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函館で自信を持って活躍できる場を。障がい者の方とつくる雑貨店

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支援総額

130,000

目標金額 850,000円

支援者
4人
募集終了日
2020年2月25日

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プロジェクト本文

 
障がいのある方も、特技を活かして安心して働ける社会へ

 

●ご挨拶

 

はじめまして、佐藤大輔です。障がいのある方の就労支援の仕事をして12年目になります。

 

短大卒業後は福祉車両を扱っている自動車会社で仕事をしていました。その時に障がい者福祉施設で働いている職員の方とお話をする機会がありました。施設内では就労に向けて様々な訓練をしているがなかなか就労に繋がらない、利用者さんが作成した作品を販売しているが売り上げが少ないため工賃も低いといった厳しい話を聞きました。

 

そのようなことから障がいのある方を支援する仕事があるということを知り、自分にも何かできることはないかと思い福祉の道に進みました。これまで生活支援員、職業指導員、施設長、管理者を経験し、障がいのある方が安心して働くことができる場所、就労支援の場所として令和元年11月、函館市杉並町に「就労継続支援B型事業所 つばさ」を設立しました。

 

事業所でクリスマス会をした時の様子

 

●厳しい知的・精神障がいがある方の就労状況。

継続して働くことができる職場を自分たちの手で実現したい。

 

障がいのある方の就労は、行政や民間で改革の動きがあり、北海道でも年々実雇用率は上昇傾向にありますが、まだまだ難しい状況にあります。特に身体障がい者の方に比べ、精神・知的障がいがあるの方の雇用はいまだ少ない現状があります。例えば平成29年度の厚生労働省のデータでは、身体障がいのある方の雇用人数が8907人であったのに対し、知的障がいがある方3270人、精神障がいがある方1156人となっています(厚生労働省北海道労働局平成29年障害者雇用状況の集計結果より)

 

能力や技能があるにも関わらず、障がいがあるというだけで受け入れてくれる企業が少ないのです。これまで私が就労のお手伝いをしてきた中で、面接時に病名や症状を伝えると「対応の仕方がわからない」といった理由で後日不採用の通知が送られてくるといったことが多々ありました。

 

障がいのある方への理解や受け入れが進んでいない現状を痛感し、個々の障がいを理解し、障がいのある方々が安心して長く働くことができる職場を自分たちでつくろうと思い、当事業所を設立しました。

 

つばさでは現在2名の利用者さんが通所しています。パソコンでは名刺やPOPを作成し、手工芸ではビーズを使用したストラップや、クロスステッチに花や動物の絵を刺繍した額などを作成しています。利用者さんそれぞれの得意なことを活かした作業を通し、就労に向けて一緒に取り組んでいます。

 

クロスステッチ作品を作っている様子

 

●障がいのある方達が販売に携わり、社会との繋がりを持つことができる雑貨店

 

しかし、その完成品の販売委託先が相次いで規模を縮小してしまうなど、販売先が減ってきてしまっています。それならば事業所内で販売してはどうかと考え、函館に住むハンドメイド作家さんの作品にもご協力いただき雑貨店を開くことを思い立ちました。

 

雑貨店では接客、在庫管理などさまざまなお仕事があり、それに携わっていただくこともできます。また、委託販売では体験することができなかった「自分で作った作品を自分で販売する」、「お客様の声を直接と聞くことができる」ということは達成感ややりがいに繋がるのではないかと考えています。
 

この雑貨店を始めるために、事業所の改装費用および備品の購入費用など85万円が必要になります。自己資金ではどうしても足りず、なんとかお力をお借りできないかとこのプロジェクトを立ち上げました。障がいのある方も、得意なことを活かして、長く楽しく働くことのできる職場の実現に向けて、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

アットホームな事業所です。レクリエーションを兼ねて赤レンガ倉庫、クリスマスファンタジーを見学してきました。

 

 

少しの配慮と工夫で、誰もが活躍できる場所がきっとある

 

一番初めの就職先が福祉車両を扱っている自動車会社ということもあり、障がいがある方や福祉施設の職員の方が来店される機会が多々ありました。直接お話をさせてもらうまでは、障がいがある方たちが置かれている状況も分からず、福祉施設での仕事の内容についてもほとんど知りませんでした。

 

働きたいという気持ちがあっても受け入れ先が見つからない、社会との繋がりを持ちたいと思っているけれどどのように関わっていけばいいのかわからないといった当事者の方・ご家族の話や、障がいがある方が安心して暮らせるように、また長く働ける職場へ就職できるよう日々奔走している職員の方々のお話と熱意を何度もお聞きしました。

 

利用者さんの得意に合わせて、お仕事をお任せしています

 

