能登半島地震で全壊した須須神社奥宮|再建を叶え、ミホススミ神に光を
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は1月14日(水)午後11:00までです。

支援総額

1,155,000

目標金額 4,000,000円

28%
支援者
37人
残り
56日

応援コメント
みゆあ
みゆあ5時間前少額ですがお役立ていただければ幸いです。少額ですがお役立ていただければ幸いです。
藤井友佳
藤井友佳6時間前とても、大切な土地。また足を運ばせて頂きます。応援しています!とても、大切な土地。また足を運ばせて頂きます。応援しています!
株式会社マッシュココ 宮川真治
株式会社マッシュココ 宮川真治11時間前珠洲の復興を祈ってます。珠洲の復興を祈ってます。
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は1月14日(水)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

 

須須神社奥宮の再建、

 御(美)穂須々美神みほすすみのみこと の復興を。



本クラウドファンディングは、2024年1月の能登半島地震によって被害を受けた石川県珠洲市の「須須神社奥宮」の再建を目指すものです。

 

須須神社奥宮の主祭神である 御(美)穂須々美神みほすすみのみこと は、出雲の天の下造らしし大神=大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を父神に、高志(古志 または 越 )の奴奈川姫(ぬなかわひめ)=新潟県姫川の水神・ヒスイの女神を母神とし、島根半島の東端・美保関(みほのせき)と能登半島の北端・珠洲岬(すずみさき)の二つの岬を本拠地とする産土神です。

 

この 御(美)穂須々美神みほすすみのみこと 信仰の二大拠点の一つである石川県珠洲市が、奥能登地震(2023年5月5日)、能登半島地震(2024年元日)、奥能登豪雨(2024年9月下旬)と度重なる災害に見舞われ、多くの人命が失われ、家屋が損壊し、 御穂須々美命を祭る須須神社奥宮と遥拝所も倒壊・半倒壊という甚大な被害を受けました。
 
氏子である狼煙地区では、仮設住宅暮らしの方々も多く、奥宮と遥拝所の再建を行えず、心の拠り所を失われたままの状態です。
 
そこで、 本クラウドファンディングを契機に、 御(美)穂須々美神みほすすみのみこと をより多くの方々に知っていただき、 御(美)穂須々美神みほすすみのみこと を祀る「須須神社奥宮」「遥拝所」の再建を叶え、さらに 御穂須々美命の本拠地である出雲と能登の繋がりを結び直していくことを目指します。
 
何卒、本再建事業へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

2025年11月16日

 

ミホススミに光を!プロジェクト

岡本雅享(共同代表、福岡県立大学教授、出雲市古志町出身)

 

珠洲市狼煙町第一区地区

糸矢敏夫(狼煙町第一区地区長)

 

※本事業は「ミホススミに光を!プロジェクト」と「珠洲市狼煙町第一区地区」を共同主体とする「須須神社奥宮再建プロジェクト」がプロジェクトとリターンを実施します。本プロジェクトの資金は珠洲市狼煙町第一区地区が受け取り、須須神社奥宮再建のために活用します。

 

震災後、損壊し、傾いた須須神社奥宮拝殿
解体後の須須神社奥宮拝殿
震災後の奥宮拝殿内部(解体前)

 

【クラウドファンディング概要】
第一目標金額 |400万円(総事業費の約1割に相当)
資金使途|須須神社奥宮・遥拝所の再建費に充当

募集終了日|2026年1月14日(水) 23:00まで

 

須須神社奥宮の修繕と遥拝所の再建にあたっては、珠洲市が設ける「地域コミュニティ施設等再建支援補助金」(補助率90% 上限額3,000万円)を活用します。補助を受ける修繕・再建の対象は、奥宮本殿に加え、狛犬や灯籠、鳥居、賽銭箱の覆いなどの施設です。また、傾きによって解体を余儀なくされた遥拝所については、仮宮として再建する計画です。

 

本クラウドファンディングは須須神社奥宮再建プロジェクト(「ミホススミに光を!プロジェクト」と「珠洲市狼煙町第一区地区」を共同主体)として実施します。プロジェクト実施にあたっては宗教法人須須神社奥宮より再建・修繕・名称掲載の許諾を得ています。


