僕がみた、カンボジアの医療現状

 

こんにちは！日本赤十字看護大学３年の石部雄太です。

 

今回は三年間NACEFに在籍していた際にみた「カンボジアの医療現状」について、自分のカンボジアでの体験談を踏まえて、書いていきたいと思います。

 

私はカンボジアのプノンペン、シェムリアップを二回訪問しました。

カンボジアの医療環境がどのようなものであるかを知りたく渡航したのですが、実際渡航しアメーバ赤痢に罹ってしまいました。

私はカンボジアの水質を甘く考えていたのがその時に疾患に罹ってしまった原因だったと思います。その入院時の写真です。

 

あれから一年経ち、一生学ぶことができない出来事でしたが、今でも恥ずかしい出来事だと思います。

 

この経験以外にも、カンボジアでの医療の現状を見る場面がありました。

 

シラミが多くいる子ども、栄養が取れていないため成長が遅れている子ども、

傷をしっかり処置できていない状態でも元気に走り回っている子ども、

歯が欠損して黒くなっている子どもなど

 

日本ではあまり見ることがない健康状態が悪い子ども、お金がなく病院に行けず治療が儘ならない子ども、そのような子どもたちでも、周りの子どもたちと変わらず元気に遊んでいます。

学校に来て勉強してます。

（小学校にて、シャボン玉で遊ぶこどもたち）　

（小学校にて、歯磨き教育を受けるこどもたち）

 

 

日本の医療環境は先進国ということもあり、裕福な環境で国や地方からのサポートもある。

しかし、カンボジアの子どもたちの様子を見ていると、私たちは恵まれている環境にいるからこそ、体が弱くなっているのでは、とも考えさせられました。

　

医療が届きにくい地域に住んでいる子どもたちに、NACEFが子どもたちの健康になるお手伝いをすることで、子どもたちの生活水準が高まり、それにより子どもたちの笑顔が多く見ることができ、子どもたちの生活している地域が豊かになれば・・・と思います。

 

私たちNACEFは15年間の活動を通じて、最初は手洗い指導から始めたこどもたちが歯磨きの仕方をより下の子に教えるまで、孤児院の子どもたちの健康状態を向上させてきました。

孤児院での経験を経ての、小学校への教育は、次回の渡航でNACEFは3回目の関わりとなります。

孤児院の環境をかえることができたように、小学校でみたこの環境を、徐々に変化させることができるように、これからの活動に関して期待したいです。

 

今年でNACEFは活動を始め、15年目となりました。

活動が広がっている中、私たち学生で活動できるのは多くの支援者の方がいたからこそ成り立った活動だと思います。

これからもNACEFの活動を温かく見守ってもらえるとうれしいです。