そういったお話を聞いているうちに、同じ社会の中で生きているのに、ただ障がいがあるということだけで我慢しなければならないこと、諦めなければならないことがある…という状況に強く疑問を感じました。そして、もっと障がいがある方を支える仕事がしたい、そんな方が安心して働くことができる職場をつくっていきたいと思うようになりました。

 

自動車会社では12年間仕事をしていました。正直なお話そこから全く別の業界へと転職することへの不安もありましたが、私にできることがあるなら、少しでも役に立ちたいと思い、一念発起して福祉の道に進みました。

 

利用者さんのできることが増えた時や、真剣に仕事に向き合われている姿を見た時、また仕事が終わった後に見られる笑顔が私の一番の原動力になっています。そんな様子を見た時、本当にこの仕事を選んで良かったと思います。

 

利用者さんの作品

 

 

これまで生活支援員や職業指導員として、障がいがある方の生活面や就労面のサポートをしてきましたが、慌てて就職しても仕事が合わなかったり、就職後に体調が悪化し、精神的に不安定になってしまい仕事に行けなくなってしまった、という方も多くいらっしゃいました。また、一緒に働いている社員の方たちとのコミュニケーションが上手く取れず、社内や部署で孤立してしまい、1,2ヶ月で辞めることとなってしまった…ということもありました。

 

実際の体験談

 

・Aさん(30代 女性)

 

学生時代から自分の思っていることが相手に伝わりにくく、友達との付き合い方で悩んでいました。体調を崩して通院した時に会話の流れからこのことを先生に話すと、知り合いの精神科を勧められたので行ってみました。その時にアスペルガー症候群という診断を受け、初めて自分に障がいがあることがわかりました。

 

卒業後はケーキ屋さんで接客の仕事をしていましたが、社員の方とのコミュニケーションが上手く取れず、孤立してしまい2カ月ほどで辞めてしまいました。

 

 

・Bさん(20代男性)

 

知的障がいがあるBさんは、市内のスーパーに就職が決まり、ご本人、ご家族ともにとても喜んでいました。面接の時は本人が気にしていた『指示を受けても直ぐ行動に移すことが出来ない』ということも伝えることができ、会社からも了承を得たとのことで安心していました。緊張と不安の中出勤すると皆さん暖かく迎えてくれたとのことでした。

 

しかし、初めはゆっくりと丁寧に仕事を教えてくれたのですが、徐々に口調が強くなり、「何で何回言ってもわからないの」と怒られてしまう日々が続き、他の社員の方たちからも無視されるようになってしまいました。そして1ヶ月後に面接をしてくれた上司の方から自主退職するようにと言われてしまいました。

 

このように障がいがある方が一般の企業で働くということは、いまだに厳しい現状があります。しかし、それぞれの特性を理解し、少し働き方を工夫をすることができれば、その方の特技を活かし活躍する場が必ずあるはずです。このことを多くの方に知ってほしいと思いますし、障害がある方にも自信を持っていただきたいと思います。

 

私たちの事業所はまだ立ち上げたばかりで小規模ですが、これから利用者さんやそのご家族の方と一緒に、誰もが働きやすく、活躍できる職場をつくっていきたいと考えています。ここでなら安心して、自信を持って働けると実感していただけたらと思います。

 

障がいがあるからといって諦めることのない社会にしていきたいと思うのです。

 

利用者さんの作品

 

 

雑貨店について

 

●雑貨店概要

住所:北海道函館市杉並町9番13号

オープン予定日:2020年4月末予定

営業時間:10:00~18:00

定休日:毎週火曜日

 

当事業所には切り絵やストラップ、人形など細かな作業で作品をつくるのが得意な利用者さんがいらっしゃいます。完成した作品はこれまで福祉センター、市役所の売店、まちづくりセンター、老人ホームなど外部の団体やお店で委託販売をしていたのですが、どこも運営が厳しく相次いで規模縮小となり、販売の機会が少なくなってきました。

 

それならば利用者さんの作った作品を直に販売することができるようにしたいと思い、知り合いの方を通じて函館在住のハンドメイド作家さんの協力も仰ぎ雑貨店を開くという考えに結び付きました。また、雑貨店では接客、販売、在庫管理、売上管理、商品補充、掃除などの仕事があり、実際に利用者さんが携わることができます。そして個々の障がいを理解した職員もいます。雑貨店を通して働く喜びを感じてほしいと思っています。

 

この空間が雑貨店に生まれ変わります

 

利用者さんの作品としては、キーホルダーや切り絵、クロスステッチを使用したクッション、ハーバリウムなどを販売する予定です。また、作家さんからはがま口やピアス、イヤリングなどのアクセサリー、羊毛フェルトでできたぬいぐるみや、木工製品などを販売したいと考えています。