◾️目次
01:須須神社奥宮と遥拝所の被災状況
02:須須神社奥宮の歴史とご祭神
03:ミホススミに光を!プロジェクトの発足
04:未来に向けてご支援を 
05:プロジェクト実行者より皆様へ 
06: プロジェクトへの応援メッセージ 
 

 

震災当時の状況

 

2024年元旦に能登半島を襲った大地震は、珠洲市の狼煙町にも甚大な被害をもたらし、須須神社奥宮を守り続けてきた狼煙町住民も甚大な被害を受けました。


 町には約50世帯が暮らしていましたが、家屋の半数が全壊または半壊。さらに津波で港の多くの船が沈没・流失しました。町を通る県道28号は土砂崩れや陥没で通行不能となり、町は3日間孤立。隆起によって海岸線が変形し、田畑も引き裂かれました。


町中にある奥宮遥拝所も傾き、正月飾りがかえって被害の無残さを際立たせる状況でした。


震災当時、須須神社奥宮は、令和5(2023)年5月の地震によって被害を受けて、修繕が必要な状態にありました。拝殿の屋根瓦落下、本殿の傾斜、覆殿基礎の破損、狛犬や灯籠の倒壊などが生じていたのです。そのような中で、令和6(2024)年能登半島地震が発生し、拝殿はさらに傾き、本殿は倒壊、覆殿の基礎までも破壊されました。

 

倒壊した奥宮の鳥居
震災直後の遥拝所
震災直後の遥拝所(内観)

 

震災後の再建に向けた動き

 

震災後、2024年3月に設置された「狼煙復興会議」において再建について繰り返し協議が行われました。


半壊した遥拝所は基礎が傾いていたため修繕を断念、同年8月に公費で解体。さらに12月には山頂の象徴的な拝殿についても再建を断念しました。


一方、本殿については時間をかけて再建を目指し、覆殿は修繕する方針が固まりました。現在、山頂の本殿と拝殿は公費で解体され、覆殿は修復を待っている状況です。

 

公費解体された遥拝所
公費解体された遥拝所

 

また、拝殿と本殿の解体決定後、金沢市の石浦神社の長谷吉憲宮司のご支援により、本殿裏に祠が設置されました。そして2025年2月、ご神体はその祠へと遷座されています。

 

石浦神社の長谷吉憲宮司のご支援で本殿裏に設置された仮宮(祠)


 

 

須須神社奥宮の歴史

 

能登半島の先端部にあって、海上交通の絶好の目標となる須須ケ嶽(山伏山)は、古くから海上守護神が鎮まる山として、日本海を航行する海人たちの地域を超えた崇敬の対象であったといわれます。

 

その須須ケ嶽(須須の神が鎮まる山)の頂に鎮座し、御穂須須美神を主祭神とする須須神社奥宮は、延喜式神名帳(927年)記載の能登国珠洲郡の須須神社(すすのかみのやしろ)、古代創建の社とされ、古より航海安全・豊漁の女神として崇められてきました。


平安時代中期には海上警護のための施設が置かれ、峰火(のろし)が一度あがると郡家や国府、さらには京の都にまで情報が伝えられたと伝わります。中近世は山伏の修験の霊場としてなり、山伏(修験者・行者)に由来する山伏山と呼ばれるようになり、御社も神仏習合の影響を受けて「鈴ヶ嶽奧神社」「鈴奧大明神」とも呼ばれました。


 須須ケ嶽(山伏山)は標高172m、能登半島の先端部・珠洲岬にあって、ドーム状にそそり立つ秀麗な山だ。海上からその美しい山容を望めば、典型的な神奈備の霊山で、絶好の目印となり、北ツ海を航行する船の道標、漁を守る森、そして御神体山として信仰されてきたのです。


また社叢にはタブノキ、シイノキ、ヤブツバキ、アカガシなどの照葉樹が生い茂り、石川県の天然記念物に指定されて、学術的にも注目される植生を有しています。

 

ありし日の須須神社奥宮拝殿

 

 御穂須々美神みほすすみのかみ とは

 

「天の下造らしし大神=大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)」が、高志の国(現在の北陸から下越のエリア)の女神「ヌナカワヒメ」と結ばれて生まれた神が「ミホススミ」であり、その神が鎮座する地であるため、島根半島東部が「美保」と呼ばれるとも伝えられています。


