作品を愛してくれた方に「舞台芸術のカケラ」をお届けしたい!

作品を愛してくれた方に「舞台芸術のカケラ」をお届けしたい!

支援総額

588,000

目標金額 500,000円

支援者
54人
募集終了日
2023年7月12日

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プロジェクト本文

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▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

こんにちは!

劇団ハイバイの公演制作を行なっている株式会社WARE代表の岩井秀人と申します。

いつもは演劇の台本を書いたり、演出をしたり、「演劇らしきもの」の企画を作ったりしています。

そんな僕が、かれこれ20年ほど演劇を作っておりまして、気になっていたことがあります。

 

「公演が終わった後の舞台美術たち」についてです。

 

実は、あの舞台美術のほとんどは、廃棄されてしまいます。

(小道具屋さんに借りてたものなどは返却されますが。)

 

どれだけお客さんの心に残った作品の舞台美術も、上演期間が終われば、その役割を終えたものとして、ほとんど全てが、廃棄されています。(再演が決まっている場合は除きます)

 

考えてみると、もったいなくないですか!?

 

僕自身、観客として何度も演劇に救われてきました。その際、

 

「あの時見た、あの作品のあの瞬間、舞台上にあった「カケラ」一つでも手元にあったら、その後の人生、相当励みになっただろうな、、」

 

と思ってきました。

 

 

ハイバイ「再生」(原作:多田淳之助 演出:岩井秀人)©︎平岩享

 

 

そこで、いつもなら廃棄されてしまうはずの舞台美術、作り込まれた壁や椅子、テーブル(借り物は除く)、その作品のために特注で作られた小道具などの、「舞台芸術のカケラ」を、作品に感動してくれたお客さんの元に届ける。という流れを作りたいと思いましたので、提案いたします!

 

名付けて

「PoPA (Piece Of Performing Arts) 〜舞台芸術のカケラ〜」

です。(「PoPA」は「ポパ」と読みます!)

 

(ロゴイメージ)

 

 

 

▼演劇作品「再生」と、舞台美術を「再生」する「PoPA」

 

今回は、僕が演出する演劇作品、ハイバイ「再生」の舞台を構成している舞台美術で、PoPAを作り出し、販売しようと思います!

 

この「再生」という演劇作品は、同じ場面を繰り返し繰り返し、さらにまた繰り返し「再生」することで、 これでもかってくらい、「生命の有限性」を描く作品です。  

 

 「ただ繰り返す」という、ものすごくシンプルな構造なのに、「生きるとは?」「生命とは?」という、 めちゃくちゃ普遍的なテーマを、胸に激しく打ち込んでくるような作品です。 

 

  「もう動けないんじゃないか?まだ動けるのか!?」という熱を持って観客が見守る中、

俳優たちは何度も立ち上がり、命を燃やし続けます。  

 

そんな「生まれ変わり(再生:ReBirth)」の姿を舞台上で繰り返すことで、観客に思いもよらぬ感動を呼び起こします。  

 

 

8年前のFAIFAI「再生」(原案:多田淳之介 演出:岩井秀人)©︎加藤和也

 

 

8年前の5月、KAAT(神奈川芸術劇場)で上演した際も、観客はいたく感動してくれて、演出した僕自身も「やっぱこの作品すげえ!!」って思ったので、再演となったわけです。  

 

「絶対に繰り返すことのできない『生命』を、それでも繰り返そうとする」 という、「生命の強さ」のようなものに、観客は熱いものを感じずにいられないはずです。

 

  つまり、「舞台美術を再利用(再生)する」ことがテーマのPoPAに、これ以上なくマッチした作品が、この「再生」なのです。

 

さあ!「再生」を皆さんの力で「再生」させましょう!

 

 

▼詳しい自己紹介

 

と、ここで一旦、少し詳しく僕自身の自己紹介をさせてください。

「もう知ってるよ!」という方は、次の「」まで飛ばしていただければと思います。

 

 

岩井です!©︎平岩享

 

岩井秀人(いわいひでと)プロフィール

作家・演出家・「俳優演劇らしきもの」プロデューサー

2012年NHK BSドラマ「生むと生まれるそれからのこと」で第30回向田邦子賞、2013年舞台「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞受賞。近年は「集まった俳優が、その場でいきなり本読みをする」企画、「いきなり本読み!」などのプロデュース企画も積極的に行う一方で、ひきこもりや父親のDVなど岩井自身に起こってきたパーソナルの問題を題材にして劇作を続けてきた自身の作劇スタイルを発展させ、「参加者自身に起きたひっでー話を書き、演劇化する企画」、「ワレワレのモロモロ」を全国各地、世代を超えて継続的に、公演やワークショップとして開催している。

