応援メッセージのご紹介/下坂皓洋さん

 

○下坂皓洋さん

（アジア細胞医療学会理事長/財団法人　値域医学研究基金研究開発部長/中国医学科学院協和医科大学名葉教授/北京大学名誉教授）

 

倉林さんからピアノアートサロンが活動を開始して既に41年になると伺いました。
私は音楽雑誌でピアノアートサロンを知り確か開業１年後くらいに訪問してその活動を詳しく知りました。

 

当時は月島にあった東京スターレーンと言うボーリング場の2階にありボーリング場の脇の薄暗い入り口から入りました。私の仲間にはいろいろな職業の方々が居て音楽のお好きな方が多くいました。時々集まっての向かいはあったのですが音楽を楽しみながら飲み食いできる場所はありませんでした。

 

初めて伺って大きな部屋でパーティーも可能と伺い仲間に諮ったところ是非にということになり早速秋に開催することになりました。仲間には弁護士さん、弁理士さん、医者、大学教授、後に棒ビール会社の社長、会長、食品衛生関係の方々、テニス仲間、ゴルフ仲間、スキー仲間等男女合わせて15人くらい集まったと思います。

 

食品と飲み物を持ち込んでピアノを弾きながら楽しい時間を過ごしました。好評で数回開催させていただきました。しかしその後は皆さん要職に就くようになり忙しくなってなかなか集まれなくなりました。私自身も時間がなく1年に1程度ピアノを楽しみに出かける程度になってしまいました。

 

その間海外から日本に勉強しに来ている留学生の方で音楽が好きと言う方をご紹介して音楽を楽しんでいただければと思ったのですがなかなか続けるのが難しいようです。

 

ある時ボーリング場の再開発の話が持ち上がり退去するように告げられたと伺いました。その時には昔集まった仲間の弁護士さんがお手伝いしたと伺っています。紆余曲折はありましたが何とか現在の場所に落ち着いて仕事を続けられて何よりです。いろいろ危機はあったかと思いますがその度に倉林さんが粘り強く対応して無事続いています。

 

ピアノアートサロンがあるのでそこで生活の糧を得ている皆さんが居ます。或いはコ
ンサート、リサイタルの準備のために練習場所を確保したいという方もいます。仲間で集まって音楽を楽しむ方々もいます。音楽好きの皆さんの活動を有形無形の形で助
けているのがピアノアートサロンです。

コロナウイルス騒ぎでピアノアートサロンそのものの活動にも支障が生じさらにはそこを生活の基盤にしている方々も生活に支障が出ています。日本では非正規と称される雇用形態で仕事をされている方々全部が厳しい状況に追い込まれています。この方
々が居なければ日本の社会活動は回っていきません。こういう方々安心して生活して
いける社会をどのようにして確立していけばよいのか考え直す時と思います。

ピアノアートサロンは音楽の専門家、音楽好きのために是非その事業を継続して欲し
い大切な場所です。