 

また、他の障がい者福祉施設の方の作品も販売することを考えています。

 

協力いただける作家さんの作品例

 

協力いただける作家さんの作品例

 

 

この雑貨店から障がいのある方と社会を繋げ、
活躍の場所や理解の輪を広めていきたい

 

地域のたくさんの方に来店いただき、時間を気にせずゆっくりと作品を見てもらえるようなお店にしたいと思っています。

 


障がい者施設では清掃、雪かき、草刈りなどで外に出て仕事をする機会もありますが、所内で黙々と作業を行うなど、社会との繋がりが薄いことが多いと思います。このお店ができることで、決まった人とだけでなく来店されたお客様ともコミュニケーションを取ることができます。また、自身の作品が販売につながった時には達成感を感じていただくこともできます。そして来店されたお客様には障がいがある方々が活躍している姿を見ていただき、少しでも社会での障がいについての理解が広がればと考えています。

 

 

まずはこの雑貨店を続け、今後さらに函館駅前の空き店舗を活用しての喫茶店や宿泊施設などの立ち上げに挑戦し、障がいがある方の雇用促進に努めていきたいと考えています。そして、生活面や雇用面での不安を少しでも取り除き、「あれもできる・これもできる」を増やしていきたいと思っています。

 

始まったばかりの私たちの挑戦を、どうか応援いただけないでしょうか。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

●ご協力いただける作家さんの紹介

 

 

BEANS様(布小物作家)


動物柄などかわいい生地を使って、がま口、ポーチ、おしりふきケースなどの布小物を作成しています。雑貨店への委託、市内のイベント、サッポロモノヴィレッジ、苫小牧styleなどで販売してきました。
お店で働く人も、来られる人も楽しく過ごせる雑貨店、また行きたくなるような雑貨店にするために、応援させていただきます。
 


 

One's Color様 (レジン作家)

銀河系、空、雲を表現したUVレジンアクセサリーを作成し、函館市内のハンドメイド雑貨店やminneなどで販売しています。障がいのある方も一緒に安心して働ける素敵なお店を目指して、いろいろな面で協力させていただきたいと思っています。近くに来られた際は是非お立ち寄り下さい。

 

 

 

1016-toiro-様(レジン作家)

 

UVレジン、スワロフスキー、チェコビーズなどを使用したアクセサリーを作っています。作品は市内の雑貨店で委託販売し、イベント等にも参加しています。作品を作る時は手に取っていただいた方のお気に入りになるように1つ1つ心を込めて作っています。雑貨店では販売員としても協力させていただきます。障がい者のある方、事業所の職員の方と力を合わせて、たくさんの人に愛されるお店を目指していきます。よろしくお願いいたします。
 

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プロフィール

1976年北海道函館市生まれ。短大卒業後、自動車会社に就職。福祉施設の職員へ福祉車両の説明をしたことがきっかけで福祉の道に進みました。生活支援員、職業指導員、施設長、管理者を経験し、令和元年11月に障がい者施設を立ち上げました。障がいのある方たちが安心して働くことが出来る職場を作っていきます。

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リターン

3,000


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お礼のメールコース

・ご支援をしていただいた支援者様へ感謝の気持ちを込めたメールを送らせていただきます。

※このコースは、リターンに費用がかからない分、READYFOR手数料を除く全額を雑貨屋のオープン費用に充てさせていただきます。
※こちらのリターンを支援いただいても税制上の優遇措置はございません。


申込数
0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

5,000


函館のハンドメイド作家さんの作品コースA

函館のハンドメイド作家さんの作品コースA

・ご支援をしていただいた支援者様へ感謝の気持ちを込めたメールを送らせていただきます。
・函館のハンドメイド作家さんの作品を1点送らせていただきます。

※ピアス・イヤリング・がま口財布の中から1点ご希望のものをお選びください。
※デザインはこちらで選ばせていただきます。

申込数
0
在庫数
30
発送完了予定月
2020年7月

3,000


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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

5,000


函館のハンドメイド作家さんの作品コースA

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※ピアス・イヤリング・がま口財布の中から1点ご希望のものをお選びください。
※デザインはこちらで選ばせていただきます。

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0
在庫数
30
発送完了予定月
2020年7月
1 ~ 1/ 12

プロフィール

1976年北海道函館市生まれ。短大卒業後、自動車会社に就職。福祉施設の職員へ福祉車両の説明をしたことがきっかけで福祉の道に進みました。生活支援員、職業指導員、施設長、管理者を経験し、令和元年11月に障がい者施設を立ち上げました。障がいのある方たちが安心して働くことが出来る職場を作っていきます。

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