応援メッセージ紹介その２

●遠藤園子さん

クリスタルボウル奏者・ホリスティック・セラピストとして、地元仙台をはじめ全国で演奏活動や芸術療法のセッションをおこなう。

初めてこのChanthaさんが作ったペンダントやキーホルダーを見せていただいた時、その細工と仕上げの美しさに思わず手にとって見とれてしまいました。そしてそれらのアクセサリーが未だに無数に田畑から出てくる薬莢（やっきょう・拳銃の弾を発射するための火薬が入っていた金属の小さな筒）を溶かして作られたと聞いて、驚くと同時になんて素晴らしい活動だろうと思いました。

ポルポト政権下、大虐殺の時代があったカンボジアでは、未だに田畑に地雷や膨大な薬莢が散らばっているそうです。その薬莢を拾い集めて溶かし、平和な世界への祈りを込めて、平和の象徴の鳩や花、カンボジアの伝統文様のペンダントやキーホルダーとして新しい命を吹き込むというのは何てすてきな発想なのでしょう。戦いの道具から平和の鳩を。そして花を。このアクセサリーを眺めるたびに、作り手の皆さんと心が一つになると思います。人間の発想の可能性を思い出させてくれ、希望を与えてくれるこの活動を、ぜひ応援したいと思いました。