国引き神話の基点である「出雲国の美保関」と「高志国の珠洲岬」に祭られてきたミホススミは、出雲と高志を結ぶ海路の交流を象徴する海の女神です。

 

日本海をつなぐ神……
ミホススミこそが古代の日本海文化の謎を解き明かす鍵を握る神

(古事記研究・三浦佑之千葉大学名誉教授 『古事記・再発見―神話に隠された神々の痕跡』より)

 

美穂須々美神と伝わる女神の木像(鎌倉時代)大湊神社(福井県坂井市三国町)所蔵、​​​​​福井県指定文化財

 

さらに各地に、大国主大神が国作りを行う際にミホススミ神が手助けをしたという神話や伝承が残されています。同神を祭る社は、出雲を起点に越前から能登、越後へと広がり、さらに信濃(千曲川沿い)を経て北関東(武蔵)にまで至っています。これは、古代における出雲信仰の伝播を示す貴重な証でもあります。

 

 父神・大国主大神の国づくりを助けた娘

 

ミホススミ神と大国主大神の伝承
 

<越中での伝承>

「大己貴神(大国主大神)の国土経営の功を助け給ひし神」と記載あり。(『富山県神社祭神御事歴』

 

<越後での伝承>

父神・大己貴神とともに、鉾ケ岳(糸魚川市能生)の峰に広鉾を捧げて祈り、父神が夜星山に棲む悪神を討って国を安らかにするのを手伝ったと言い伝えられる(明治44年『西頸城案内』ほか)

 

能登での伝承>

大国主大神と現地(高志)の女神たちの間に生まれた御子神たちの中で一番早い長女神的存在とされ、平国祭が始まる時、巡行する気多神(大国主大神)の留守番をするため、珠洲の神(ミホススミ)がアイの風にのって気多本宮(七尾)にやってくるとの伝承(西山郷史・元加能民俗会副会長より拝聴)。

 

日本海沿岸域では航海安全・豊漁の女神として祭られる同神は、越後から内陸へ入り南下する過程で「水分(みくまり)の神」(水の分配を司る灌漑・治水の神)、稲作豊穣の神へと姿を変えました。


 長野県千曲市の「須須岐水神社」や「御穂須須美神社」上田市の「山家神社」や「御穂須々美神社」では、大国主大神の国作りを補佐する娘神として鎮座もしています。

 

長野県上田市の御穂須々美神社(甲田圭吾宮司提供)


ミホススミについてのより詳細な情報はHP・ブログもご覧ください。
▶︎「ミホススミに光を!プロジェクト」HP

▶︎「ミホススミに光を!プロジェクト」ブログ

 

 

 

古代日本海交通のシンボル・ミホススミのご縁に導かれ、昭和63(1988)年には島根県美保関町と石川県珠洲市が姉妹都市となり、島根側では市町村合併後の松江市が引き継いでいます。


しかし、近年、インターネット上などで、同神が「謎の神」「姿を消しつつある神」「非常に影が薄い神」「忘れ去られた姫神」などと書かれ、姿形の見えない、正体不明の神として描かれるようにもなっておりました。


そこで、ミホススミのご縁で結ばれた各地に呼びかけ、古からのご縁を結びなおし、交流を活性化させ、同神が輝きを取り戻せるよう願って、2021年春に「ミホススミに光を!プロジェクト」を立ち上げ、島根、石川、富山、新潟、長野、東京、福岡などをつなぎ、学習・交流会を始めました。
 
このような経緯から、2024年の能登半島地震の後、ミホススミに光を!プロジェクトのメンバーでもある須須神社奥宮の氏子の皆様と共に、須須神社奥宮・遥拝所再建に向けたご支援を募り、再建を図っていくこととなりました。


今回の須須神社奥宮・遥拝所再建も、地元である珠洲市狼煙町第一区地区と、ミホススミに光を!プロジェクトが協力して実施する形式をとっております。

 

能登復興支援の催しのチラシ

 

 

 

須須神社奥宮と遥拝所の再建が叶いました暁には、ミホススミに光を当てるため、道の駅「狼煙」ー須須神社奥宮遥拝所-須須神社奥宮-聖域の岬-須須神社等を結ぶ参拝・観光ルートを整備し、聖域の女神ミホススミを地域のシンボル、能登・珠洲岬一帯の観光の要としていきたいとも考えています。


