織物参考館“紫”|子どもたちに織物の魅力を伝えたい。改修にご支援を
織物参考館“紫”|子どもたちに織物の魅力を伝えたい。改修にご支援を

支援総額

4,071,000

目標金額 3,000,000円

支援者
141人
募集終了日
2022年1月31日

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2022年01月09日 17:16

● カイコものがたり 04

 満月に照らされた明るい夜になった。

カイコのお世話をする少年たちも、寝床で寝ている。

 しかし、ウェイだけは飼育小屋の中で寝ているので誰にも気づかれずに集落から抜け出る事が出来た。

 飼育されているお蚕も普通は逃げ出す事も無いし、また成虫である蛾になる事もない、しかし、生存本能が強いのか変異種なのか、瞬く間に繭を食い破って成虫に変態するものが居る。

 ウェイはそんな、変り者の蛾を追いかけて集落からかなり離れた森の中を歩いていた。

【どこまで行くのだろう?何を目指して飛んでいるのか】

 暫く高く飛んだかと思えば、力なく地上に降りてくる、その繰り返しで移動していく、舞い上がった時には、月光に鱗粉がキラキラと光っていた。

【まるで、自分についてこいと言っているかのようだ】

 そんなことを考えながら少し急斜面の崖を降りると、知らない川が見えてきた。

 ウェイたちは水汲みをする時もあるが、こんな大きな川は見た事が無い、生活圏から完全に外れた地域に来たようだ。

 頭上を飛んでいたはずの真っ白な蛾も居ない事に気付いた。

【ここまでか・・なんだか、喉が渇いた先ずは水を飲もう】

 川辺の大きな石に寝そべりながら、水を飲む。 

あまり美味しい水では無いらしい、ウェイは直ぐに飲むのを止めると仰向けになり、月を眺めた。

【このまま、集落を出て何処かに行こうか、それとも戻るか・・】

そんな事を考えている内に、石の上で寝てしまっていた。

リターン

3,000


A|入館チケットコース

A|入館チケットコース

●織物参考館“紫” 入館チケット(1枚/有効期限:発行から1年間)
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


B|織物カレンダーコース

B|織物カレンダーコース

●2022年織物カレンダー ※
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)
●織物参考館“紫” 入館チケット(1枚/有効期限:発行から1年間)

※どの柄が届くかはお楽しみです。画像はイメージです。

申込数
8
在庫数
292
発送完了予定月
2022年2月

3,000


A|入館チケットコース

A|入館チケットコース

●織物参考館“紫” 入館チケット(1枚/有効期限:発行から1年間)
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


B|織物カレンダーコース

B|織物カレンダーコース

●2022年織物カレンダー ※
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)
●織物参考館“紫” 入館チケット(1枚/有効期限:発行から1年間)

※どの柄が届くかはお楽しみです。画像はイメージです。

申込数
8
在庫数
292
発送完了予定月
2022年2月
1 ~ 1/ 15


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