ウクライナ国立オデーサ歌劇場のオーケストラメンバーよりメッセージが届きました

戦争中にもかかわらず、オデーサ歌劇場とその芸術家たちは市民のために、今日まで演奏を続けてきました。そんな状況ですが、私たちは長い間、日本での公演を夢見てきました。ウクライナ国立オデーサ歌劇場のアーティストたちは、侵略者に対する私たちの抵抗をサポートしてくださっている日本の皆様に、大変感謝しています。私たちは日本での公演を、心から楽しみにしています！

ウクライナに栄光あれ！ 英雄たちに栄光あれ！

親愛なる吉田様。この度は、私たちが直面している時期にもかかわらず、「テアトロ・ラ・ボエーム」で演出をしていただき、再度お礼申し上げます。あなたと仕事ができることは、私たちにとって大変な喜びであり、名誉です。ご存知の通り、オデッサ劇場はあなたにとっても「あなたの劇場」と考えていただいて構いません。なぜなら、あなたは私たちの首席客演指揮者だからです。私たちは常に、あなたが私たちに対して示してくださるご協力と、常に私たちを助けてくださることに感謝しています。新しい公演のために、あなたがすぐに戻ってきてくださることを願っています。

今や、ロシアの侵攻がウクライナに引き起こした問題はご存知の通りであり、残念ながら文化や文化機関、私たちの劇場のようなところは、それによって大きな苦境に立たされています。それでもなお、私たちは公演を制作し、上演し続けています。残念ながら、劇場を運営するすべてのスタッフを維持することは困難ですが、全員がこの状況を理解し、公演の質を高く保つために一生懸命働いています。

あなたの指導のもと、日本で公演ができることは大変な喜びです。私たちの音楽を日本の皆様に知ってもらうこと。日本を訪れて知っていただくこと、私たちは日本をとても身近に感じています。この目標を達成するために、たくさんの方々からの支援を受け、日本でのツアーを計画することができれば幸せに思います。またすぐにお会いできることを願っています。