現在、第一目標達成後のネクストゴールには、観光客を含む多くの人々が集まる道の駅「狼煙」に隣接する須須神社奥宮遥拝所に、ミホススミの銅像と説明板を建立することを掲げる予定としています。

 

この地を訪れた方々がミホススミを知り、遥拝所にお参りし、須須神社奥宮-聖域の岬-須須神社へと巡っていただくきっかけになればと考えています。

 

糸魚川駅前にはヌナカワヒメ像が設置されている

 

そして狼煙地区を、ミホススミの存在を広める拠点として、地域活性化と全国のミホススミを祭る地をつなぐ要とするためにも、まずは「須須神社奥宮遥拝所」の再建からです。


ぜひ、ミホススミにご縁のある地域の皆さまのみならず、父神に寄り添い、国づくりを助けた娘神ミホススミの苦境に際し、父神・大国主大神を祭る神社とその氏子・崇敬者の皆さまなど、広くご支援を賜れましたら大変ありがたく存じます。


被害の大きかった珠洲市内では、家屋倒壊や津波により100人を超える尊い命が失われました。一方で、須須神社奥宮の氏子には一人の犠牲者もおらず、「山伏山の神様のお陰だ」と狼煙地区では言われています。


私たちはミホススミへの祈りが今後も末永く続くことを願っております。何卒、プロジェクトへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
 

震災前の遥拝所前
震災前の遥拝所での例祭

 

 

 

 


ミホススミに光を!プロジェクト共同代表、福岡県立大学教授

岡本 雅享


私は出雲市の古志〔こし〕町で生まれました。『出雲国風土記』(733年)が古志国の人たちが来て堤防をつくって住み着いたという地名由来を記す地です。いっぽう同じように、古志(高志・越 = 福井・石川・富山・新潟県)の中にも“出雲” という地名がたくさんあります。その高志を旅する中で、出雲大神と高志の女神の間に生まれたミホススミ神が、両者の縁を表す象徴的な存在として浮かび上がってきました。

 

ところが出雲―越前―越中―能登―越後と海路でつながるミホススミ・ラインが近代以降の陸路主体の交通体系の中で光を失い、「謎の神」などと言われるようになっているのを知り、有志と共に「ミホススミに光を!プロジェクト」を立ち上げ、縁の地の人々をつなぎ、縁を結び直す学習・交流会を始めました。

 

この女神を祭る二大拠点の一つ、能登半島の珠洲岬が二度にわたる地震や豪雨災害で甚大な被害を受け、ミホススミを祭る神社や遥拝所が倒壊したのを受け、この間共に学習・交流を続けてきた皆さんのお力添えとなるべく、この支援を提案しました。皆様のお力を、どうかお貸しください。この災い・逆境を跳ね返し、珠洲岬に鎮座する女神ミホススミと、同神を祭ってきた人々が輝きを取り戻せるよう尽力していきたいと思っています。

 


 

 

 

狼煙町第一区 区長
糸矢 敏夫

 
2024年元旦に能登半島を襲った大地震は、狼煙町住民にとって生活や生業の糧である家屋や船ばかりではなく、地域コミュニティや心の糧ともいえる集会所や奥宮遥拝所、さらには神輿・キリコ等も破壊してしまいました。

 

行政や全国の多くの皆さんのご支援により、狼煙港や禄剛埼灯台の復旧工事が始まり、新たな集会所「狼煙のみんなの家」が7月に完成しました。一歩ずつですが復旧・復興に向け住民が協力して前に進んでいます。

 

今年9月には新しい集会所で初めて神事だけの秋祭りを行いましたが、近隣の集落では、キリコを出し神輿の渡御を行う祭りが行われています。私たちも奥宮遥拝所で神迎えを行い、キリコを灯りとして家や船に渡御を行う祭りを復活させたいと願っています。

 

そのためには、奥宮本殿の修繕と遥拝所の再建が課題です。しかし半数近くが家屋を失った住民だけでの修繕・再建は困難であり、私たちは県の助成金を利用しての修繕・再建を目指しています。この窮状に、ミホススミ神を一緒に学習し交流してきたメンバーから支援の申し出があり、ミホススミ神の復興と共に須須神社奥宮、遥拝所再建を目指すこととなり本当に心強く感じています。

 

来年には狼煙の祭りを復活させることを目指し、私たちはキリコと神輿の再建の取り組みも同時に進めております。皆さんの絶大なご支援をよろしくお願いします。

 


