寄付総額
目標金額 7,000,000円
- 寄付者
- 792人
- 募集終了日
- 2023年8月20日
絶滅危惧種のゲノム基盤でできること:鍋島さんからのメッセージ
こんにちは、国立環境研究所 生態リスク評価・対策研究室の鍋島と申します。
自分はこのタイムカプセル事業に関連する研究として、野生動物のゲノム基盤構築を実施しています。ゲノム基盤というと聞きなれない言葉かもしれませんが、ヒトを含めてゲノム基盤というのは医学・生物学・生理学、さらには保全医学と、生物に関わる全ての分野で非常に重要な情報になります。
例えば、ヒトのゲノムは約30億の塩基から成り立っていますが、この塩基配列に基づく遺伝子が感染症のかかりやすさや、病気の起こりやすさに関連していることがわかっており、現在はこれらの情報を利用することで新たな医薬品の開発や病気の治療などに役立てられています。このように、ゲノム基盤構築はヒトでは積極的に行われていますが、一方で、野生動物ではほとんど行われていないのが実情です。
日本には固有の鳥類・哺乳類が多数生息しており、その多くは絶滅の危機に瀕しています。そこで、それらの貴重な遺伝資源を未来に残すために本事業が行われています。さらに、保存された細胞を用いて構築されたゲノム基盤により、保護された野生動物の感染症のかかりやすさや、近親交配を防ぐような飼育管理、遺伝的な疾患の排除等様々な分野で役立てられることが期待されます。
これまでに、自分は国内の野生動物ではヤンバルクイナ、ニホンイヌワシ、クマタカ、イリオモテヤマネコ、アカネズミ、ツキノワグマの、国外の野生動物ではインドサイのゲノムを決定し、ゲノム基盤構築に取り組んでいます。加えて、現在はカンムリワシ、タンチョウ、オガサワラオオコウモリにおいても同様にゲノム基盤構築を進めており、さらなる研究の進展が期待されます。
また、これらの保存された細胞を用いて、野鳥において感染症のかかりやすさを評価できないか、というような研究にもチャレンジしています。最近、鳥インフルエンザにより野鳥の大量死が発生し、一部の鳥類では地域的に絶滅の危機に瀕している種が発生するなど、野鳥における鳥インフルエンザの感受性を調べることは急務となっています。しかしながら、生きた野鳥を使って感染症の感受性を調べることは困難であり、希少な鳥類である以上、実験に使う上で大きな問題もあります。そこで、タイムカプセル事業によって保存されている細胞を使った感染実験を行い、各鳥類細胞のウイルスに抵抗する因子を調べ、比較することにより、様々な野鳥の鳥インフルエンザの感受性を評価し、さらなる保全に役立てることができないか、といった研究を進めています。
今後、日本の希少な動物における保全を推進するために、本クラウドファンディングにご協力いただければ幸いです。
鍋島さんとカンムリワシの細胞から抽出されたDNA。このDNAからゲノムデータベースを構築する。
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