【緊急レスキュー】 重篤な猫を保護しました！

昨日、緊急で、もん子ちゃんと名付けた シニアと思われるがん疾患の疑いのあるサビ猫さんを保護しました。

 

顔が変形し具合が悪そうなこの子を見つけて保護をされた方からの相談でした。
保護してから丸２日、もん子ちゃんの繰り返し起こす痙攣（けいれん）発作のため、保護主さんは一睡もできず、どうしたらよいかと、半ばパニック状態に陥ってしまい相談がありました。

 

 

近所だったこともありすぐに駆けつけ、一旦お預かりをして動物病院へ。

 

 

 

鼻周辺が大きく腫れ呼吸をする度にズーズーと音がしています。

予想はしていたことでしたが、(鼻腔)腺癌かリンパ腫が濃厚。視力も失っていました。

発作の原因はがんが脳に悪い影響を及ぼしているのでは・・・とのことでした。

 

一旦、発作止の投薬など施設で出来ることの指示をもらい帰宅しました。

 

 

一晩施設の入院室で過ごすことになりました。

病院から戻ってきてからの経過はよく、目が見えなかったことから不安だったのか、

声を掛けながら撫で続けていたら、堰を切ったようにガツガツとご飯をよく食べてくれました。

 

 

 

しかし安心したのもつかの間、深夜から発作が始まり立て続けに4回！

発作が起きることを予想して、緊急だったため、施設入院室のケージの内側を段ボールで覆い準備をしておきました。発作時に頭や身体を打ちつけたり足が引っ掛かり怪我をしないための対策です。

 

発作後の様子

 

発作止めの効果は薄く、再度急いで病院へ連れていくことにしました。

病院に行くまでの間にも2回発作を起こし、発作を起こす間隔も短く、重積状態でとても危険な状態にです。

 

今は発作を抑えることが優先と、即入院をお願いしました。

 

がんかどうかの確定診断には時間がかかります。

 

がんでなくても、鼻腔蓄膿などの感染症でも脳が近いため、脳に影響を及ぼして異常行動が見られることもあります。
可能性は限りなく低いのかもしれませんが、そうであればと願いつつ…。

 

予後は良くないかもしれません。でもどうかこの子の苦痛が少しでも和らいでくれたら…

今はただ発作が収まることを祈るしかありません。