 

 

 

須須神社禰宜

猿女千鶴

 

日本海に面した能登半島北端の御山、鈴ケ嶽(山伏山)に祀られるミホススミの神様は、漁師が多い能登において、古くから海の守り神として深い崇敬を集めてきまました。鈴ケ嶽は北前船航路の目印とされ、江戸時代には加賀藩の命令で鈴ケ嶽中腹には常夜燈が灯され暗夜行路の海上の命を守る御明かりとしての役割を果たしてきました。

 

大切に代々受け継ぎ、地域の心のよりどころであった須須神社奥宮の社殿は、度重なる地震により全壊しました。本殿、拝殿、遥拝所、鳥居、狛犬、燈篭、キリコ倉庫、神輿倉庫はことごとく被害を受け公費解体され、今はただ、支援をいただいた祠と雨よけの上屋が建つばかりの更地となっています。

 

特に、能登半島最北端の鈴ケ嶽(山伏山)の山頂に鎮座し、戦前に建て替えられた奥宮の立派な社殿は、私たち地域の何物にも代えがたい誇りでした。重機や車が入ることのできない険しい参道を、氏子の皆が柱一本、瓦一枚まで人力で運び上げたという、その崇敬の賜物である奥宮の姿は、今も人々の胸に焼き付いています。

 

奥宮が鎮座する珠洲市狼煙町もまた度重なる地震で壊滅的な被害を受け、多くの家屋が全壊し、公費解体により更地へと姿を変えました。活気があった漁師町の生活や、村人総出で行った賑やかな祭りが、まるで夢であったかのような、胸にぽっかりと穴が空いたような喪失感に苛まれています。

 

しかし、私たちは震災後も祈ることから始めました。水道も復旧しない震災後の4月1日には、瓦礫の中、集会所でできる限りの御供えと設備で奥宮を遥拝し春祭を斎行し、集まれる皆で地域の復興を祈りました。能登では、春祭で良い年になるように祈りを捧げることから一年が始まり、秋のキリコ祭りで神様に感謝を申し上げて暮らしてきました。感謝と祈りを捧げる祭りと心は、この先も途絶えさせたくありません。

 

震災後私たちだけでは立ち上がれずにいたところをこの度、御祭神のミホススミの神様のご神縁で出雲出身の岡本雅享教授始め関係する皆さまに御尽力を賜り、地域の皆と奥宮復興の為のプロジェクトを始めさせていただいたことに大変感謝しています。

 

神社が復興することは、単に社殿を元に戻すだけでなく、この地域の心の拠り所、精神的な柱を再び打ち立て、復興への希望の光を灯すことに繋がると信じています。

 

能登の誇りであった奥宮を未来へと繋ぐため、皆様の温かいお力添えが必要です。

このプロジェクトに賛同いただき、どうかご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 


 

 

 

ミホススミに光を!プロジェクト 共同代表/神社ガールズ研究会 会長 

河野美知

 

能登の海に立つ聖なる岬・珠洲。そこに鎮まる須須神社奥宮は、出雲と能登を結ぶ女神ミホススミを祀る大切な場所です。

 

震災で傷ついたこの聖域を、もう一度光あふれる祈りの場として取り戻したい―その想いから、このクラウドファンディングは始まりました。


「ミホススミに光をプロジェクト」として、出雲から能登へ、希望と応援の声を届けています。

 

皆さまのご支援が、奥宮再建への力となり、人と人、土地と土地を再びつなぐ架け橋になります。皆さんの支援が光になります。どうぞよろしくお願いします。


 


 

 

須須神社奥宮 氏子総代

角田浩二郎、寺井精二、新文生、および氏子一同


須須神社奥宮の氏子でございます。先人より寺社(神仏)を敬い、信仰心の厚い土地柄でございます。また石川県内で女神ミホススミを祭っているのは、私ども1社である事を誇りにしてまいりました。しかし2023年5月の奥能登地震、2024年元日の未曽有の能登半島地震、続く9月の奥能登豪雨により、須須神社奥宮の本殿及び拝殿、並びに街中の同仮宮(遥拝所)が壊滅的な被害に遭い、いずれも解体、現在は更地になっております。氏子は皆、心の拠り所を失い、途方に暮れております。氏子のかけがえのない自宅も、半数が解体、更地という苦境で、神社・遥拝所の再建の目途が立っておりませんでした。この度、2021より参加している「ミホススミに光を!プロジェクト」で、須須神社奥宮・仮宮の再建に向けたご支援を呼び掛けていただくことになり、誠にありがたく存じます。皆さま、何とぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

