メンバーの想い　その２

私が過去2回の渡航を通して一番印象的だったもの。

それは子供たちの笑顔でした。

彼らの無邪気に笑う姿を見ると、建設活動の疲れも吹き飛びます。

現在の小学校は村の中心部から離れた所にあり、子供たちは毎日歩いて通学します。
その校舎は地盤沈下により崩れかかっています。炎天下のフィリピンでは学校まで歩いて行くのも一苦労ですが、私が｢暑くないの？｣と尋ねると｢うん、暑いよ。でも大丈夫。｣と笑顔で答えるのです。

彼らに安全で安心できる学習環境を提供したい。

その一心で私たちは小学校建設に取り組みます。しかし、途中であることに気が付きます。私たちもまた、"与えてもらっている側"であると。

慣れない環境やハードな建設活動で疲れきっている時、子供たちの笑顔は元気を与えてくれ、ホームステイ先では家族がたくさんの愛情を与えてくれます。そんな子供たちの笑顔を原動力に、私たちALPHAは8月の夏ワークに向けて現在活動しております。

子供たちに安心して勉強出来る環境を提供するため、少しでもお力をお貸しいただけましたら、幸いです。

東京外国語大学 渉外班6期 加藤心雪