1年経ちました【別れとはじまり】

大変ご無沙汰しております。

皆様からのご支援のもと、ぷにょプロジェクト第１弾として東京ー京都の大移動を決行してから、早いもので1年が経とうとしています。

 

正確には去年のクリスマス明けからお正月にかけて何回も往復したのですが、今となっては自分でも心折れることなくよくやり遂げたなと思ってしまいます。

1年経って、新天地での猫たちとの生活という「非日常」がようやく「日常」になってきた証なのかもしれません。

 

猫たちは相変わらず元気に暮らしています。12月の中旬にジャムちゃんが天寿をまっとうしたことを除いては。

 

 

モフモフのサビ猫ジャムちゃんは、9月末ごろから、数日間水も食事も摂らない→回復、を１ヶ月おきくらいで繰り返していました。だんだん弱っていく体ではありましたが、最後まで賢く、愛に満ちた心で寄り添ってくれました。

 

彼女を失った今、とても寂しいです。でも、私たちには寿命があり、限られた時間の中でどれだけ幸せに生きられるか、その命題をまっとうするしかないのだと、彼女の介護をする日々の中で気付かされました。仕事に追いたてられていた時期だったにも関わらず、抱きかかえ優しい言葉をかけながら見送れたことは、彼女からの最後の贈り物だったのかもしれません。

 

そんなこんなで暫く気落ちする日が続いていたのですが、水面下では卒業生を中心とした学生たちが、ぷにょプロジェクト第２弾の準備を地道に続けてくれていました。

 

彼女たちは芸大生の感性を生かしたハンドメイド作品の制作活動を行なっており、猫たちのお世話も手伝ってくれています。猫たちと触れ合うことが彼女たちの癒しになるとともに、猫たちが安心して暮らしていけるよう、自分たちの創作活動を役に立てていきたいという思いを持ってくれています。

 

夏頃から話し合いを重ねた結果、京都で活発に行われているハンドメイドマーケットへの出店に挑戦してみよう！という方針が決まりました。そして幸運にもうまく出店許可が降り、年明け1月7日に平安神宮前で開催されるマーケットで猫をモチーフとした何種類かの雑貨の試験販売を行う予定です。

 

お店の名前は「PunyoNeko」、元気な頃のジャムさんの姿をロゴに描いてくれました。

どんな展開になるかわからないことばかりですが、彼女たちの気持ちに支えられながら、猫たちの生活を守るために今後も頑張りたいと思います。

今後はこの第２弾プロジェクトの状況も、アップデートしていきたいと思います。

 

今年は本当に社会的にもいろいろなことがありましたが、来る年が皆様にとって幸多き1年となるよう心よりお祈りいたします。

 

2023年もどうぞよろしくお願いいたします。