こんなホッケーチーム、他にありますか？

こんにちは。

トップチーム「Metro Tokyo Hockey Club」監督の片山です。

 

クラウドファンディングでは、大勢の方々にご支援いただき、心から御礼申し上げます。

 

前回は、代表・多氣の昔話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

今回は私が襷を受けまして、少しだけメトロの自慢話をさせていただければと思います。

 

紹介文にもありますが、私たちは2030年に日本一になることを目指しています。

競技力はまだまだ日本リーグのチームには及びません。

しかし、もうすでに日本一と誇れるものがメトロにはあります。

 

それは「チーム愛」！流行りに乗るなら「ONE TEAM」でしょうか。

 

私がこのチームに入って約17年、毎年新たなプレーヤーがメトロの門を叩きました。

入ったときは若くても、徐々に体は動かなくなっていきます。

結婚して子供が生まれ、あまり活動に参加できなくなったり、地方に転勤になったりすることもあります。

 

それでも、ほとんどのメンバーはメトロに留まり、新たに作った2ndチームや3rdチームでプレーを続けたり、普及活動やジュニアチームのコーチをしたり、皆がチームを支えています。

そうして残っているアクティブなメンバーは社会人だけでも120人以上。

こんなホッケーチーム、他にありますか？

 

 

例えば普及活動。

オリンピック開催の追い風もあり、昨年は年間50回近い活動がありました。

延べ400人以上がメトロから参加しています。

ローテーションを組んで参加を強制しているわけではありません。

ジュニアチームのコーチ含めて、報酬を得ているわけでもありません。

皆、ホッケーの楽しさを知ってほしい、ホッケーをもっと広めたい、そういう意識で参加しています。

こんなホッケーチーム、他にありますか？

 

私たちは学校や企業などのバックボーンは何もありません。

ただホッケーが、このチームが好きなだけの集団です。

だから、活動のあとは必ず食事に行きます。

ここで交わされるホッケー論議が、他愛もない話が、出身もキャリアも国籍すら違うメンバーをひとつにしていると思っています。

 

メトロのことを好きになった人がまた人を呼んで、20年間一歩一歩階段を登り、東日本リーグで優勝するまでになったのです。

 

 

唐突ですが、私は銀行員です。

数多の会社を見てきましたが、急激に大きくなる会社は人材の面で必ずひずみが出ます。

売上こそ上がっていても、所属チームを「自分のチーム」と捉えてマネジメントできる人は簡単に育たないからです。

 

その点、メトロは人が財産。

「One For All, All For One」、言葉を使わなくても皆が体現しています。

 

競技力でも日本一になるために、まだまだやらなければいけないことは沢山あると思います。

ただ、その目標は今までやってきたことの延長線上にある、そう確信しています。

 

是非とも今後のメトロの歩みを見守ってください。

 

次回は「普及活動」をテーマに香山が執筆します。

引き続き宜しくお願いします。

 

NPO法人メトロ東京ホッケー＆アスリートクラブ

理事　片山祐佑