小泉八雲記念館館長・島根県立大学短期大学部名誉教授
小泉 凡 様

 

民俗学を専攻した私には、能登半島と言えば、田の神に感謝を捧げ、饗応する農耕儀礼アエノコトとそれを支える心やしい人々、そして折口信夫、春洋父子の墓が思い起こされます。さらにラフカディオ・ハーンの日本行に、深い影響を与えたパーシヴァル・ローエルの存在も。ハーンはローエルの著書『極東の魂』を「神の手になったような一冊」と絶賛し、日本への関心を劇的に高めたからです。そのローエルは1889年に能登半島を旅し、2年後に『NOTO』を出版。それを読んだハーンは、「ローエル氏と共に、旅行の苦しみと喜びを味わいながら、能登を旅した」とチェンバレンへ書き送ります。ハーンはじっさいに能登を訪れることはありませんでしたが、美保関を愛し三度滞在しています。くにびき神話とミホススミ神で結ばれる出雲と能登は、ハーンとローエルによっても結ばれているようです。須須神社奥宮の再建と出雲と高志のつながりを蘇らせるために、心からこのプロジェクトを応援しています。

 

 


                       

 

 

漫画家(ガラスの仮面 作者)
美内すずえ 様

 

なにげなく地図を観ていたら、石川県の北方のある場所が、眼に飛び込んできたのです。山伏山の「須須神社奥宮」。1997年のことです。何だろう、ここは。東京から遠く離れています。気にはなっていたものの、仕事で忙しく、2005年の8月下旬にお山に登りました。以来、10回は登っています。今もう一度、「ミホススミに光を!」を、切に願わずにはいられません。

 

 


 

右から2人目が吉田様

 

吉田 英文(出雲出身、氷見市在住)様

 

約8年前に能登半島の付け根にある富山県氷見市へ移住してきました。能登半島を旅すると、郷里の出雲の風景と重なり、はじめてきたのに懐かしいと感じました。両地域の歴史やつながりを調べてみると、出雲と能登を結ぶ女神ミホススミのことを知り、自然と「ミホススミに光を!プロジェクト」に参加させていただくことになりました。私自身も能登半島地震で被災し、自宅の公費解体も迫っています。日々考えるのは「復興って何だろう」ということです。被災家屋の解体が進むこと?、道路などのインフラが元通りになること?、新しい家が建つこと?、住民が戻ってくること?、、、とモヤモヤした疑問や思いを抱えています。あらためて思うのは、物理的な復旧だけでなく、人と人との心理的な結び目(KNOT=ノット、のと)の回復が大切ということです。地域が受け継いできた想いや信仰を大切にする復興が強く求められています。今回のプロジェクトは、ミホススミのご縁を通じて、つながりを結びなおす取り組みです。皆様のご支援が、地域の、そしてつながりを感じる多くの人の「心の復興」につながると思います。ぜひ応援、よろしくお願いいたします。

 


 

愛宕神社 権禰宜
伊藤美由紀 (きさらぎ深雪) 様

 

30年前、御穂須須美神との奇しきご縁から、島根県美保関の山頂へ御穂社を建立したメンバーの最後の一人となりました。あれから30年が経ち、このような形でまた御穂須須美神とのご縁を結ばせていただき感謝申し上げます。目には見えない神様は、人や物、ときには災害などの事象を通してそのお姿を顕現されることがございます。能登半島大震災で須須神社奥宮が倒壊したことにより発足したこのたびのプロジェクト。能登半島の復興は、御穂須須美神が光を取り戻す過程とも重なり合っているように感じております。クラウドファンディングは、昔ならば「勧請」の意味合いがあり、再建費を寄進することによって神様とのご縁を結ぶことになります。このご縁によって、皆様の家運がより一層ご多幸に恵まれますようご祈念いたします。

 


 

三列目右側が竹下様

 

竹下あづさ様

 