 2023年はPARCOミュージカル「おとこたち」の作・演出、「子どもの書いたモノガタリを演劇にする」プロジェクト「なむはむだはむ」の太田市美術館図書館での展覧会「かいき!はいせつとし!」などを開催。

 

 

▼「作り手と観客の新たなつながり」としてのPoPA

 

今回は演劇作品「再生」の「PoPA 〜舞台芸術のカケラ〜」で試してみますが、ゆくゆくは、もっともっといろんな演劇作品のPoPAが生まれ、作り手とお客さんの「新たなつながり」となることを願っています。  

 

演劇作品は、上演が終わったらそれこそ跡形もなく消え去ってしまいますし、それが逆に「美しい」ということもわかっています。でも、ものすごく感動した演劇作品の、 ほんの「カケラ」だけでも、手元に残すことができたなら、、  

 

 

ハイバイ「再生」©︎平岩享

 

作品の感動を胸にしたお客さんが、劇場を離れ、いつもの生活に戻ってからも、その「感動のカケラ」が生活の中にあることで、作品のことを思い出し、また違った気持ちで思い返したりする時間も生まれるでしょうし、少しでも長く「あの時のあの感動」の思いにひたることができるんじゃないかなって思ったんです。

 

作り手にとって、「作品がお客さんの心に少しでも長く残せる」ことは、とても幸せなことです。  

 

僕自身、作ってから何年も経っている作品について、お客さんに「あの作品、めっちゃ好きです!」 って言われると、凄まじく嬉しいです「苦労して作ってよかった!!」と心底思います。

 

 

▼作り手にとってのメリット

 

作り手にとっても、さらにメリットになることもあります。

すでにご存知の方もいるかと思いますが、小劇場の劇団は、なかなか資金が乏しく、いつもカツカツです。

 

僕自身も、劇団を立ち上げた当初は、有料の稽古場も借りられず、小道具や衣装、音響機材などを、毎日違う稽古場(公民館)に運んだり、制作さんや、ちゃんとした技術スタッフさんを雇うお金もないので、創作「以外」の作業に、ほとんどの時間を取られていました。

 

コロナの影響でお客さんの総数も確実に減りましたし、チケット料金だけで公演資金を捻出するのにも限界があります。

 

そこで、このPoPAの仕組みが「資金を生み出す新しい選択肢になれば」と思います。

資金に少しでも余裕ができれば、同じ稽古場を何日間か借りて、「稽古場に行けば道具類が揃っていて、すぐに稽古を始められる」という状況も作れますし、PoPAの売上を人件費に回せれば、制作さんや技術スタッフさんを雇い、 演出家や俳優さんも、自分の仕事に集中できます。そのことで、作品のクオリティも上げることが出来ます

 

800人収容の劇場での作品からも、100人収容の小劇場での作品からも、僕自身、とてつもない衝撃と「生きる力」をもらってきました。公演規模の大小に関わらず、 その作品にとんでもない衝撃を受ける人は確実にいます。

 

そういう方にとっては、その作品のPoPAは、何にも変えられない「一点モノの宝物」にもなるはずです。

 

 

ハイバイ「再生」©︎平岩享

 

小さな劇場での公演でも、PoPAによって、公演の終わった舞台美術のカケラをお客様の手に届けることで、新たな資金づくりができるようになる!と、僕は思っています。

 

▼とにかく知ってもらいたい

 

今回のクラウドファンディングは、この「PoPA」の考え方を、演劇を見る人や作る人たちに知ってもらいたいという思いで挑戦してみました。「Tシャツやグッズの物販もいいけど、それよりさらに、作品に直接触れるようなものを手元に置きたい」というお客さんたちの思いや、「もっとお客さんの元に作品を残せたら」という作り手の思いを両方叶える、新しい試みとして、この「PoPA」に、どれくらい賛同してくれる人がいるのかを、実際に聞いてみたいと思ったのです。

 

「この発想は面白い!」と思っていただいた方はもちろん、「『再生』のPoPA、欲しい!」という方も、ぜひご支援いただき、PoPAを手に入れていただきたいです。

 

▼初めてのクラウドファンディング

 

僕自身は「クラウドファンディング」をやってみること自体、今回が初めてです。

知り合いの支援を何度かしたことはありますが、自分がページを作る側になるとは思ってもいなかったです。でも、「舞台美術が捨てられている」という現実と、「お客さんにもっと何か残せたら」という思いが、ガッチャンコした、この「PoPA」を思いついた時、「これは、作り手からもお客さんからも可能性を感じてもらえるんじゃないか」と思いました。

