検査や骨髄検査と、さまざまな承諾書へサインをしますが、その都度覚悟をさせられました。医療従事者の方々の立場からすると、大切な決まり事ですが、私たちにとってメンタルへの負担はとても大きかったです。
そしてこれまでの人生を音楽と共に過ごしてきた栞路にとって「音」と離れた生活は強いストレスとなりました。
栞路の想いを引き継いで
栞路の父親の山本昭夫と申します。
栞路の血液検査結果に異常値があることを知ったのは近くのクリニックでした。その時は、強いショックに私自身が呼吸困難になってしまいました。酸欠になるということを初めて体験しました。
その後、栞路は白血病と診断されました。病気の進行がどの程度かまだわからない中ではありましたが、私もすぐに全ての予定をキャンセルして、仕事を休み、看病で家にもなかなか戻れなくなりました。受け止められていなかった現状が、次第に現実として感じられてきました。そこからは「きっと治癒できる病気だ」と信じるしかありませんでした。
闘病中はできるかぎり栞路と一緒に話をしました。いたしかたないのですが、血液内科の病室は、窓が開きません。外の空気を吸うことができません。その息苦しさをなんとか紛らわすことができないだろうかとずっと考えていました。
令和5年4月26日に栞路は旅立ちました。
葬儀の準備をする中、会葬礼状の文面や、最後の挨拶文を考えるとき「栞路の願い」を思い出しました。「病院に防音室を寄付したい」その想いを受け継ぐことを決めました。葬儀の際に立ち合われた方々へ宣言をしましたが、そのときは、自分が語っているというよりも、栞路に導かれて語らせてもらっているような感覚で、落ち着いて話すことができました。
「M for M」の設立へ
M for Mは、音楽と医療を結ぶ活動を行います。二つのMは、musicとmedicineです。Music for MedicineともMedicine for Musicとも読めます。音楽の力で医療環境を整え、長期入院を余儀なくされる患者の皆様と患者を治療する医療従事者の皆様のために心のリハビリ用の防音室設置運動を進めることを目的としています。
2024年4月30日にサントリーホールのブルーローズで行われた「メモリアル・スペラ 第1回チャリティコンサート」では、栞路の同級生や、学生時代の保護者の皆様、先生方、プロの音楽事務所の方々がボランティアとして朝から晩まで裏方や表方をご担当くださいました。演奏が始まると、会場が一体化する様子が肌で感じられました。音の粒が会場いっぱいに広がり、とめどなく落ち続けてくるようでした。
また、賛同してくださった方々、コンサートにご来場いただいた方々、医療従事者の方々など、人づてに防音室を病院へ寄付する活動が伝わり、その輪が広がりました。ご寄付をくださった方は、中学生からご高齢の方までさまざまです。設立から現在に至るまでに100名を超える方々からご賛同とご寄付をいただいております。ご寄付をいただいた皆様に心より感謝を申し上げます。
ご支援金で実施する活動内容
M for Mでは病院に防音室を設置する最初の取り組みとして、山本栞路が1年間お世話になった千葉大学医学部附属病院へ2025年中に防音室を設置することを目指しています。
防音室設置には15,299,670円の費用がかかります(※2024年8月19日時点の見積り金額)。
2024年4月に活動を始めて、現時点で200万円以上のご寄付をいただいておりますが、設置費用に対して20%にも満たない状況です。そこで、クラウドファンディングへの挑戦を決意しました。
皆様からのご支援は、防音室を千葉大学医学部附属病院へ寄付する(設置する)ための費用として活用させていただきます。
また第一目標と、実際に設置のために必要な金額との差額は、銀行借入をしてでもなんとか用意する覚悟です。ですのでクラウドファンディングの第一目標を達成した段階で、千葉大学医学部附属病院へ防音室を寄付をすることをお約束いたします。
クラウドファンディング実施概要
◇公開日:2024年11月17日
◇終了日:2024年12月30日
◇プロジェクトの方式:All or Nothing
※第一目標金額に到達しなければ、クラウドファンディングのご支援金は全て支援者様へ返金となります。
◇クラウドファンディング第一目標金額:350万円
◇資金使途 :千葉大学医学部附属病院へ防音室を設置する費用の一部として
※防音室設置費用は1500万円を超えますが、銀行借入などによって必要費用を補填し、2025年の防音室設置実現を計画しております。
※千葉大学医学部附属病院より寄付を行うことおよび名称掲載の許諾を取得しております。
栞路の想いを未来につなぐ
千葉大学医学部附属病院への防音室設置が実現したあともM for Mの活動は続きます。
全国、全世界で患者が長期入院する病院に心のリハビリを目的にした防音室が標準装備されるときこそ、M for Mの任務は終わります。
病院内に防音室を設置することにより、入院患者は声を取り戻し、音を身体いっぱいに感じることができます。
また、病院内に長時間勤務する医療従事者の方々も心身のストレスはとても大きいと聞いております。医療従事者の方々にとっても、ストレスを解消できる場所があることによって、心身の健康が保たれ、ひいては入院患者にとってもプラスに働くことも願っております。
さらに、音楽を愛する方々によって医療環境を整備することは、音楽の世界にとっても魅力あふれる活動です。音楽のチカラを信じる人が増えること自体が演奏家の活動範囲を広くする可能性を持つはずです。
そのための最初の一歩として、千葉大学医学部附属病院での防音室設置を実現させるために。
どうか山本栞路の生涯に想いを馳せていただき、クラウドファンディングへのご支援をお願いいたします。