私どもは住み続けられる能登を守る・つくる活動の一環として、ご縁を頂き、2023年より須須神社奥宮の環境整備を行っております。須須神社奥宮のある山伏山(鈴ヶ嶽)は貴重な植生であり、生物多様性の専門家である坂田昌子さんや有志と共に、地震により崩れた石垣の修繕・参道の整備など、自然界にあるものを使う昔ながらのやり方で、年3回ほど活動をしています。地域のみなさんのみならず、能登にとって大切な神社・お山であり、被災だけでなく、高齢化過疎地域において、全国の想いのあるみなさんと共に守っていけたらと思います。また、今後ミホススミのご縁で出雲・全国とのご縁も更に深まることと思います。お力添えよろしくお願い致します。

 


 

 

「狼煙のみんなの家」設計者|クライン ダイサム アーキテクツ
   アストリッド・クライン、マーク・ダイサム、久山幸成


地域の方々の憩いの場となる「狼煙のみんなの家」の設計を手がけたクライン ダイサム アーキテクツです。設計するにあたり、黒瓦や下見板張りといった狼煙の景観を守りたいという皆さんの想いを大切にしながら、板の色をグラデーションで仕上げるなどの新しい表現も取り入れ、これからの未来にフレッシュで前向きな気持ちが生まれる場所を目指しました。今年7月の完成後、地元の方々が気軽に集い、食事やお酒を楽しみながら、未来について語り合える場として親しまれていると伺い、設計者としてとてもうれしく思っています。一方で、須須神社奥宮の拝殿や狼煙の遥拝所を失ったことは、地域コミュニティに深い喪失感を残したままとなっています。何度も現地を訪れる中で、須須神社の存在や信仰が、地域の方々の生活の大切な一部であり、心の拠り所であることを強く感じました。ぜひ、奥宮・遥拝所の再建に向けて、皆さまのお力をお借りできればと思います。大変なご苦労を経験された狼煙の皆さまが、早く安心して心休まる日常を迎えられますよう、心より願っています。

 


 

写真左側が三浦様

 

千葉大学名誉教授 
三浦佑之 様

 

能登の珠洲は、出雲国風土記が伝える「国引き」詞章にいう「高志の都都の三﨑」だとわたしは考えています。その地の余りが広い海を西に曳航され、島根半島の美保の地になったのだと「国引き」神話は語ります。それゆえに、出雲国風土記にあるように、須須神社の祭神・美穂須須美神が、島根半島先端の湊、美保にも祀られているのです。はるか昔、ヤマトが中心になる以前のこと、わたしたちが住む島の北に広がる海の拠点の一つとして珠洲の地はあり、その地の守り神としてミホススミは祀られていたのでしょう。そして、小さな舟が、ツルガやイヅモを経てずっと西のほうへ、母のいます地ヌナガハ(沼河、現在の糸魚川市のあたり)を経由して北のほうへと動いていたのだと思います。珠洲の地が元気をとりもどし、日本海の中心の一つとして輝くことを心より願っています。   

 

 


 

 

歌手( 上々颱風、東北6県ろ〜るショー‼︎ )

白崎 映美 様

 

東日本大震災後、同じ東北のものとして、東北さ、福島さ、いいことどんと来い!白崎映美&東北6県ろ〜るショー‼︎であちこち歌ってまいりました。

 

「まつろわぬ民」(支配されない、迎合しない、)という曲をつくり、わあわあ歌っていたら、このプロジェクトの共同代表である、岡本教授が、「民族の創出」という本を送ってくださいました!それ以来、大きな力には巻かれたくないぞ!というご縁で繋がって、今回も応援させていただきます。

 

私自身も中学の時に酒田大火で自宅全焼し、被災者というものになりました。その時たくさんの人たちに助けていただきました。


狼煙地区、かっこいい地名。みなさまのところに、そして、ミホススミ神様にに歌いに行けたら!
いいことどんと来い!みんなで狼煙をあげよう!