 

もちろん「誰からも賛同を得られないんじゃないか」という不安もあります。

でも、誰よりも僕自身が演劇の作り手として、そして観客として、この「作り手とお客さんの新たなつながり」が、舞台芸術の「新たな面白がり方」「新たな可能性」になると思っています。

 

「感動を形にして、お客さんの手元に届ける」この「PoPA」が、コロナで大きなダメージを受けた演劇の、その先の未来を変えるものだと信じています。

 

ぜひ、作り手の皆さんにも、お客さんたちにも、参加していただきたいのです。

 

 

PARCO「ヒッキー・ソトニデテミターノ」(作・演出:岩井秀人)©︎曳野若菜

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

この「PoPA」という考え方が広がって、ゆくゆくは色んな演劇作品、小劇場から大劇場の作品まで、より多くのお客様の元に「舞台芸術のカケラ」が届けられていくことを祈っています。

 

それによって作り手とお客様に「新しいつながり」「新しいワクワク」も生まれます。

そして劇団やプロジェクトの新しい資金調達方法にもなり得ると思います。

 

「再生」のファンになってくれた方にも、「PoPA」の活動に興味を持っていただいた方にも、

こんな「作り手とお客さんの新しいつながり」への挑戦に、参加していただきたいのです!!

 

ご支援、よろしくお願いいたします!

プロジェクト実行責任者:
岩井秀人(株式会社WARE)
プロジェクト実施完了日:
2023年8月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

【スケジュール】7月中〜8月 PoPAリターンプロダクト製作 8月末リターン配送終了後、本プロジェクト完了 【資金の使途】 PoPAプロダクトデザイン費、 造作人件費、運搬費・配送料、「再生」公演資金、クラウドファンディング利用料

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は、自己資金で対応いたします。

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プロフィール

 作家・演出家・俳優。2003年ハイバイ結成。東京であり東京でない小金井の持つ「大衆の流行やムーブメントを憧れつつ引いて眺める目線」を武器に、家族、引きこもり、集団と個人、個人の自意識の渦、等々についての描写を続けている。 2012年NHK BSドラマ「生むと生まれるそれからのこと」で第30回向田邦子賞、2013年舞台「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞受賞。近年は、パルコ・プロデュース「世界は一人」の作・演出、NHK Eテレ「オドモTV」内『オドモのがたり』構成・出演等を務める。 近年は「いきなり本読み!」などプロデュース企画も積極的に行う一方で、ひきこもりや父親のDVなど岩井自身に起こってきたパーソナルの問題を題材にして劇作を続けてきた自身の作劇スタイルを発展させ、“参加者自身に起きたひっでー話を書き、演劇化する“企画「ワレワレのモロモロ」を全国各地、世代を超えて継続的に開催している。

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リターン

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感謝のメール(リターンなしで「とにかく『PoPA』や『再生』を支援したい!」という方向け)

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感謝のメールをお送りいたします!純粋支援。

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

5,000+システム利用料


「PoPA」初回限定ステッカー&「再生」オリジナルステッカー

「PoPA」初回限定ステッカー&「再生」オリジナルステッカー

PoPAの初回を記念してステッカーを作ります。
「とにかくPoPAを応援したい!」という方や、
「『再生』を応援したい!」という方は、ぜひご支援ください!
両方ともステッカーのビジュアルは「届いてからのお楽しみ!」です。
ぜひ、お手元で初めてのご確認ください!

申込数
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在庫数
91
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1 ~ 1/ 20

プロフィール

 作家・演出家・俳優。2003年ハイバイ結成。東京であり東京でない小金井の持つ「大衆の流行やムーブメントを憧れつつ引いて眺める目線」を武器に、家族、引きこもり、集団と個人、個人の自意識の渦、等々についての描写を続けている。 2012年NHK BSドラマ「生むと生まれるそれからのこと」で第30回向田邦子賞、2013年舞台「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞受賞。近年は、パルコ・プロデュース「世界は一人」の作・演出、NHK Eテレ「オドモTV」内『オドモのがたり』構成・出演等を務める。 近年は「いきなり本読み!」などプロデュース企画も積極的に行う一方で、ひきこもりや父親のDVなど岩井自身に起こってきたパーソナルの問題を題材にして劇作を続けてきた自身の作劇スタイルを発展させ、“参加者自身に起きたひっでー話を書き、演劇化する“企画「ワレワレのモロモロ」を全国各地、世代を超えて継続的に開催している。

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