がんになったからこそ芽生えた夢。

こんばんは。
maggie's tokyo共同代表の鈴木美穂です。

 

今夜は、闘病直後の5年前に立ち上げた若年性がん患者団体「STAND UP!!」の定例会議＆新メンバーを加えてのプチ交流会でした♪

 

闘病中、同じように若くしてがんになった仲間が欲しくて、mixiで探して見つけたのが、今もSTAND UP!!代表の松井くん。
彼のmixiには、「15歳の時に悪性リンパ腫になり、院内学級で勉強して医学部に入りました。自分が闘病した病院で小児がんの医師になるのが夢です」というようなことが書いてあり、何より惹付けられたのは、そこに「がん患者には夢がある」というメッセージが載っていたことです。

すぐに連絡をとって会いに行き、一緒に若くてがんになった人が「ひとりじゃない」と感じられるようなフリーペーパーをつくったり、交流したりしよう！と誘い、試行錯誤でフリーペーパーを発行するところからSTAND UP!!は始まりました。

 

 

そして、今では35歳以下でがんになったメンバーが300人を越えています。

みんながん経験のある"サバイバー“仲間。

仲間がいるって、心強いです。

 

…あれ、どこかで聞いたことのあるようなお話？

そう、その5年後、私は秋山正子さんの存在を知って訪ね、一緒にmaggie's tokyoを作りましょう！といってこのプロジェクトが始まったのです。
どうやらワンパターンみたいですね（笑）

5年前STAND UP!!を立ち上げた当初は、実名でがん経験をフリーペーパーに寄稿してくれる若年性がん経験者を10人探すのだけでも半年間くらい苦労しましたが、今はほとんどが普通にがん経験を語っていて、公の場に顔が出ても大丈夫な人だけで写真を撮りましょう、となってもいつもほぼみんなOK！
その上、最近メンバーの結婚ラッシュなんです。

いいなあ〜♡

この団体を立ち上げた頃からがんになっても堂々と幸せになれる社会になったらいなと思っていて、少しずつですが、前よりもだいぶ前進しているんじゃないかなって、ここの仲間に会うとそんな風に感じます。

そして、実はこのSTAND UP!!が立ち上がるまでの話が2年半前に漫画化されているのですが…

これ、まだ抗がん剤後、髪が伸び始めで短い頃の美化された私です（笑）

 

この漫画のラストで、仲間と共にこんなところを作りたいねと「がんになったからこそ芽生えた夢」を語っていて、その当時から思い描いていた夢が体現されたものが、マギーズセンターだったのでした。

 

maggie's tokyoのプロジェクト自体は立ち上がったばかりですが、共同代表の秋山正子も、私も、こんなところが必要だと数年来思い続けてきた先に今があります。

 

STAND UP!!のように交流会を重ねたり、おしゃべり会や相談会を定期的に行っている患者会などはたくさんあるのですが、本当に辛い時、患者さんは次の開催を待てません。

また、一緒に悩む家族や友人など「支える人たち」が気軽に相談に行ける場もなかなかないし、なにより専門的知識のある信頼できる人と自由に話ができる場なんてありません。

そうした中で、maggie's tokyoはいつでも誰でも好きなときに訪れることができ、そっと寄り添える場になりたいと考えています。

 

ここでのクラウドファンディングも残り1週間を切りました。
少しでも早く実現するために、どうか最後まで応援いただけると嬉しいです。