 

 


 

大湊神社 宮司

松村典尚 様

 

令和6年の度重なる震災、豪雨により被災された珠洲の人びと、そして大切な信仰の場が倒壊したことに、心よりお見舞い申し上げます。


当大湊神社には、美穂須々美神とも伝えられる鎌倉時代作の優美な女神坐像(県重文)が鎮座しています。それゆえ、同じ神様を祀ります「須須神社奥宮」の再建事業を強く応援いたします。


当神社もかつて、織田信長の兵火により社殿が焼失しましたが、福井藩主松平忠直公により再興を果たした歴史があります(1621年)。また「モックリコックリ」という当社の伝承に、怪魚に襲われて島が九分通り沈んでも、宙から降りてきた一本の鏑矢によって怪魚が退治されたという話があります。この昔話が示すように、信仰の力は、いかなる困難をも克服する神力に通じます。

 

この尊い復興支援事業が成就し、珠洲の地に再び社は建ち、皆様が安寧を取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。
 

 



▽プロジェクトに関するご留意事項▽
※ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
※宗教法人須須神社奥宮からプロジェクトを行うこと、名称と画像掲載を行うことの許諾を取得しております。
※プロジェクトページに使用している名称と画像は、掲載許諾を取得しています。

 

プロジェクト実行責任者:
糸矢敏夫(須須神社奥宮再建プロジェクト)
プロジェクト実施完了日:
2028年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

須須神社奥宮再建プロジェクトによる、須須神社奥宮を再建費として充当いたします。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
珠洲市地域コミュニティ施設等再建支援補助金を活用して実行します。

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リターン

10,000+システム利用料


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特別御朱印(須須神社奥宮)

⚫︎ 御礼のメール
⚫︎ 特別御朱印(須須神社奥宮)


申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

20,000+システム利用料


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特別御朱印 + ミホススミ神の御守り

⚫︎ 御礼のメール
⚫︎ 特別御朱印(須須神社奥宮)
⚫︎ ミホススミ神の御守り

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

30,000+システム利用料


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特別御朱印 + ミホススミ神の御守り+ 御札

⚫︎ 御礼のメール
⚫︎ 特別御朱印(須須神社奥宮)
⚫︎ ミホススミ神の御守り
⚫︎ 御札 (海上交通安全 または 幸福祈願)

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

50,000+システム利用料


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遥拝所へのお名前掲載 (小)

⚫︎ 御礼のメール
⚫︎ 遥拝所へのお名前掲載 (小)

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2027年3月

100,000+システム利用料


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遥拝所へのお名前掲載 (中)

⚫︎ 御礼のメール
⚫︎ 遥拝所へのお名前掲載 (中)

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2027年3月

300,000+システム利用料


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遥拝所へのお名前掲載 (大)

⚫︎ 御礼のメール
⚫︎ 遥拝所へのお名前掲載 (大)

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2027年3月

50,000+システム利用料


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例祭への特別参加(玉串の奉納)

⚫︎ 御礼のメール
⚫︎ 例祭への特別参加(玉串の奉納)
※ 実施日程 2026年4月1日 または 2026年9月22日
※詳細は開催1ヶ月前までにメールにてご案内いたします

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年9月

100,000+システム利用料


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須須神社奥宮への特別参拝

⚫︎ 御礼のメール
⚫︎ 須須神社奥宮への特別参拝 
※ 実施日程 2026年9月20日(予定)
※詳細は開催1ヶ月前までにメールにてご案内いたします

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年9月

5,000+システム利用料


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純粋応援コース|五千円

特別な返礼品が無い代わりにより事業にご支援を充てさせていただきます。

⚫︎ 御礼のメール

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

10,000+システム利用料


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純粋応援コース|一万円

特別な返礼品が無い代わりにより事業にご支援を充てさせていただきます。※複数口でのご支援もご選択いただけます。

⚫︎ 御礼のメール

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

50,000+システム利用料


alt

純粋応援コース|五万円

特別な返礼品が無い代わりにより事業にご支援を充てさせていただきます。※複数口でのご支援もご選択いただけます。

⚫︎ 御礼のメール

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

100,000+システム利用料


alt

純粋応援コース|十万円

特別な返礼品が無い代わりにより事業にご支援を充てさせていただきます。※複数口でのご支援もご選択いただけます。

⚫︎ 御礼のメール

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

500,000+システム利用料


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純粋応援コース|五十万円

特別な返礼品が無い代わりにより事業にご支援を充てさせていただきます。※複数口でのご支援もご選択いただけます。

⚫︎ 御礼のメール

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

1,000,000+システム利用料


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純粋応援コース|百万円

特別な返礼品が無い代わりにより事業にご支援を充てさせていただきます。※複数口でのご支援もご選択いただけます。

⚫︎ 御礼のメール

申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

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