応援メッセージのご紹介

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター小児がんセンター長
松本 公一 様
私は小児がんを専門とする病院に勤めています。
かつて、ピアニストを目指す小児がんの患者さんが、ベッドの上で鍵盤のマットをひいて、音の出ない鍵盤を一生懸命叩いていたことを思い出します。
大きな音で練習できればよかったのですが、そんな環境もありませんでした。
防音室のように大きな音を出すことのできる環境は、長い入院を必要とする患者さんの療養環境にとって必要なことだと思います。
思い切り、音を出してもみんなに迷惑のかからない環境を作って、必要な人に使ってもらう。
もちろん、音楽を演奏するだけでなく、音楽を大音量で聴いたり、大きな声を出したり、普段のストレス発散に使ったりしてもらってもいいと思います。
この、素晴らしい取り組みを、皆さんに知っていただいて、是非応援していただけましたらと思います。よろしくお願いいたします。

愛知医科大学医学部血液内科・輸血部・細胞治療センター・造血細胞移植センター・部長
高見 昭良 様
このプロジェクトは、長期入院が必要な患者さんに、心の安らぎと癒しを提供するための大切な取り組みです。防音室の設置により、患者さんが安心して療養できる環境が整い、心身の回復に役立つことでしょう。皆様のご協力が、この取り組みの実現に向けた大きな一歩となります。どうぞ温かいご支援をお願いいたします。

北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター センター長
小林 拓 様
入院中の患者さんは、様々な悩みを抱えながら病気と向き合っています。
病や治療に関する不安はもちろんですが、時として負担の大きい検査に取組んでもいらっしゃいます。食べたいものを食べられなかったり、会いたい人に会えなかったりする苦しみもあるでしょう。そして、やりたいことがやれない苛立ちや、日常生活へのブランクに焦りを感じている方もいらっしゃいます。病院に防音室を作ることは、楽器を奏でる人だけのためでなく、大声で歌ったり、家族や友人、恋人と心置きなくビデオ通話することも可能になり、多くの患者さんにとっての救いになるのではないでしょうか。入院しながらでも本来の自分を取り戻す時間を少しでも持っていただくことで、病気を克服するための活力にしていただきたい。自分はそんな思いでこの活動を応援しています。

藤田医科大学病院副院長、救急医学・総合内科学講座 主任教授
岩田 充永 様
入院生活では、周囲に気を遣って遠慮しながら治療を受けている方が多いのではないでしょうか。このような「非日常」の中で心を整えるためには、周囲を気にしないで自分を出す場所が大切です。防音室があれば、周囲のことなんて気にせず、声を出して本を読む、Webや電話で大切な人と会話を笑う、歌う、楽器を奏でる。自分の感情を遠慮なく表出することができます。自分と向き合い、心を整え、治療にむかう。そんな環境を実現するためにも、防音室を設置することの意義は大きいと確信します。医療にかかわる者として、音楽に勇気を頂いた者として、このプロジェクトを応援します。
ご留意事項
※第一目標達成後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
※天災等やむを得ない事情によりリターンに含まれるコンサートが開催できない場合は、延期にて対応しご返金はいたしかねますのでご承知ください。
※ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知ください。
※本プロジェクトのリターンのうち【●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン】に関する条件詳細については、こちらのページをご確認ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 山本昭夫(M for M)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年7月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
M for Mが千葉大学医学部附属病院へ防音室設置を寄付をします。集まった支援金は千葉大学医学部附属病院への防音室設置資金として活用させていただきます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 目標達成額は必要金額より低く設定しています。必要金額との差額は、プロジェクト実行責任者が銀行からの借り入れて補填します。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
M for M will donate soundproof rooms to hospitals for the mental health of patients and health care professionals.
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
5,000円+システム利用料

「M for M」クリアファイル
◇御礼の手紙
◇公式サイトへのお名前掲載(希望制)
◇クリアファイル
- 申込数
- 151
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
15,000円+システム利用料
チケットA席/「M for M主催」メモリアル・スペラ|第2回チャリティコンサート
◇御礼の手紙
◇公式サイトへのお名前掲載(希望制)
◇コンサートチケット A席
開催日:2025年4月30日(水)
時間:17:30開場/18:30開演
会場:紀尾井ホール(東京都千代田区紀尾井町6−5)
出演予定:堤剛(Cello)、鈴木優人(Cembalo)、第一回公演出演の方々などを予定。
※コンサート席はエリア内でお選びいただけませんのでご承知ください。
※ご支援確定後の返金等にはご対応できませんのでご了承ください。
- 申込数
- 45
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2025年3月
5,000円+システム利用料

「M for M」クリアファイル
◇御礼の手紙
◇公式サイトへのお名前掲載(希望制)
◇クリアファイル
- 申込数
- 151
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
15,000円+システム利用料
チケットA席/「M for M主催」メモリアル・スペラ|第2回チャリティコンサート
◇御礼の手紙
◇公式サイトへのお名前掲載(希望制)
◇コンサートチケット A席
開催日:2025年4月30日(水)
時間:17:30開場/18:30開演
会場:紀尾井ホール(東京都千代田区紀尾井町6−5)
出演予定:堤剛(Cello)、鈴木優人(Cembalo)、第一回公演出演の方々などを予定。
※コンサート席はエリア内でお選びいただけませんのでご承知ください。
※ご支援確定後の返金等にはご対応できませんのでご了承ください。
- 申込数
- 45
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2025年3月
プロフィール
M for M will donate soundproof rooms to hospitals for the mental health of patients and health care professionals.










