かつての機材達と今。

私はYMOが好きです、歴は43年とリアルタイムには少し遅かったのですが、

その分ファーストからテクノデリックまでまんべんなく一気に聴けたのが幸いして

機械と人力によるレトロテクノの世界にどっぷり浸かり、当時

YAHAMA CS-01、Roland Juno-106と言ったシンセや、その後CasioRZ-1と言ったドラムマシンで

中高と音楽を作りまくってました、割とインプロビゼーション主体の、ワンフレーズ決めたら

後はアドリブって言うのが多かったです。

20代になって一旦音楽から離れました、絵や漫画、グラフィックの方に進みたかったからです。

時は就職氷河期、就職できても余り未来のない職種ばかりに就いたせいか今に活かせない技能。

お給金なども弾むはずもなく、底辺な生活を送っていましたが、漫画関係は「自分の好きなように」

描く為にHPを開き、そちらで創作意欲を発揮することで決着したものの、音楽だけは

一から機材を集め直さねば鳴りません。

そこからコツコツと集め、かつて私には安くて機能も本物より限定的な機材が四つありました。

上からRoland Boutique VP-03（VP-330のアナログモデリング）

同じくJU-06（Juno-106のアナログモデリング4音ポリ音色記録も半分）

同じくJP-08（Jupiter-8のアナログモデリング4音ポリ、機能もメモリも削減版）

そしてベリンガーPro-800。

これらで後はPCの方でドラムやミックスなどを行いナントカやっていたのです。

ことしの初夏くらいまでは。

ちょっとしたことで物入りになり、JU-06→JP-08→VP-03と、どんどん機材が減って行ってしまいました、私結構ボコーダーは使っていたので残るPro800だけではやりたいことが発揮できません。

 

常々、Sequentialの機材は昔から欲しかった物です。

YMOをご存じの方ならProphet-5という名機の名を聞いたこともあるでしょう。

当時180万円、今は大分安くなったとは言えそれでも60～80万円。

そんなSepuentialから、価格も割とお手頃な「Take5」「Trigon6」と言った機材も出ました。

鍵盤を省いたデスクトップ版ならTake5で22万、Trigon6で34万ほど。

 

ナントカ手に入れられないかと当時から奮闘しましたが、与信も通りません。

そしてVP-330はベリンガーから鍵盤を1オクターブ削られた形ではある物の、VC-340として

9万円ほどで市場に出ていますが、これも今からとなるとかなりキツい。

せめてTake5及びTrigon6、そしてVC-340と残ったPro-800（Prophet-600のデスクトップ版）があれば

私は更にもう一度音楽を作ることができるようになります。

Pro-800だけでは少々音が薄く、狙った音が作れない事もままあるのです。

そしてやはり、「Sepuential」の文字の入った楽器があることはモチベーションガクッと上がり、

とはいえProphetの類いは高いのでせめてTake-5の鍵盤ありかTrigon-6のデスクトップ版を

手に入れることが出来ればMIDIキーボードは健在なのでまた音楽活動を再開することも出来ます。

 

来年に向けて友達と青春時代に作った曲の数々をリメイクし、レコードやCDにしようという試みが

走っている中、また道半ばの私に機材の調達をお願いしたいのです、宜しくお願い致します。

 

↓かっての機材、今は一番下のMIDIキーボードとその上のPro-800しかありません。